人の欲のために共育が必要 | 家庭犬共生共育トレーナー&共同生活問題カウンセラー田中利幸の気づきとぼやき

家庭犬共生共育トレーナー&共同生活問題カウンセラー田中利幸の気づきとぼやき

2021年11月でトレーナー&カウンセラー歴22年。
”イヌをなおさずして、問題を解決する”が私もモットーですが、そこに至るまでの様々なわんこ先生(犬達)と飼い主さんと歩んだ気づきのメッセージを楽しんで愛犬と共利共生を築いて頂けたら幸いです。

アメバでは初投稿!


何でトレーニングが必要なのか?

それは多くの方の疑問かもしれない。

犬好きな人なら、幸せな暮らしのためという理由になるかもしれない。

犬の苦手な方、社会を考えるなら、人間社会で迷惑をかけないようにとなる。


でも、私は根本はこう思う。

人の欲のために必要だと思う。

人が犬を飼いたいと思うことから、もう欲。

その欲を満たし、犬がその欲の犠牲とならないために必要だと思う。

だから、人が欲しなければ必要がない。

人が犬を飼わなければ必要ないが、人が飼う以上、彼らがその欲の犠牲とならぬように必要なだけだと思う。


そうでなければ、ただの命の売買。

犬を買えるか買えないか?を考えるだけで、本当に飼えるか飼えないか?を考える方は少ない。

自分が犬種も買えるか考えるだけで、飼えるか?を考える方は少なくなっている。

お金を払って、その子を買う。だから自分の物だ、自分の好き勝手に、自分のイヌだから何でも言うことをきけ・・となる。

これってよく考えたら人間はイヌという命と心を買ったオーナーだから、何でも犬は言うことを聴け、楽しむ、癒しを与えるのが当たり前だというのと同じだと思う。


だからこそ、迎えることを否定はしないが、迎えるからには、自分の欲を否定しないためにも、だからこそトレーニング(共育)を行ってあげてほしい。

あなたに迎えられてよかったと犬が思えるように努力してあげることが必要だと思う。

自分が迎えてよかった・・。好きだから・・そこで終わればただのエゴになる。

彼らのことを知るために共育は最低の彼らへの配慮であり、自分たちが出来る最初の奉仕だと思う。

相手を思いやる・・もっと犬としての彼らを尊重できる飼い主さんが増えてほしい。