本日は久しぶりに眉下リフトモニター様の前後写真です・・・
最近本当に脂肪由来幹細胞で仕事時間をすべて費やしてきたような日々でしたので。。。こちら、さぼりがちですみません。。
術前
穏やかな湖面のような静かな変化です。
これくらいの変化がちょうどよいという方もいます。
まぶたのフラットさも私は気持ちよくて好きです。
私がいた世界では手術の結果というのは6か月後を生体反応の一つの区切りとして初めてそこでその手術の結果とみなします。
長らくやっていると、ほとんどの方が手術後1か月、2か月の結果が収束地点のほんの少し手前ということで終わります。
学会で症例発表を行う時は必ず「で、先生、この結果は術後6か月たっているの?」とどこかの大学病院の偉い先生が若輩者を諭すように?よく質問されました。
そして、形成外科の専門医試験を受ける際の書類選考の症例提出は必ず6か月経っていることが必須条件です。なんと、6か月後にほんの少し満たない症例を提出してしまったが故にその年の専門医試験に落ちた後輩を何人か知っています。
専門医試験は一年に一回。受験するだけで何万もの受験料が吹っ飛びます。
基本東京で試験があるので地方の先生はホテル代、交通費もいるでしょう。
落ちちゃうと哀しいです。
確かに6か月というのは本当で、この6か月の間に瘢痕硬縮なり、アレルギーなりほとんどの人が生じない何らかのアクシデントともいうべき事象がごくまれに起こることもあります。それは3か月目にやってくることもあるのです。そして反対に6か月たって左右差などの事態も収束に至ることも何度となく経験してきました。このような場合はいつも祈るような気持ちで診察に臨むのです。
術後直ぐ問題なくてもなぜ???という結果が引き起ってくる事態は6か月の間に嵐のようにやってくることがあります。
体内の免疫状態の不思議、すべての人がなるわけではなく本当にたまたま運悪く突然やってきます。本当に外からはわかりません。採血などで調べることもありますがまずわかりません。手術した方としては打ちひしがれるのです。。。
あ、このモニター様に何かあったわけではないですよ。
順調に静かに6か月が終了しました。