雨がやんで明るくなった空のもと、自転車に乗って、駅のそばの青果店へ行き、トマトを買ってきました。
私はこの数年トマトにはまっています。
それはあるTV番組がきっかけでした。
数年前、インドの仏教徒の人口が急増して1億人を突破したのを、あるドキュメンタリー番組で知りました。
そしてそんなインド仏教の僧侶のトップに、日本人がいました。
TVは、彼がある制度において下層に位置づけられる人々を救っているところを、映し出していました。
どこの宗教家であるにせよ、世の中を平和に、人々を幸福にしてくれるなら、良いことだと思います。
そんな彼が自らのマンションで、どんぶり飯と、幾つかの小さな干し魚と、皿いっぱいの四つ切りトマトを前に置いて、座しているシーンがありました。
トマトを食べるシーンはないのですが、その口に冷水をかけたご飯をさらさらとかきこみ、時折トマト片を放り込む。そんな様子が想像されて、のどが鳴りました。
インドの暑い気候のもとで、塩をふって食べる新鮮なトマト、さぞ美味いことでしょう。
よく乾いた干し魚も、トマトに合うでしょう。
それ以来、好んでトマトを食べています。
この度も、フレッシュなトマトをあずかり、感謝して、美味しくいただく私なのでした。
腹の空くまま子は青いトマト食ふ (をさむ)