月山富田城の紹介1 歴史など | みどりの木のブログ

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今日からは月山富田城の紹介です。

2017年12月8日に訪問しました。

 

歴史

月山富田城(がっさんとだじょう)は、島根県安来市広瀬町富田の月山(標高197m)に造られた山城です。

戦国時代に山陰の覇者尼子氏が本拠を構え、山陰・山陽十一州を手中に収め、170年間の尼子氏六代が

本城とし山陰・山陽制覇の拠点とした月山富田城は、その規模と難攻不落の城として、戦国時代屈指の要

害でした。また艱難(かんなん)辛苦に耐える悲運の武将・山中鹿介の出た城としても有名です。1934年

に国の史跡に指定されました。2006年には「日本名城100選」にも選ばれています。石垣が築かれたの

は1600年以後の堀尾氏の時で、尼子氏以前にはほとんど石垣はありませんでした。


月山富田城の本丸から、中海方向を見たところです。
中海(下の地図)には尼子氏の港がありました。


グーグルより引用の島根県写真地図です。1611年に堀尾吉晴は本拠地を

月山富田城から、自ら築城した松江城に移しました。



現地の月山富田城の絵図です。

 


立体模型の月山富田城です。


平安時代
この城を築いたのは、保元・平治のころ(1156~1159)に、平家の大将悪七兵衛平景清です。「平景清が

 

 

 

 

 

 

 

富田荘に来た時、八幡社を移して築城した」と伝えられています。しかし、諸説があります。築城は長寛から

文治年間(1163~1189)の頃と推定されています。

鎌倉~室町時代
鎌倉幕府の成立によって、出雲守護に任命された佐々木義清が富田城に入ってから、鎌倉時代後半に守護

が塩冶大廻(えんやおおさこ)城に移ったことはありましたが、南北朝時代には山名氏、室町時代には京極氏

と歴代の守護の居城となりました。

戦国時代
月山富田城が最も栄えたのは、京極氏の守護代であった尼子経久(つねひさ)の時代です。尼子氏は京極氏

の分家ですが、尼子経久は下克上の戦国期に、守護代の地位から守護京極政経に叛いて、戦国大名として

独立しました。尼子経久はこの対立から富田城を追われましたが、文明18年(1486)に富田城奪回に成功

します。その後出雲諸城はもちろん、天文10年(1541)に84歳で没するまでに、山陰・山陽まで領て、最も

繁栄しました。

 

尼子経久の肖像画です。


1537年(天文6年) 尼子経久は長男戦死のために、孫詮久(晴久)に家督を譲ります。
1543年(天文12年) 大内・毛利連合軍に攻められるが、新宮党尼子国久(経久次男)らの奮戦により撃退

      します。
1552年(天文21年) 尼子晴久、足利義輝及び朝廷より山陰山陽八ヶ国守護、従五位下修理大夫に任命さ

      れます。
1554年(天文23年) 尼子経久の次男国久を頭とする、新宮党が毛利元就の策略で尼子晴久と対立して、

      晴久は国久・誠久父子を殺害して、尼子最強軍団新宮党を粛清します。
1560年(永禄3年) 尼子晴久急死し、嫡男の義久が家督を継ぎます。
1565年(永禄8年) 毛利氏の包囲を受け、義久は月山富田城に籠城します。
1566年(永禄9年) 兵糧が尽き開城します。義久捕らえられ安芸国へ送致されます。城代として毛利家臣、

      福原貞俊、口羽通良が居城します。


安土桃山時代
1567年(永禄10年) 城代として天野隆重が居城。
1569年(永禄12年) 尼子氏旧臣山中幸盛ら尼子再興軍が、月山富田城を攻めますが落城しませんでした。
1570年(元亀元年) 毛利勢本隊の援軍が来て、尼子再興軍は敗退します。

江戸時代
1600年の関ケ原の戦いで、西軍だった毛利氏が敗れて、出雲の領地を失います。
1600年11月に堀尾吉晴が24万石で入城し、城主だった吉川広家は周防岩国に転封します。堀尾吉晴は

      月山富田城の下層部を石垣の城にしました。

 

堀尾吉晴の肖像画です。豊臣政権3中老の一人と言われます。


1611年に平和な時代になったので、堀尾氏は松江城を築き移転します。そのために月山富田城は廃城に

      なります。


月山富田城の本丸です。晩秋なので紅葉の絨毯が輝いていました。

 

今日は此処までです。明日に続きます。

 

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