羨ましい白さ | IDSアライグマ・ハクビシン・スズメバチ駆除日記

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ハチ・有害獣駆除担当のヴェスパ1号、アライグマ駆除担当の変人プロチョーネ1号、太ったネズミ駆除担当ムスムスクルスムスクルス初代 そして、ハクビシンのツヨシとヨワシの日常の奮闘ブログです♪
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 プロチョーネです。台風前に柿をとっておこうということで知り合いの人の柿をいくつか切って一緒に食べました。結構高い位置にあるのと細い枝の先になっていたのでアライグマたちにもさすがに手出しが出来ず、おそらく日当たりはよかったのか見た目よりは甘みもありおいしかったです。

 今年は野菜にしろ果物にしても異常気象で不作だらけなのでアライグマたちの栄養状態も悪いのかと思うかもしれないですが、捕獲される数が減っただけで、捕獲される個体はいずれも大きく、健康状態もよさそうという奇妙な状況が私の見る限りでは展開しております。これも推測するしかないですけど、彼らの適応能力を考えると生活の方針を変えたのではないかと思っています。

 今年はいつものように農作物や放棄された果物に頼れないうえ7月下旬からはきつい暑さが続いたので、彼らは川沿いや奥まった水辺など涼しいところを中心に暮らすようにし、食べ物も主にそのあたりにいるカエルなどの両生類や虫を主食にしていたのではないかと思ってます。カエルはいるところにはうじゃうじゃいましたし、虫たちも暑さに構わず普通にいましたからね。

 ※カエルを食べる野良猫(9月撮影)

 

オーストラリアの猫、毎日100万匹以上の爬虫類殺す

https://www.afpbb.com/articles/-/3179890

 

 この記事のように、猫でさえも毎日大量の爬虫類、両生類を食べているという話ですから、元々両生類を食べることに特化しているアライグマが食べないはずはないですからね。この程度の気候変動でアライグマがくたばるとも思えないので、おそらく今年は人目につきにくいところで暮らす傾向が強いのかもしれません。いつかこんな推測を実証できる日がくればいいのですが。

 

 で、今日捕獲した大きなオスはこんな推測を少し証明してくれた気がしています。

 見ての通り、びっくりするほど綺麗な歯をしています。普通なら虫歯で黒くなっていたり罠の中で暴れたりして牙が折れたりしてることが多いのですが、この個体は歯磨きでもしてるんじゃないかというくらい白いです。

 人間ですら虫歯だらけで、厚労省の調べだと成人の9割は虫歯があるという話ですから野生動物でここまで白いのは驚異です。おそらく糖分少な目な食性で、まさに両生類や爬虫類などを中心に(または穀物や野菜?)生活してきた現れなのかもしれません。

 

 ともかく今日はこんな感じで。今日はあちこちのスーパーが台風前でごった返していたように、かなり巨大な台風が来てしまいそうで心配でございます。皆様お気をつけてお過ごしください。

 僕は当然家にこもりますけれども。