昨日は、
こちらの学校にお邪魔して参りました。
↓
芝国際中学校・高等学校。
(港区芝。最寄駅:田町)
2023年4月、
この春、
1期生が入学した「新設校」です。
前身校は
東京女子学園。
同校の2・3年生も
同じ校舎で勉強しています。
芝国際中学は、
2023年度入試において
大変注目されました。
出願数は昨年の64倍。
首都圏で2番目に多い出願数を集めました。
(東京ではダントツ1位)
その受験のようすについては
あーだのこーだの言われており、
なんなら
「芝国際ショック」なるコトバすら生まれつつある、
それについてはボクはノーコメントで。
千歳烏山からだと
時間はともかく、
「⇒新宿⇒山手線」という通学経路で
正直、通いやすいとは言えない学校だけど、
今年最大の話題校のひとつ、
これは行っておかねばなりません。
なにせ、1期生を迎えて
まだ2ヶ月の学校なので、
「実績」は、なにもありません。
けど、ポリシーとメソッドは
しっかりされています。
「国際」の部分が強いのは確かで、
たとえば、中学からの入学生の場合、
「6年間で1度は海外で暮らす」
という考え方のもと、
高校2年生の修学旅行は
サンフランシスコ旅行を予定、
在米中は、
ヨセミテ国立公園を訪問したり、
街をあるいたり、
メジャーリーグをみたりという観光のほか、
「アカデミック研修」として、
スタンフォード大学での
プレゼンテーションを経験するとか、
「トップ企業研修」として、
Apple社とか、有名企業を訪問したりと、
充実したプログラムを計画。
ほかにも、タスマニア州政府と
教育連携をしており、
現地校の授業に参加したりもする。
中学のADVANCEDクラスは
英検2級レベル、
英語以外の教科も
英語で受講できるレベルを想定。
そのやや下に
COREクラスが設置されていますが、
来年度よりCOREクラスはなくなり、
国際ADVANCEDと本科の
2本立てになります。
「挑戦、行動、突破、
そして、貢献」を理念とし、
たとえば、
中学生の修学旅行については
行き先は決まっておらず、
生徒に「テーマ」が与えられ、
(今年は
「『平和』に『貢献』できる『活動』をしてください」
だそう)
生徒が行き先や内容を考えるとのこと。
学校が提示する条件は
「1.目的 2.日数 3.金額」
の3点だそうだけど、
金額面については、
生徒たちが考えた活動のために
あと1万円必要だ、となった場合、
「出資者」たる保護者にプレゼンし、
保護者が「マル」「バツ」で判定するのだとか。
・・・うん、これ、
会社ですよね。
同校では
中学1年生から
高校3年生までの6年間で、
デザイン思考、課題発見、
課題の分解などの習得から、
マーケティング、
起業への挑戦などのプロセスを学んでいく。
結果的に、
実社会で活躍できる、
大学入試の総合型選抜に強くなる。
総合型選抜でいえば、
「生徒と創る学校」ということも
強調されていらっしゃいました、
新設校ならではだけど、
たとえば、文化祭だとか体育祭なども
生徒たちが中心になって
創ろうとしているとのこと。
総合型選抜のときに
「学校をつくってきました」というのは
かなりのアピールポイントになるのでは。
また、学力面についても重要視。
まず、高校では
中間テスト・期末テストは行わない。
定期テストを実施することで、
テスト期間5日程度と
そのための復習期間5日ほど、
計10日間ほどを
テスト関係に費やすことになり、
年5回のテストで
50日間がさかれることになる、
それを行わないことで、
3年間で100日分多く
入試演習ができる、という理屈。
定期テストを実施しないかわりに
模試を年間6回は受験し、
そのたびにチェック&フォローを行う。
また「放課後塾」を校内で実施。
1~6時間目の通常授業が
PBL型授業であるのに対し、
中学生は、7~8時間目、
高校生は7~10時間目に
(高校生の終了は20時くらい)
設定されている「放課後塾」は
徹底的に受験対策を行うとのこと。
参加は希望制で、週に3回実施。
今春、男女別での募集はしていなかったが、
結果として
男女比はほぼ1:1になっています。
(若干女子が多め)
校舎は、冒頭の写真のとおり、
12階建てのビルです。
3~6階が教室フロア。
11~12階がアリーナ(体育館)で
屋上が運動場になっています。
長い距離のランニングコースなどは作れませんが、
都心のビル校舎なので、これは仕方ない。
ビルの7~10階は
どうなっているかというと、
「ローラスインターナショナルスクール」
が入っています。
我々の説明会は
6階で行われました。
さすがにピカピカできれいです。
奥には和室もあります。
各フロアには
こうして生徒たちが集まれる場所があり、
かならず書棚があります。
2階に
図書室的な機能の場所はありますが、
校舎全体が「図書館」のような考え方で、
借りたい本が別フロアにあれば
ここまで持ってきて、借りる手続きをするそうな。
理科室。
音楽室。
教室前の廊下。
エントランスから2階へあがる階段。
ここはシアターにもなっていて、
音楽を演奏したり、発表会を開いたりもするそう。
上の方には
放送室はスタジオもくっついています。
順番に校舎を改築してきていて、
この窓ガラスの奥が
最後の旧校舎の取り壊し工事中。
今年の秋には
全ての工事が終わるようです。
kama
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