先日は
こちらの学校にお邪魔して参りました。
↓
ドルトン東京学園中等部・高等部。
(調布市入間町。最寄駅:京王線つつじヶ丘~バス)
ブログタイトルが
「20-4」となっておりますが、
これは、こちらのご紹介記事が
「4回目」であることを示しております。
過去3回、こちらのブログで
学校のご紹介記事を書いております。
未読の方は
ぜひどうぞ♪
↓
【2019年レポート】
【2022年レポート】
【2023年レポート】
…それでもって、
「学校の概要については
過去記事をご参照ください」
と書きますが、
見返してみると
去年も書いていたんだけど、
同校の教育について
ちゃんとした説明をしていくと
もうね
とんでもない文章量になってしまう。
いちおう、
校名の由来程度を書いておきますと、
およそ100年前の
アメリカの教育家である
ヘレン・パーカスト女史が提唱した
教育メソッド
「ドルトン・プラン」を
日本で初めて実装した学校になります。
高校募集なし、
完全中高一貫校として
2019年に開校し、
今年1期生が高校3年生になりました。
これで
中1から高3まで
6学年がようやくそろったことになります。
「ドルトン・プラン」は
学習者主体の学びが前提となります。
生徒自身が
自分が学ぶことを選び、
目的と方法を知り、
計画(スケジュール)をたてて実行します。
「自由」と「協働」を
2つの原理とし、
それらを実現させるためのシステムとして
「ハウス」
「アサインメント」
「ラボラトリー」があります。
前述のとおり、
「ハウス」とか
「アサインメント」については
過去記事をお読みいただきたいのですが、
ボクはこちらにお邪魔しますと
毎回「ラボラトリー」の充実さに
仰天し、舌を巻いて帰ってきます。
毎週水曜の6・7限に相当する
「基礎ラボ」では
職場体験や地域フィールドワークを通じて
探求のスキルを習得し、
金曜の「テーマラボ」では
自分の選んだテーマを探求する。
「起業ゼミ」では
スマホ・アプリを開発して
各企業に運用の
営業活動なんかすらしちゃったり、
校内にある「購買部」的な
無人コンビニ「スマートストア」は
発注・在庫管理から
生徒さんが運営しているお店、
すげーなぁ。
「生徒主体の学び」なので、
時限を知らせるチャイムも鳴らないし、
「生徒がいる教室に先生が来る」
のではなく、
中学1年生の最初から
「生徒が、自分の学ぶべき教室に行く」
という形をとります。
…過去記事を読んでください、
とか書いておいて、
ほんの少しだけ
特色をご紹介しようとしたら、
ほらね、このありさま、
どんどんどんどん記事が長くなる、
同校の特色を
ちゃんと説明しようとしたら
たぶん
40000文字くらい
必要なんだと思う。
・・・原稿用紙100枚。
もう、立派な「論文」の題材に
相当する学校ってことです。
さらに仰天することに、
なんとまあ、
この記事のここまでの内容は
実は「前置き」でございまして、
今回、ボクがお邪魔して
是が非でも聞かねばならない、
と思っていたのが
現・高3生、
すなわち「1期生」。
いったい、
彼らは卒業後に
どんな進路に進もうとしているのだろうか。
しつこいようですが、
同校は「学習者主体の学び」を
すすめていますので、
「みんなで大学を目指そう!」
とか、
そういうこともないわけです。
何年か前には
「生徒が『漁師』になりたいなら
それもけっこう!」
「本校は、
大学進学に向いた学校ではありません」
そんなことを
校長先生がおっしゃる場面もあった。
はたして、
1期生は
「どこ」を目指しているのか?
説明会後に
お世話になっております
広報部の先生とお話ししたところ、
若干名、
専門学校希望の子もいるようですが、
ほとんどの生徒さんが
「大学進学希望」
とのことです。
学校として、生徒さんたちに
「大学に行くように」という誘導は
していないとのことですが、
「ハウス」の中での面談で
やりたいことなどをいろいろ対話するうちに
みんなが「大学進学」を
目指すようになったそうです。
志望先についてですが、
現時点でシドニー大学に2名の合格者、
海外大学への進学希望者は
今後増えていくだろう、とのこと。
また、国内大学への志望者については
やっぱり「総合型選抜」での進学を
目指しているとのこと。
まあ、ここの子たちは
プレゼンとか目的・課題意識については
たしかに「圧倒的」だと思うしね。
こちらは
STEAM棟の教室のひとつ。
机の配置は
担当する先生の考えで異なります。
「ラーニング・コモンズ」。
何年か前に来たときには
ここでくつろぎながら
数学の問題集に取り組む生徒さんと
お話しさせてもらいました。
ラウンジ。
図書館的な役割をもっています。
理科各教室の中心の
「センターエリア」。
こちらは
工事中のカフェテリア。
開校6年目にして
ようやく販売式のごはんが
導入されます。
制服。
・・・だったはずなんだけど、
この5年間で変わりました。
当時は、制服について、
「たとえば『ネクタイ』とか、
どれかひとつを身につけていればよい」
という決まりだったんだけど、
今は「標準服」としての考え方。
つまり、入学式とか
儀礼的な場面ではこの服を着るが
ふだんは「私服」を着る、
ということになっていました。
同校のこの6年の歩み、
「ドルトンプラン」の成果、
それが
来春に初めて
具体化します。
ドキドキワクワクですねw
kama
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