金山城(日本100名城) 1 歴史 | みどりの木のブログ

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栃木県足利市でレンタカーを借

りて、渡良瀬川を渡り新田氏の

本拠地であった、群馬県太田市

に行きました。

 

赤印のある所が金山城です。

 

現地にある案内板です。

 

新田金山の頂上にある山城で、

本丸跡とされている地点に新田

神社があります。新田氏は河内

源氏の一流であったのですが、

鎌倉時代に頼朝の時代から近親

として優遇され、北条氏と婚姻関

係を結んできた名門の足利氏に

比べ、足利荘からの分家的地位

にあったため、

 

 

 

名声も官位も領地の規模や幕府

内の地位もはるかに劣ったばか

りでなく、貧富の差は広がるばか

りでした。ただし、対立していた

わけではなく、鎌倉時代を通して

婚姻関係もありました。

失態の処理の融通などから鎌倉

後期には新田家は足利家に対し

て従属関係にあり、建武の新政

以前の義貞は尊氏の指揮下の

一部将であったとする研究もあ

ります。こうした逆境の中、元弘

の乱(1331年)で後醍醐天皇

に呼応して関東方面の主将と

なり、名目上の総大将は幼少

の足利義詮(尊氏の子)であっ

たとはいえ、鎌倉幕府の北条

得宗家を滅ぼしました。

 

歴史

古代から金山は上野国新田郡の

郡庁があり、金山周辺は開発され

て、金山には水の枯れることのな

い日ノ池があり、聖地・霊場として

平安時代から祭祀が行われてい

ました。金山からは関東平野が見

わたせ、富士山も見えることがあ

ります。

 

聖地「日ノ池」です。

築城で築かれた石垣ではなく、

古代に聖地・祭祀の場として築

かれていたとも言われます。

 

現地にある金山城案内板です。

 

しかし、1108年の浅間山の噴火

で火山灰に覆われます。

そこを再開発したのが新田義重

でした。新田一族は荘園内に分

家して各地に広がりました。

 後醍醐天皇の新政末期には、

1336年(建武3年)に佐野義綱

が新田庄の新田城を攻め落とし

たという記録があります。新田

義貞によって金山に建築されて

いたのではという説があります。

新田城は新田氏の詰城であった

ようです。

 

新田義貞肖像画です。(正法寺蔵)

 

その後、南朝と新田氏が滅亡

し、室町時代末期から戦国時代

になります。新田荘は分家の

岩松氏の支配地となります。

現在の金山城は新田氏の分家

である岩松家純が、1469年に

築城しました。

 

新田氏系図です。

 

新田義貞の孫である岩松満純が

岩松家初代です。

頼有(得川)とありますが、これが

家康の先祖とされて、得を徳に変

えています。

 

現地にある城主系図です。

実際に築城したのは横瀬氏

です。新田義貞の三男・義宗

の子と伝えられる、横瀬貞氏

は家臣の横瀬時清の娘婿と

なり、横瀬氏を称します。

のちに岩松氏の執事となり、

岩松氏の実権を握ります。

 

標高239mの金山山頂の実城

(みじょう)を中心に、四方に延び

る尾根上に、西城・北城(坂中城)

・八王子山ノ砦の、4つの曲輪を

造成し、これを堀切・土塁などで

固く守った戦国時代難航不落を

誇った山城です。石垣や石敷き

が多用されていることで、従来、

戦国時代の関東の山城に本格

的な石垣はないとされた城郭史

の定説が金山城跡の発掘調査

で覆されました。

 

大手虎口のすばらしい石垣です。

 

 山麓にも城主や家臣団の館・

屋敷があったと考えられ、根小

屋(城下)を形成していたと考え

られます。

 

現地金山城絵図です。

 

本丸にある新田神社拝殿です。

 

新田氏は北条氏の関東進出

により、その家臣となります。

1590年豊臣秀吉によって、

後北条氏が滅亡しますが、こ

の時に金山城は無血開城し

て廃城となりました。

 

平成18年に日本100名城に

なりました。

 

今回はここまでで、明日に続きます。

 

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