みやのまえ文化の郷紹介5 柿衛文庫・レオ・レオーニ | みどりの木のブログ

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1日おきに更新しています。

昨日の続きです。

今日はみやのまえ文化の郷最終回です。

ここには酒造で伊丹が繁栄して、俳諧など

の文化も発達しました。

 

旧石橋家広縁にあるお月見のお供え物です。庭を挟んで柿衛文庫があります。

 

下図にある柿衛文庫と伊丹市立美術館の方に行きました。

江戸から明治にかけて、伊丹は文人墨客の往来もさかんで

した。岡田柿衞翁による新たな系統的収集を加えて成立した

のが柿衞文庫です。
 「柿衞」という名は、江戸時代に伊丹の美酒にひかれて訪

れた文人たちが愛でた「柿」の木を「衞る」というところからつ

けられたものです。
 文政12年(1829年)の10月のことです。漢詩人・学者と

して有名であった頼山陽が、同じく学者の篠崎小竹、画家の

田能村竹田や高橋草坪らと、箕面の紅葉狩をかねて伊丹へ

来遊しました。当時、伊丹銘酒として知られた「剣菱」の醸造

元坂上桐陰家で酒宴が開かれ、その席にみごとな柿(へた

の周囲が丸く盛り上がっているので台柿と呼ばれています)

が供されたのです。山陽たちはそのあまりな美味に驚くとと

もに、岡田家の庭にあるだけのたいへん珍しい柿だと聞き、

各々の感興を詩文や画に託したのです。それ以後、岡田家

の当主は「柿園」・「柿陰」など柿に由来する雅号を持ちます。

柿衞文庫の庭には2代目の柿木があります。

 

庭にある2代目の柿の木です。


二十二代の岡田利兵衞は「柿衞」と号しました。
柿衞翁は明治25年(1892年)伊丹に生まれ、

家業の酒造業を継ぐとともに、伊丹町長、伊丹

市長の要職を歴任、伊丹市名誉市民となりまし

た。さらに芭蕉を中心とする俳文学の研究にい

そしみ、多くの貴重な資料を収集しました。

1982年に90歳で亡くなった、翁の遺志により、

そのコレクションは財団法人化され、昭和59年

に建物が竣工、そのコレクションを展示したのが

柿衛文庫なのです。

 

このすべての土地は最盛期岡田家の敷地でした。

 

柿衛文庫を見学したときは、「伊丹の近代の俳人たち」

という特別展がありました。

 

解説板です。

 

展示品室の様子です。

一部紹介すると

 

伊丹の文人だった鬼貫の紹介です。

弟子が少ないために、芭蕉のような

有名人にはなりませんでした。

 

伊丹で詠まれた高浜虚子の句碑です。

 

黒染寺にある鬼貫の墓参りをする文人たち。

 

隣の伊丹市立美術館では

 

レオ・レオーニ展が開催されていました。

地下室に行くと

 

レオーニ展の様子です。

 

レオ・レオーニは、1910年にオランダのアムステルダムで生まれました。

家はユダヤ人の裕福な家庭で、コレクターだった叔父の影響で、パブロ

・ピカソやパウル・クレーなどの芸術に囲まれて育ちます。14歳の時に、

イタリアのジェノヴァに移住し、その後スイスのチューリッヒ大学にて経済

学を学びました。

1939年に、イタリアのファシスト政権誕生と人種差別法公布により、

アメリカ合衆国に亡命し、フィラデルフィアの広告代理店NWエイヤーに

就職する。ニューヨークで複数の新聞社で美術担当編集者、グラフィッ

クデザイナーとして働きながら、美術学校や大学で講義を行い、各都市

での巡回展も開いた。1945年にアメリカ国籍を取得し、1953年には

アスペン国際デザイン会議の初代会長を勤めます。1959年に孫のた

めに作った絵本『あおくんときいろちゃん』で絵本作家

としてデビューします。

1962年に再びイタリアに戻り、自身の本のイラストレーターや、彫刻

の活動を始めます。1999年に亡くなるまで約40冊の絵本を発表しま

した。

 

今日はここまでです。明日が最終回です。

 

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