本日の戦場はお台場のダイバーシティ東京フェスティバル広場にて #でんぱ組.inc New Album「DEMPARK!!!」リリースイベント。オープンスペースでの有観客ミニライブとなります。開始が18時のため、快晴でありつつも日差しはむしろ和らぎ気味です。
当地はTIFでもお馴染みの会場で、空野さんにとってはTIF2017でガンダムケチャを放って以来ガンダム広場としてご認識の特別な場所です。当時はRX-78-2が建っていた場所にはRX-0が鎮座しており、TIF2018でも再戦を挑まれた経緯があります。さらに今日は単独戦闘型時代からマネージャーとして成長を見守ってこられた大佐さんのお誕生日当日でもあります。
まずは公開リハ。ストライプセーラーの6名がステージに上がります。マイク番号に続いてマイクテストをそれぞれの流儀で実施する中、空野さんは「翔べ!ガンダム」かも知れない(し、そうでないかも知れない)フレーズをマイクに乗せて、フロアの笑いと興奮を誘います。全体テストでは二曲をサンプリングしつつ、細かな打ち合わせも衆人環視の元実施されています。この時点でセトリのあらましは分っていますが、本番で改めて聴くと感動は一入です。
一旦捌けて円陣の声がすると、overtureとともに改めてご登場。今回は諸般の事情で3名参加見送りとなったうえ、階段状となっているステージの構造に起因していつもの複雑なフォーメーションが組めないことから、今回は極めてレアな組み合わせのパフォーマンスとなります。
まずは「プリンセスでんぱパワー!シャインオン!」。不在の3名分は歌割を切りなおして6名の声で届けておられて、これまたいつもと雰囲気が違って新鮮です。
MCでは自己紹介に続いて、現在リリース中のアルバム告知および今秋のツアー告知がなされます。目の前に建つRX-0ユニコーンガンダムの観光案内も織り交ぜるのは流石。
この時点で日の入りまであと少しという時間帯で快晴の空はほんのり茜が射しています。だからということで「ORANGE RIUM」で締めくくりとなります。個人的な体験のため思い入れが強い楽曲でありましたが、現体制の少し前辺りから本作が卒業のコンテクストで歌われる傾向があったため、聴いてみたいと表明することに若干の躊躇がありました。ところが今回は極めてカジュアルに、むしろ記念としての文脈ですので安心して楽しめます。
しかもあのガンダム広場で、単独戦闘型だった当時は憧れていたユニットの一員としてステージに立って、持ち歌として歌っておられるこの一連の状況は、とても心を揺さぶる光景です。歌声重視でありダンスの要素は薄い作品ですが、そんな振りの中にイエローパンチョスっぽいのをアレンジとして混ぜておられる中で、サビで自らガンダムケチャを再現なさいます。目の前にそれがあるからこそできる芸当であり、流れるような魅せ方は期待以上です。
ライブ後の特典会では、ご本人がお元気なのは勿論のこととして、大佐さんもスタッフの一人として会場に居られてお元気なお姿を見せてくださいました。時と人と場所が重なる、印象深いひとときとなりました。
#軍記 #ds_setlist #DEMPARK
文責 えふ