先日

ちかくのショッピングモールに

買い物に出かけたときのこと。

 

 

「血管年齢測定します」

というイベントが催されてた。

 

 

ボクは、どーでもよかった、

・・・いや、むしろ

「やんなくても結果はみえてる」

と思ってたので

素通りしようとしたら

 

いつの間にか

先に受けていた相方が、

「ぜひやれ、すぐやれ、ここに並べ」と、

まるで

この会社の優秀営業マンかのごとく

ボクを「次の人の席」に座らせたもんだから

血管年齢を測定することになった。

 

あとから聞いたら

相方の結果は「99点」。

実年齢よりも

10歳ほど若いという結果で

担当の人からも

「こんないい結果は見たことない!」

と褒められたそうだ。

それで調子に乗って

ボクにも測定させようとしたんだろう。

 

担当の女性(以下、Aさんとします)

「99点の人」が

相方を連れてきてくれたので、

ニコニコ、喜んでくれている。

 

 

この手のイベントにおいては

誰も関心をもってくれないということが

一番ツライことだが、

はやくも「口コミ」、

「芋づる」が起こっている。

なんと喜ばしいことかや。

 

 

・・・と思ったかどうかは知らないけど、

 

 

 

「どうぞどうぞ!!

20秒で測定できますので

ぜひご主人様もやってみてください!」

と、なんだか嬉しそうだ。

 

そいで、

左手の人差し指を測定装置に入れて

待つこと20秒。

 

 

「はい、おわりました~♪」

 

同時に、

すぐ横のプリンターが

結果の用紙を印刷しはじめた。

 

 

プリンターから

用紙の下の方が出始めると、

 

 

Aさん(担当の人)の表情が

みるみる変わっていった。

 

 

Aさんの心境を

想像で代弁するなら

 

「・・・しまった。。。

コイツ、ハズレだった。。。」

 

ではなかろうか。

 

 

 

結果が

悪かったのだ。

 

 

血管年齢57歳。

健康度42点。

 

 

 

プリンターは、

下の方から徐々に印刷していったので、

担当の人には

まず「42点」という点数が

みえたことだろう。

 

この手のもので

「0点」なんて出るはずもなく、

いろいろ忖度がはいって、

まあ、フツーは

60点以上は出るんじゃない?

そこにきて「42点」

 

 

 

「・・・ヤバい、

この人、結果、ヤバイぞ。。。

どうしよう。。。

なんでこんな人に

声をかけてしまったんだろう。。。

こんな人、

来なければよかったのに。。。

そうだ、あの奥さんのせいだ。

じぶんが99点だったもんだから

ダンナを連れてきたけど、

この人「ハズレ」じゃん。。。

どうやってフォローしよう。。。

42点って。。。ププッ。。。

どうしてくれんのよ。。。」

 

 

・・・と思ったかどうかは知らないけど、

 

 

ボクは、

カタカタとプリンターが

結果用紙を印刷していくのにあわせて

Aさんの表情がこわばっていくのを

おもしろく、悲しく、みていた。

 

 

続いて

「57歳」という

推定年齢が印字された。

 

 

ボクは48歳である。

 

 

10歳近く

年老いているという結果だ。

 

 

これまたAさんは

「・・・せめて3歳差程度にしろよ。」

 

 

 

・・・と思ったかどうかは知らないけど、

 

 

いろいろ

しゃべりはじめた。

 

 

 

「ああ・・・※1

そうですね~~~、

 

ちょっと、

よくない結果が出ていますが。。。

 

最近、暑いじゃないですか。

ここにいらっしゃるまでに

汗もかかれたかと思いますし※2

 

・・・そだ、汗をおかきになると、

こういう値というのは

ブレますし、

まあ、ほんの20秒の測定なので・・・」

 

 

と、最終的には

診断じたいを否定しはじめた。

 

 

※1

「ああ・・・」は、

「なんと言い訳しよう」ということを

考えるに充分なほど長めであった。

 

※2

車で行っている。

館内はガンガン冷房。

 

 

 

 

こっちは、

そもそも、悪い結果になることなんざぁ

自分ではわかり切っていることだったから、

「いーんです、気にしないでください」

程度のキモチでいるわけだけど、

 

診断を誘った側としては

そうもいかないのだろう。

 

あれこれ資料をあさりはじめ、

相方とチビはもらわなかったプリントを

(ふたりとも「優良判定」だったため)

探り出し、

ボクに、ひとつひとつ説明してくれて

アドバイスを頂戴した。

 

 

いわく、

「タバコ、お吸いになりますか?」

「いや、吸いません。」

 

 

いわく、

「塩分の強いものをよく食べますか?」

「そもそも食事をあまりとりません」

 

 

 

そして

「運動不足ですか?」

 

 

 

「たまに高尾山を登ってます。」

 

 

 

ここで初めて

Aさんの表情が

パァ~~っと明るくなった。

 

「やった!!

ついにコイツにかける

言葉がみつかったぞ!!」

 

 

・・・と思ったかどうかは知らないけど、

 

 

ものすごい勢いで

 

「いいです!!

それを続けてください!!!」

 

と鬼気迫る勢いで言ってきた。

 

 

 

「・・・お、おう。。。あせる

 

 

 

 

家に戻って

改めて分析結果表をみてみた。

 

 

「実年齢より9歳老化」

という表現よりも

 

「毎年1.9歳の速度で老化」

というのが

案外、ズキンときた。

 

 

1.9歳というのは

ほぼ2歳だ。

 

毎年、2歳分

歳をとっているということだ。

 

2倍の速度で

年老いているということだ。

 

 

・・・なんとかしたい

、、と思うけど。。。

 

 

 

ちなみに、

検査結果で

Aさんがあわてて

いろんなプリントを

ボクによこしてきた件を聞き、

相方は爆笑しておりました。

 

・・・あ、これ

笑い話ですよ。

 

 

猫kama

 

 

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