以前のブログで、東京ドームを目指すアイドルについてご紹介しましたが、ノイミーちゃんが5周年コンサートで明言されていたので、今回はもう少し踏み込んで分析を行っています。
前回のブログから少し時間はたっていますが、それから東京ドームを行ったアイドルの数は増えていません。(公演数は増えています。)
前回のブログでは、さまざまなジャンルでどこまでがアイドルなのか?という話がありましたが、今回はイコラブ・ノイミーと類似性の高い女性アイドルグループのみを対象にしたいと思います。
そのため韓国系アイドル、声優アイドル、Perfumeなどは除きます。
今回の分析対象
- AKB48G
- 乃木坂46
- ももいろクローバーZ
- 欅坂46/櫻坂46
- 日向坂46
AKB48については単体での活動が目立つようになったのはここ5年以内くらいの話で、それ以前はグループとしての活動が多くなるので、グループとして1つに固めたいと思います。
<分析対象公演等>
Wikipediaに記載のある関東で開催された公演・ライブ
動員数については1公演あたりの数を記載しています。
(例)2日間で2万人を動員 → グラフ上は1万人と記載
日付は初日の日付を記載しています。
ナタリー等ライブニュースを紹介してくれているサイト等で動員数が記載されているものはそちらを記入、発表された数字が見当たらない場合にはキャパの最大を記入しています。
2020〜2022のコロナ禍においてはソーシャルディタンス確保や入場数を1/2にするなどの措置が取られていたため、上記最大キャパを半減させているところがあります。
ごちゃごちゃ書きましたが、抜けがあったりするところもあるかと思いますが、お目溢しください。
東京ドームを行うにあたっては1公演の動員数が重要になるのではないかと考え、上記のような数え方にしました。
東京ドームで1日2公演を行って、2万5千人×2公演で5万人なら金銭面ではペイできるのでしょうか・・・?(出来ないような気がしている)
結成日と東京ドームに立つまで
AKB48G
結成日 2005年12月8日
東京ドーム初公演日 2012年8月24日
東京ドームに立つまで 6年8か月
乃木坂46
結成日 2011年8月21日
東京ドーム初公演日 2017年11月7日
東京ドームに立つまで 6年2か月
ももいろクローバーZ
結成日 2008年5月17日
東京ドーム初公演日 2018年5月22日
東京ドームに立つまで 10年0か月
欅坂46
結成日 2015年8月21日
東京ドーム初公演日 2019年9月18日
東京ドームに立つまで 4年0か月
日向坂46
結成日 2015年11月30日
東京ドーム初公演日 2022年3月30日
東京ドームに立つまで 6年3か月
東京ドームに立つまで
5グループの平均 6年8か月(2435日)
AKB48G
動員のグラフを見ると3段階で変動があります。
〜2009年
インディーズデビュー(2006)
メジャーデビュー(2006)
地上波「AKB1じ59分」開始(2008)
〜2011年
「RIVER」がオリコンウィークチャート1位(2009)
第1回選抜総選挙開始(2009)
ヘビーローテーション(2010)
〜東京ドーム公演まで
フライングゲット(2011) 日本レコード大賞受賞
選抜総選挙地上波放送開始(2012)
最初のターニングポイントとなるのが、2009年8月のAKB104選抜メンバー組閣祭りの日本武道館かなと思います。
5,000人以下だったライブが初めて1万人規模に跳ね上がったライブです。
2つ目のターニングポイントは2011年の西武ドームでしょうか。初めてのドーム公演で3日間で9万人を動員し(グラフ上は1日あたりの3万人で記載)、重複参加の方も含めても5万人規模の東京ドーム公演を行う自信をつけたのではないでしょうか。
東京ドーム公演は「AKB48 in TOKYO DOME 〜1830mの夢〜」というタイトルで、金曜日~日曜日の3日間開催され、3日間で14万4,000人を動員しています。
散布図は世間での話題やCDの売り上げに合わせて、指数関数的に増員が増えていく形を取っていることが特徴的です。
その後2024年3月現在までに3回、計10回の東京ドーム公演を行っています。(うち1回はAKB48単独、その他はグループ)
乃木坂46
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乃木坂46はデビューから比較的早い段階で1万人規模の国立代々木第一体育館での「真夏の全国ツアー2013 FINAL!」を経験しています。
昼夜合わせて2万4千人が動員できており、その後に続く万クラスの日本武道館や横アリでの開催のきっかけとなるライブになったと思われます。
乃木坂46BIRTHDAY LIVE(通称バスラ)を毎年2月22日前後に行うことが恒例となっており、3rdバスラ以降は3万5千人以上のキャパのライブ会場を埋めるという動員力の高さを見せつけています。
その中でも2015年2月に開始された3rdバスラの西武ドームは当時最多の3万8千人を動員しています。
東京ドーム公演は「真夏の全国ツアー2017」のFINALとして開催され、2日間でトータル10万人を動員しています。
火・水曜日でこの動員数は見事としか言いようがありません。
散布図だけを見ている感じだともう少し早く東京ドーム公演が出来たような気はしますが、そもそもグループがそこを目指していない場合にはその辺の優先度が下がるので、グラフどおりにはいかない感じでしょうか。
その後2024年3月現在までに3回、計6回の東京ドーム公演を行っています。
ももいろクローバーZ
ももクロは他のアイドルと比較するかなり異色です。
他のアイドルは最高キャパ数として東京ドーム公演に到達しますが、ももクロは東京ドームよりも大きい会場を経験した上で、東京ドーム公演に臨んでいます。
結成から3年半で王台の1万人規模の公演を開催します。
メジャーデビュー発表時から日本武道館でのライブを目標とし、2012年に目標としていた日本武道館公演を行います。
その後はDVDで見た嵐の国立競技場の公演に感銘を受け、国立競技場での公演を目指します。
2014年には悲願だった国立競技場でのライブを開催し、2日間で延べ11万人が来場します。
国立競技場公演には夢のきっかけになった嵐の櫻井翔も訪れていたというのはなかなかに趣深いです。
国立競技場以外にも日産スタジアムや西武ドームなど東京ドームクラスのキャパシティのハコでの公演を続けているところが驚異的です。
2018年、10周年を迎えたことを記念して東京ドーム公演が開催されます。
1月に卒業発表した有安杏果ちやんの影響があり、集客が心配されていたようですが、蓋を開ければ応募が殺到し、当初は5月23日だけだった公演を前日の22日にも追加されています。
2024年3月現在、東京ドーム公演はこの1回2公演のみが開催されています。
ももクロがなぜこれほどまでの動員を誇るのかは専門家が分析されているようですので、そちらに譲りますが、特筆すべきはそのパフォーマンス力ではないかと思います。
シンプルですが生で歌いながら踊る、踊りながら歌う、ここに磨きをかけた結果が驚異的なライブ人気につながっているのではないかと考えます。
また、これも方針なのかはわかりませんが、集客人数がすべてのライブでももクロは確認できました。
欅坂46/櫻坂46
欅坂46は分析している5グループの中で最速の4年0か月で東京ドーム公演を達成しています。
散布図で見ると、突然跳ね上がる形での動員規模でその形は特殊です。
結成から1年強で1万人弱の有明アリーナでのワンマンライブを開催し、2日間3公演で延べ2万7千人を動員しています。
代々木第一体育館、幕張メッセと会場を大きくしていきますが、グループの象徴的存在でもある平手友梨奈の体調不良や怪我による欠場なども影響していたのか、ドームクラスやさいたまスーパーアリーナでの公演などは行われていません。
そんな中で、2019年のツアーサイトに欅文字といわれるオリジナルの文字による暗号が現れ、解読すると「918 919」「35 42 21 139 45 7」という数字が浮かび上がります。
この暗号を解読すると、9/18と9/19、東京ドームの座標であることが判明し、東京ドーム公演が開催されることが判明します。
東京ドーム公演初日のアンコールで披露された「不協和音」の衝撃は、当時ものすごく話題になっていたことを覚えています。
その後、コロナの時期を経て、同グループは2020年10月に櫻坂46と改名を行い、活動を開始します。
それから2年1か月後の2022年12月に櫻坂46としては初めての東京ドーム公演、2024年6月には2回目の東京ドーム公演を予定しています。
グループの結成自体が特殊なので、こちらは参考にはならなさそうかなと思っています。
全ての公演の動員数がはっきりしていたももくろとは対照的に、櫻坂46の動員数は一つも見つかりませんでした。出さない方針なのかもしれません。
日向坂46(けやき坂46)
2015年11月、欅坂46の番組内から誕生した「けやき坂46(ひらがなけやき)」は、2019年2月に「日向坂46」と改名し現在に至ります。
欅坂46(漢字けやき)の元で決して派手ではない活動期間と、コロナによる自粛期間が間にあったため、東京ドーム公演の達成には6年3か月という時間を要しています。
ライブ上でのグループのターニングポイントは2018年1月の日本武道館3Days公演かと思います。
当初2日間予定されていた欅坂46の公演が振り替えられたことにより、急遽3日間の公演となりました。3日間で3万人の来場となり、けやき坂46としては当時最大のキャパとなりました。
その後はさいたまスーパーアリーナや幕張メッセで2万人の動員を行い、これから更に!というところでコロナ禍となってしまい、2019年12月、2020年12月に予定されていた東京ドーム公演を延期しました。しかし、制限された状態でのその他の会場でのライブ開催を続けながら、2022年3月にようやく東京ドーム公演開催にこぎつけます。
結果的には6年3か月となりましたが、当初の予定でいえば4年0か月での公演となり、欅坂46と同じ期間での達成となります。
そうなるとこれまた欅坂46と同様に、散布図上では動員数が跳ね上がることになります。
日向坂46は活動当初から東京ドームのステージに立つことを目標に掲げており、東京ドーム公演への夢がつづられた楽曲「約束の卵」はWアンコールで披露されています。
2024年3月現在、東京ドーム公演はこの1回2公演しか行われていません。
最近では横浜ドームを聖地として公演を2年連続で開催しながらも、東京ドームで再度公演を行いたいことも公言しています。
傾向から見えるもの
東京ドームの公演は各グループの初回の公演動員数を見ると
AKB48G 48,000人
乃木坂46 55,000人
ももクロ 40,000人
櫻坂46 50,000人
日向坂46 50,000人
となり、一番少ないももクロでも4万人の動員が必要になっています。
東京ドームを目指すことを考えると以下の2通りのルートがあるのかなと思います。
- 急激な人気上昇の勢いそのままに、東京ドーム公演を開催する
- キャパを少しずつ大きくしていきながら、東京ドームで公演を開催する
1 急激な人気上昇の勢いそのままに、東京ドーム公演を開催する
このパターンの場合、とにかくその人気があるうちにしっかり公演を行うことが大事になるため、適切な時期に会場を確保できるかの勝負になります。
ただ、この場合で東京ドーム公演を目標に据えていたりすると、メンバーもオタクもその後の目標を見失う燃え尽き症候群になりがちなので、しっかりそこも計画しておくことが必要でしょう。
2 キャパを少しずつ上げていく場合
キャパを上げていくパターンの場合、2つのポイントがあるかなと思います。いずれも関東(特に東京)で考えた場合です。
(1)1万人規模を埋められるのか
有明コロシアム(9,686席)、武蔵野の森総合スポーツプラザ・メインアリーナ(10,000人)、A-ARENA(仮称)(10,000席)、国立代々木競技場・第一体育館(12,934席)、日本武道館(14,471人)
ステージ配置によっては1万人にいかないこともあるかと思いますが、ここを超えられるかどうかが1つ女性アイドルにとっては大きな壁になるかと思います。
(2)3万人規模を埋められるか
明治神宮野球場(30,969人)、ベルーナドーム(31,552人)、横浜スタジアム(34,046人)さいたまスーパーアリーナ(37,000席)
次に目標になってくるのは3万人規模です。このレベルの会場になると、ステージまでの距離がかなり遠くなります。
AKB48,乃木坂46、ももクロ、日向坂46はこのキャパの会場を埋めてから東京ドーム公演を行っています。
ここで2公演を行って6万人以上の動員が可能になると、いよいよ東京ドームが見えてくる感じかなと思います。
イコラブとノイミーの現在位置
イコラブは2024年3月現在結成から6年10か月、ノイミーは5年0か月となります。
欅坂46や日向坂46(未完)が開催した4年という時期は過ぎていることから、上記でいうと「2 キャパを少しずつ上げていきながら東京ドーム公演を目指す」スタイルになるのではないかと思います。
○イコラブ
5周年コンで国立代々木競技場・第一体育館、6周年コンでさいたまスーパーアリーナで公演を行い、上記の1万人規模の公演は達成しています。
6周年コンのさいたまスーパーアリーナのフルキャパは3万超えですが、14,000人と半分であるため、まだまだ伸びしろがあります。
2024年4月には有明アリーナ(15,000席)を控えていますので、今後は横浜アリーナ(17,000人)、Kアリーナ横浜(20,033席)などを見据えながら、ドームまたは再度さいたまスーパーアリーナ公演を行うのが良いのかなと思います。
○ノイミー
ノイミーの場合は直近で2023年6月に日本武道館、2024年2月に武蔵野の森総合スポーツプラザ・メインアリーナでの公演を行っていますが、いずれも1万人に届いていません。
まずは1万人規模をしっかり埋められることを示す必要があるかと思いますが、そういった意味では次回のツアーの2024年7月の横浜アリーナはMAXで17,000人が組める会場ですので、どのくらい動員できるのかが、今後の東京ドーム公演への試金石となりそうです。
終わりに
改めて分析してみると東京ドームの大きさ、そこでライブを行うことの困難さを感じます。
どうやったらライブの動員数増やせんねん!という疑問が湧いてこないでもないですが、そこはメンバー、運営のみなさんに頭をひねって考えていただければと思います。
個人としてはイコラブもノイミーもどんどんビッグになって大きなステージに連れて行って欲しいと願いながらブログを閉じたいと思います。
長文お読みいただきありがとうございました。