夢を見ていた気がする。
目が覚めた。
空が青い。
どこかで何かを叩くような
パンパンパンという音が聞こえてくる。
なんだか風が強い気がする。
朝食に何か食べようと思って
台所に行って何か探したが
食パンしか見当たらなかったので
袋から出してトーストに入れた。
コーヒーメーカーでコーヒーを落とす。
椅子に座ってパンに食らいつくが、
喉を通らないのでコーヒーで流し込んだ。
パンパン、パンパンパン。
天気がいいので掛け布団やら毛布やら
干すことにしてベランダに出た。
風は少し冷たくて
腕を組んで小さくなってみた。
青い空はなんだか僕のやる気を奪っていって
何もかもどうでもいいやと思ってしまう。
しかし
青い空は雲のようになればいいと教えてくれる。
ゆっくりでもいい。
流されてもいい。
重なってもいい。
そして静かに消えていっても
必ず誰かが見ているよ。
パンパン、と何かを叩く音は
隣のうちが布団を叩く音だった。