● 憧れの書斎
私のオフィスでは、快適な住まいを設計する場合、必ずと言っていいほど、お父さんのための「趣味の部屋」、又は「書斎」が必要かどうかについて訪ねることにしています。
私が欲しいと思っているのでついつい聞いてしまいますが、書斎があると文化的で豊かな住まいになるからだと思います。
書斎では、本を読んでもいいしホームシアタースペースにするのも良いでしょう。
私はパソコンがあって映画が見れるスクリーンがあって、音響も良い部屋があればいいなぁ~と思います。
住まいの中でお父さんの居場所がきちんとあると住まいづくりがより楽しくなります。
もし私が書斎にいたら何をしようかなぁ~(笑) ワクワクしながら想像してしまいます♪
お父さんの居場所とお母さんの居場所をきちんと確保された間取りにすると良いでしょう。
さて気になるのが「書斎」を設けるときの大きさ、スペースの取り方ですね。
小さすぎても使えない部屋になってしまうし、大きすぎるともったいない余分な部屋となってしまいます。
大きさをどのように決めるかというと「何をメインに利用するか?」で判断します。
「書斎」と言っても、それぞれの使い方があるわけですから、利用する人の「使い勝手」を一番に考えると良いでしょう。
たとえば、
・パソコンを主に使う
・読書(又はまんがを読む)で主に使う
・仕事で主に使う
・映画(又は音楽)を鑑賞することが多い など
いろいろと用途はあると思いますが、どれがメインとなるのかを決めておくと書斎の使い方がはっきりします。
使い方がはっきりすると利用頻度も高まります。
書斎を「無目的」ではなく、目的を持って作りましょう。
使う目的が決まれば机を置いたり本棚を置いたりプロジェクターを置いたりなど、いろいろと具体的に物を配置して使うことが出来ます。
映画を主に鑑賞する部屋にする場合には、「ホームシアタールーム」としてもよいのですが、書斎で一人で見ることが多い場合と、みんなで見るのが多いのかで違って来ます。
書斎で映画鑑賞するなら大きさでいうと「2畳~」という大きさが考えられます。
私なら10畳ぐらいほしいのです(笑)
ただ大きすぎても使わない部屋になってしまうともったいないですから、じっくり考える必要がありますね。
「書斎」という区切られた部屋にする場合と、もう一つは家族みんなで一つのカウンターで勉強したりパソコンを使ったりする多目的スペースを設けるのも便利です。