失うことから学ぶ | 家庭犬共生共育トレーナー&共同生活問題カウンセラー田中利幸の気づきとぼやき

家庭犬共生共育トレーナー&共同生活問題カウンセラー田中利幸の気づきとぼやき

2021年11月でトレーナー&カウンセラー歴22年。
”イヌをなおさずして、問題を解決する”が私もモットーですが、そこに至るまでの様々なわんこ先生(犬達)と飼い主さんと歩んだ気づきのメッセージを楽しんで愛犬と共利共生を築いて頂けたら幸いです。

クーガーのブログ-心の庭

こうした庭を見ると、心落ち着く。

緑に安らぎを感じるのは何故だろう?


ここまで、本当に多くのものを失いながら歩んできました。

大切な人、大切な人との別れ、多くの命も失い見届け、そして地面にはいつくばり泥まみれになりながらも、ここまできた。

涙も枯れ果てるまで泣き続けた日々。

悔しくて悔しくて、涙流し歩んだ日々。


そうした中で、私は「失う」ということを多く学ばせてもらいました。

それと同じだけ、「得る」という大切さをこの身をもって痛みと交換で得てきました。

生きようと闘えば闘うほど、苦しいのに人間は生きようとその苦しみにたちむかう。

そして、やっとのところで見えたこの景色。


また新たな失うを学ぶ時が来ているようです。

でも、それと引き換えにまた同じだけ得るチャンスを得ています。


我武者羅にその悲しみを忘れようと猛進猛突で歩んできた日々。

そろそろ、ブレーキをかける時がきたのかなぁ・・。

でも、よく考えたら子どもの時から必死に歩んできたなぁ。

家の仕事を手伝い、自分のやりたいことを二の次に役に立ちたいと頑張った。


そろそろ、ちょっとゆっくりしたい。

まだ早いのかもしれないけど、体が悲鳴をあげている以上今度はそうするしか仕方ない。

諦めることも、前に進むために必要なこともある。

逃げるのではない。

前に進むために諦めることは、それは前進することになる。


自分の見えない闇とそろそろ真剣に向き合い、しっかりと見つめていこうかなぁ。

きっと今まで紛らわしてきた心の傷の痛みが、体の痛みになって気付けと発しているのだと思う。

今日は車椅子で周囲を眺めながら、動かない痛みを発する半身と語り合った 。

こんな経験をさせてもらえることに感謝したいと思う。


そして、失ったものたちの痛みを感じながら、この痛みを育てて活かそうと思う。

もういいだろう・・そろそろ目をそむけず、ゆっくり向き合いたい。


ここまで長かった・・。

でも、これからが本当の長い次の門出となるだろう。

ゆっくり時間を楽しもうと思います。