10月15日,水曜日
主は振り向いてペテロをご覧になった。ペテロは,「今日,おんどりが鳴く前に,あなたはわたしのことを三度否認するでしょう」と言われた主のことばを思い浮かべた。―ルカ22:61。
ペテロはイエスとエホバに忠節を保った人ですが,人への恐れを示し,ひどくつまずいたことがあります。例えば,主人であるイエスを一度ならず三度も公に否認しました。(ルカ 22:54‐60)その後にも,クリスチャンらしくない行動を取ったことがあります。異邦人の信者を,割礼を受けたユダヤ人のクリスチャンには及ばない者として扱ってしまったのです。ペテロの態度は間違っていました。しかし使徒パウロは,会衆に階級差別があってはならない、という正しい見方をしており,ペテロの行動によって兄弟関係が損なわれてしまう前に,面と向かってペテロに助言しました。(ガラ 2:11‐14)ペテロはプライドを傷つけられて,命を目指す競走をあきらめてしまったでしょうか。そうではありません。パウロの助言を真剣に受け止め,適用し、競走を続けました。塔13 3/15 1:12」
もし、仮にですが、誰が重要な本部の執筆委員が、
「統治体であっても、一般信者と階級差別があってはならない」
と考え、もし統治体がファーストクラスに乗る予定(確証は取れていませんが)ならエコノミークラス、せめてビジネスクラスに変えるように助言したとすれば…、
また、特別集会の時のモリスの警護はあんなにはいらない、と考えて、最小限の警護に変更すべきだと、統治体員に助言したとすれば…、
また、ウォービックの新しい本部の建物はあんなに豪華なものはいらないので、もっと簡素なものにすべきだと、統治体員に助言したとすれば…、
統治体員は、その執筆委員の助言を真剣に受け止め、適用したでしょうか?
いいえ、これまでの彼らの言動からすれば、その執筆委員を排斥にして、本部から追い出すことは、火を見るよりも明らかです。
彼らにとって、プライドが傷つけられることなど、あってはならないのです。
一般信者のプライドが、ことごとく崩されていくのと、なんという違い、差別なのでしょう!