大隅良典博士が、単独で、ノーベル医学生理学賞を受賞しました。

また我々の先輩ともいえるボブ・ディラン氏が、文学賞を受賞しました。

喜ばしく思います。

さて、私は揚げ物に目がありません。

とんかつ、メンチカツ、イカフライ、天婦羅、精進揚・・・どれも美味しい。

ただ、油脂や肉類の摂りすぎは健康によくないので、食べるのは週に1、2度にしています。

先程スーパーマーケットで、旨そうなハムカツを見かけて、さっそく購入しました。

駅のそばの精肉店で買ういつものハムカツは、薄切りのハムが使用されていますが(それはそれで美味しいものです)、スーパーのは1.5センチ程の厚みのあるものです。

家に戻り、それをテーブルに広げ、冷蔵庫からトマトを出して、四つ切りにして添え、夕餉にします。

さっそくトマトケチャップとマヨネーズをかけ、それを食んだら、サクッとよい音がしました。

さらに食むと、ほどよい歯ざわりのハムが、ふんわりと肉のうまみをさせました。

シャリをかきこみ、またハムカツを食みます。

やがて2枚のそれは、サクサクと噛み砕かれて、私の中へ消えてゆきました、味覚を楽しませながら。




満ち潮の河口に浮かぶ船が餉(け)は釣りては揚ぐる鯊(ハゼ)の天婦羅    (をさむ)