プロチョーネです。あちこち梅が満開、を通り越して早くも散り始めてるような気がします。あのー・・・梅ってこんなに早くから咲いてるものでしたっけ?
曇り空背景なので見づらいですが・・・
いや、旧暦でも桜以前の「花」といえば梅であっていつも2月には咲いてるわけですが、それにしても今年の咲きぶりは早すぎる気がします。
異変は最近も言ってるように、動物たちの動向にも現れています。
昨日のことですが、週明けは大量の捕獲で始まりました・・・。
川口の面々(左からアライグマ、ハクビシン成獣、幼獣)
僕が行ってる自治体では2頭、川口市で3頭、越谷、富士見市で1頭で7頭もの捕獲ですよ。春先ならまだしも今まだ2月ですよ?間違いなくこれまでの2月にはなかった捕獲数です。
内容もあまり統一性はありません。
かなり肉付きのいいオスのハクビシン。4㎏を越えてました。
こちらのアライグマはかなり痩せ細ったオス。ハクビシンと同じくあちこちうろついていたのでしょうが、体格は対照的です。
それもそのはず。この通り、左手が先からなくなっていました・・・
こういう個体はたまに見かけるんですが、おそらくイノシシ、シカ用のくくり罠(主に猟友会の人たちが有害獣駆除のために山に仕掛けてます)に引っかかり、無理やり逃げようとして手がちぎれたのだと思います。埼玉県北だとそんな場所が結構多いようです。
駆除する立場からすると安易に「かわいそう」とも言えませんけど、疥癬になったタヌキと同じく、早く楽にしてあげることしかできません。(疥癬タヌキは処分できない自治体がほとんどですが・・・。)
で、今日は上のハクビシンが捕まった所でアライグマの捕獲がありました。ここは荒川沿いなのでこの季節ですと移動中のオスばかりが捕まるのですが、こいつはメス。既に子供を産んでいる感じすらありました。これもまた暖冬によってアライグマの移動が速まっている証明なのかもしれません・・・。
さらにもう1頭またハクビシンです。山の方で捕まったのですが、こちらもメスで既に出産しているような感じでした。
通常ならオスしか捕まらないような場所でもメスが捕まり、性別に関係なく早くも移動しだしているのでしょうか。例年なら、2月なんて時期はせいぜい移動しているオスしか捕まらず、ハクビシンなんてそもそも捕獲も珍しかったというのに・・・。
やはり動物たちに人間の認識は通用しないですね。状況に合わせてすぐに対応してしまうことが改めてよく分かりました。