昨日は、
↓ こちらの学校にお邪魔して参りました。
玉川学園中学部・高等部。
(町田市玉川学園。最寄駅:玉川学園前駅)
玉川学園は
幼稚部から大学・大学院まで
ワンキャンパスに収まる学園で、
その広さは、
東京ディズニーランド
の1.2倍ほど
になるとか。
・・・なので、
ビックリするのは、
「入った」のに
いつまでたっても
たどりつかないこと。
最寄駅は
「玉川学園前」
なのです。
本当に、
駅から1~2分歩くと
「正門」なのです。
ところが、
中学・高校は、
敷地の一番奥にありまして、
こんな坂道を
てくてく歩きますね、
途中の「展望台」らしき場所から
奥を眺めますと、
いくつか建物が見えまして、
(左のがチャペル)
しかし、中高の校舎は、
これより、まだまだ先。
しばらく歩いて
ようやっと、冒頭の写真にあります
高学年校舎の前にたどりつき、
ここからさらに、
広大なグラウンドの前を歩いて、
(ちなみに、このグラウンド、
通常の400mトラックではなく、
1週500mになっているそう。
「もう1歩先」をみるというお考えのもとで
設計されたそうです)
ようやっと、
中学部の校舎にだどりつきました。
(正確には、(小学)6年生から
8年生(中2)までの教室があります)
なんと、
正門から
歩いて20分!!
(急いでも15分くらい)
出かける前に、
学校に会場とか行き方を
電話でお聞きしたんだけど、
聞いといて、ホントよかったです、
「20分かかる」って聞いてなければ、
たぶん、説明会の開始時刻の
10分前とかに駅について、
そこから坂道を
猛ダッシュするハメになっていたはず。
でも、実際に通っている
生徒さんから聞いたところ、
この20分のウォーキングは
お友だちとおしゃべりするのに
いい感じの時間らしいですよ。
さて、タイトルの
「満腹」だけど、
こちら、
本当に、
なんでもそろってる。
しかも
すべてにおいて
「最高級」を
用意しようとしてる。
そんな印象です。
「無いものはない」
という感じ。
たとえば、
そもそも同校は
2008年より
3期・15年連続で
SSH(スーパーサイエンスハイスクール)に
指定されていますが、
理科専門の校舎
がある。
・・・専用教室ではありません、
「校舎」、棟です。
各フロアごとに
物理エリア、地学エリア、
化学エリア、生物エリアと別れていて、
↑こちら、生物エリアの廊下。
天井に、「せいぶつ」って感じの絵。
ここを歩いているだけで、
なんだか「理系」っぽくなれますww
さらに、
この理科専用校舎には
なんと、
プラネタリウムまであって、
天体の動きなんかを見ながらという
なんとも豪勢な授業があるらしい。
理科棟に入ったすぐのところには
ヒグマのはく製が!
説明会を終え、
校舎内をいろいろ見学させていただき、
最後に、
先生にお聞きしたのです。
「いやぁ、本当に
なんでもある、なんでもできる、
という感じなのですが、
『玉川学園ってこういう学校だよ』
って、
ご家庭に一言でご紹介するなら
どういう風に申せばよろしいですか?」
そしたら、先生はニコニコしながらおっしゃった。
「やりたいことが
なんでもできる学校です。
自分の好きなことがあれば、
それを
とことん伸ばせる学校です」
うん、
それは本当によくわかります。
玉川学園といえば
「IB(国際バカロレア)プログラム」
でも有名ですが、
グローバルに活躍したい子は
IBで学習すればよいし、
「探求学習」
→自由研究を全員やってます
「STEAM教育」
→ロボット研究からサンゴの研究まで
多方面でやってます
「国際教育」
→IB以外にも多くの海外研修などがあります
ホントに、なんでもあります。
そして、すべて
「一番よいもの」であろうとされています。
たとえば、同校の恒例行事のスキー教室。
「どうせやるなら世界一の先生を」
ということで、
1930年に、総領事館に交渉し、
当時の第一人者、
ハンス・シュナイダー氏を
講師に招聘したところから
始まっているそうです。
・・・ここまでで
すでに長文になっていますが、
ここからは
順不同、箇条書きで、
「気づきポイント」をご紹介します。
・こちらは中学部の教室。
すべての教室に「ピアノ」が設置。
というのも、「朝の会」と「終わりの会」において、
毎回全員で歌と歌うとのこと。
・歌は「生活の歌」として20曲あるそうです。
・奥に先生の姿がみえますが、
先生方は、職員室ではなく、
こうして「教室」に常にいらっしゃる。
(お仕事もここでなされる)
教室は、いわば「●●先生の部屋」として、
生徒さんの方が、時間割に応じて
教室を「訪問」するような形。
ただ、広大な校舎なので、
移動距離が理不尽にならないよう、
毎週、ち密な時間割が編成されているようです。
・クラス名が独特。
たとえば、
中学1年生は「旧国名」、
中学2年生は「山脈名」とか。
遊び心があっていいですねw
・写真はないけど、美術専門校舎もある。
3Dプリンタとか、レーザーカッターなどもあって、
すべての生徒が、好きなものを作れる環境。
理科棟の一室。
サンゴが育てられています。
同校の「サンゴ部」は、
沖縄の美ら海水族館に出かけ、
バックヤードに入れるというような
研修にも参加できるようですよ。
マルチメディア教室。
こちらは、
いわゆる「図書室」。
蔵書数は66,000冊とのこと。
個別の自習スペースもあり、
面談や、
小規模グループで使えるようなエリアもあります。
高等部の廊下。
高等部の教室。
高学年校舎の正面入り口を入ると、
ご覧のような、
広々としたホールがあります。
ここで集会なども行われるそうです。
壁には宗教画。
上の方の写真にもありましたが、
玉川学園はチャペルを有し、
週に1度の礼拝の時間もあって、
キリスト教教育を実施されています。
しかし、
ミッションスクールでは
ありません。
そのあたりの関係性を
お尋ねしたところ、
創設者様が、
クリスチャンであった。
そこで、キリスト教の教えを
教育の中で役立てようとされた。
キリスト教教育は、
あくまで「テキスト」であって、
信仰を促すようなものではない、と。
実際、卒業生の方で
仏教の僧侶になられた方も
いらっしゃいます。
いちおう、
チャペルとか礼拝とかあるけど、
「そういう色」は極めて薄い
ということのようです。
高校卒業においては、
70%の生徒さんが
「年内入試」で進学先を決め、
さらに
そのうちの70%が他大学、
30%が玉川大学へ進学されるとのこと。
年内入試外の30%の生徒さんが
一般入試での受験に進まれるという
割合のようです。
kama
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