映画「空海―美しき王妃の謎」を昨日見てきました。
2018年2月24日より、TOHOシネマズで公開されました。
なので、今日は梅の花写真の予定でしたが、予定変更して、
映画「空海―美しき王妃の謎」の感想です。
この映画は日中共同製作映画で【原作】夢枕獏さん
で小説「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」が元ネタです。
中国での公開タイトルは「妖猫伝」です。
黒猫が主役?言葉を話す黒猫は、楊貴妃の死の謎
を知る幻術師が乗り移っていたのです。
【監督】陳 凱歌(チェン・カイコ―)さん
【主演】染谷将太さん(空海役)です。
10年前から製作予定されていました。
あくまで架空の物語です。
内容は空海が楊貴妃の死の謎を解明する物語です。
決して弘法大師空海の修行内容ではありません。
ただし、密教の高僧恵果から、何故密教の全てを伝授
されたかが最後に分かります。
左から松坂慶子さん・阿部寛さん(安倍仲麻呂役)・染谷将太さん(空海役)
・ホアン・シュアンさん(白楽天役)声優は高橋一生さんです。中国語の吹き
替えなので口の動きは合っていません。
空海の師恵果の俗姓は馬氏。長安の東にある昭応の出身。
真言八祖の第七祖。真言八祖像として描かれるときは、童子
を従えた姿に描かれることになっている。 業績[編集]. 出家
した後、不空に師事して金剛頂系の密教を、また善無畏の
弟子玄超から『大日経』系と『蘇悉地経』系の密教を学びま
した。『金剛頂経』・『大日経』の両系統の密教を統合した第
一人者で、両部曼荼羅の中国的改変も行った。長安青龍寺
に住して東アジアの様々な地域から集まった弟子たちに法を
授け、一方では代宗・徳宗・順宗と3代にわたり皇帝に師と
仰がれました。
(ウィッキペディアより引用)
空海にすべてを伝授したのは、世界各国に自らの教えを広め
たかったためと考えられます。空海は中国語も出来て若く優秀
なために、適任と考えられたのでしょう。
日本にも中国僧のいるお寺があったので、空海は唐に行く前
にそこで中国語を学んだそうです。最近のNHKの番組では、
私費留学僧になっていましたが、804年に正規の遣唐使の
留学僧(留学期間20年の予定)として唐に渡りました。入唐の
直前まで一私度僧であった空海が突然留学僧として浮上する
過程は、今日なお謎を残しています。NHKの番組では「水銀」
の発掘に成功して、富を得ていたという話でした。水銀は柱な
どを朱色(丹)に塗るために必要なものでした。
公式の動画で約30秒です。
安倍仲麻呂も楊貴妃に思いを寄せていたのか?というシーンです。
楊貴妃は中国人と西域の人との混血という設定なので、今回の楊
貴妃は西洋人ぽい感じがありました。
過去に描かれた楊貴妃像は
寳山遼墓壁畫:頌經圗です。
楊貴妃の顔の部分だけは汚れを除去しました。
日本の高松塚にある飛鳥美人的な感じですね。
最後に
現在のこの映画のネットでの評価は2.7でした
が、ストーリーが奇抜で、豪華な舞台や衣装など
素晴らしいので、私は個人的に4.0の評価です。
この上さらに泣けるシーンがあったら5.0です。
涙の出るよなシーンは美しい音楽とともにあるこ
とが多いですね。聴覚と視覚両方が同時に刺激
されることが必要です。
今日は此処までです。明日から梅写真です。
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