昨日2016年7月16日に大阪の平野郷の
散策に行きました。6時間歩き回り撮影しました。
今日はその平野郷の歴史紹介です。
平安時代初期(西暦800年ごろ)坂上広野麿(征夷大将軍
坂上田村麻呂の次男)が蝦夷との戦いで武功を立て、朝廷か
ら杭全の周辺を賜り、開発領主となります。「平野」(ひらの)と
いう地名は廣野麿の“廣野”(ひろの)が転訛したと言われます。
862年(貞観4年)、廣野麿の子供の当道(とうどう)が、京都
祇園八坂神社より素盞嗚尊(すさのうのみこと)を勧請し社殿
を創建、それが現在の杭全神社です。
時は流れ、平安後期には国産仏教第一の宗派として、融通
念佛宗が誕生し総本山「大念佛寺」を構えます。1200年頃に
河内源氏の杭全氏が杭全庄の開拓を行ったが、1400年頃
から坂上行松を祖とする平野氏と、のちに「平野七名家」と呼
ばれることになる、平野氏の庶流が荘園の自治に携わります。
平野七名家とは、末吉氏、土橋家、辻花氏、成安氏、西村氏、
三上氏、井上氏の7軒でした。この頃に平野庄と呼ばれ始め
る。杭全(くまた)氏は源平の合戦で没落しました。杭全庄、
平野庄、平野郷は同じ地域の名称です。また、7名家が本当
に坂上広野麿の子孫かどうかは確かではありません。
1704年の大和川付け替え前の地図です。(大阪府Webページより)
戦国時代には町周辺に環濠を建設、防御を備えた環濠集落に
なります。「平野衆議定書」なる15ヶ条に及ぶ町掟が、町人達に
よって制定され、“自治都市・平野”として堺と同様に発展します。
しかし、織田信長に屈服して、のち豊臣秀吉が天下統一を果たす
と、有力商人は大坂・天王寺村へ移住させられ、環濠は埋め立て
られます。これが大坂の役で徳川方に付く遠因となったとも言わ
れます。大きく発展する自治都市として中心を担ったのが坂上氏
の子孫からなる「七名家」でした。その筆頭である末吉家は信長、
秀吉から手厚く保護され、商業活動を国内外へ積極的に行ない。
朱印船貿易では莫大な富を得て豪商となります。
また織田信長に堺が攻撃された際など、堺の子供や女性が平野
へ避難する事もありました。ただし、平野郷は秀吉から妻の高台
院に与えられ、彼女が死去するまでその所領となります。死後
に天領となりました。
大坂の役では、平野庄に徳川家康の陣が設けられ、末吉氏
は平野庄の代官に任命されます。大坂の役後は倒壊した町の
再整備を行います。大坂の陣(1615年)では平野は戦場となり
灰燼となります。しかし翌年には七名家を中心に町は再興へと。
碁盤の目の現在の町割りは、1616年に行われた当時のままで
以降、平野地域は戦災に遭わず、現在でも名残を留める遺構が
数多く残っています。環濠も再度造られます。この頃から平野郷
と呼ばれるようになります。
1763年の平野郷地図です。集落の周りを堀で囲んだ環濠集落でした。
集落の出入口13ヶ所に設けられた木戸から各地への街道が通じ、交通
の要衝の地でした。(現地資料より)
昭和になり環濠はすべて埋め立てられますが、
杭全(くまた)神社の東側部分は復元されました。
上の古地図①の位置です。
掘った土は内側に盛って、土塁にしていました。
平野公園に残る土塁です。古地図②の所です。
土塁の向こうは堀でした。
上の古地図にある末吉家の正門です。北東角から撮影しました。
手前のブロック塀は分家の末吉家です。
未公開なので中には入れません。
上の古地図にある末吉本家を北西角から撮影しました。
古地図の広さは、現在分家3家が東側部分を分割相続
し敷地は3分の2程度に縮小されています。
墾田永代私有令の後で、開発領主の坂上広野麿が
住んでいた屋敷跡は
ズームアウトすると
坂上広野麿の屋敷跡伝承地です。
大阪市内でも活躍した7名家は
1601年、末吉勘兵衛利方は徳川家康へ「銀座」
の設立を進言して認められます。
1612年には七名家の一つ“成安家”の出身である
成安道頓が中心となり「道頓堀」を開して1615
年に完成します。
また、大坂冬の陣と夏の陣の時に、徳川家康は大念
佛寺を訪れ、道和上人に天下泰平、武運長久の祈願
をさせます。上人はその要請に応じ、国家安泰を祈願
します。(国家安康でないところがいいですね)夏の陣
の後、再び大念佛寺を訪れた家康は、田園300石を
寄進する旨を伝えたが、上人は僧侶の求道心が欠如
することをおそれ、これを辞退したといわれます。ただし、
灰燼となった堂などの再建には協力してもらいました。
現在の本堂は昭和になり再建されました。
融通念仏宗の総本山「大念仏寺」の本堂です。
大阪で一番大きい木造建築物です。
本堂の解説板です。
(現地資料・大阪府Webページ・平野郷Webページ・ウィキペディアより引用)
ごはん欲しさに可愛く鳴く、子猫さん達の動画お借りしました。
飼い主さんに登る子猫もいます。とてもかわいいです。(約2分)
長くなるので今日はここまでです。明日は続きの江戸時代からです。
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