ノイミー全国ツアー2024 広島公演@上野学園ホールが2024年6月15日(土)に開催されました。
FC枠の当落発表直後からX上では落選の阿鼻叫喚ポストが乱立しておりました。
公演後はしおりんの公式アプリのモーメントでも、萌子ちやんのポストでも来られなかった方へのフォローがありましたが、それほど申込に対する落選者が多かったのでしょう。
ちょうどそのタイミングで、STARTO社関連でライブ申し込みの集計をしている方がいたので、これは!と思い、手法を真似させていただきました。
アンケートにご協力いただきました皆さまにこの場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました!
集計手法
- 公演申込区分
- チケット種類(アンケート途中から追加)
- 申込枚数
- 支払区分
- 当落
- 性別
- 現年齢
- 現住所
- FC登録推しメン
- FC会員歴
- その他自由意見
集計結果
各項目の単純集計結果は こちら に掲載してあります。
個人的に意外・気になった項目
男女比
男性が2/3、女性が1/3という結果でした。
もう少し女性がいるかなーという気がしていましたが、その辺は今回の広島ならではのところもあるのかもです
当落
当選が6割、落選が4割
Xのポストを見ると、落選の声がとても大きかったような気がしますが、そういう状態だったので、当選者があまり声をあげていなかったということもあるかもしれません。
また後述の落選者の特徴にハマる方が多くX上にはいたのかもしれません。
申込枚数
1枚申込の方が56.6%で、ソロ参戦(ぼっち参戦ともいう)で私のお仲間です!!
2枚申込の方が34.9%で、こちらはヲ友達がいて羨ましい限りです。
お仲間同士で2枚申込をし合って、チケットの融通というやり方を行っているのでしょうか…?
年齢層
ボリューム層は26~30歳で、26.5%となっています。こちらも感覚的には大学生とか大卒後すぐくらいの人が多いかなという印象だったので、少し上で驚きがありました。
ただ、16~30歳で約75%を占めており、ファン層の若さが伺えます(自分がAKBから来たからなおさらそう感じます)
住所地
これも予想どおりといえば予想どおりですが、広島公演にも関わらず申込の約半数が関東地方からでした。
今回のツアーの会場に関西が無かったため、一番近い広島に多くが流れてきたのでは?という分析もありましたが、今回のデータからはそこまで顕著には現れていません。
むしろ鹿児島と熊本で公演があった九州からの応募が結構あるな、という印象です。(福岡と鹿児島・熊本、広島の位置関係的にアクセスがそちらの方が良い?)
さらなる分析とその手法
上記は単純な集計結果で、それ自体にも新たな発見があったところですが、ぶっちゃけこちらの方が気になりませんか?
★どういう人が当選しやすいのか?
★逆にどういう人が落選しやすいのか?
文系素人がchatGPTに聞きながらやりました分析のため、不足不正確な点があったら本当に恐縮ですが、参考程度に読み流していただければと思います。
(あんまり間に受けすぎないでくださいという自己防衛)
分析にあたっては、カイ二乗検定という手法を用いました。
Wikipedia先生によると、
カイ二乗検定(カイにじょうけんてい、カイじじょうけんてい、英: Chi-squared test)、または検定とは、帰無仮説が正しければ検定統計量が漸近的にカイ二乗分布に従うような統計的検定法の総称である。
いつものことながら、何言ってるのかよくわかりません。
そこで今度はchatGPT先生に中学生でもわかるように教えてもらおうと思います。
カイ二乗検定は、データが「期待されるパターン」と「実際に観測されたパターン」がどれくらい一致しているかを調べる方法です。たとえば、コインを投げたときに表と裏が同じ回数出るかどうかを調べるときに使います。
実際にはこの後果物を使った実例を示してくれているのでよりわかりやすいものになっています。
今回のケースに自分なりに落とし込んで解釈した感じとしては、
当選者と落選者はそれぞれの属性(性別やFC歴、申込方法)で同じくらいの割合いるはずだけど、それがどれくらいズレているか調べるための手法
と、捉えました。
具体的には、当選者と落選者、クレカ申込とコンビニ支払という区分があったときに、何も変動が加えられていなければ、こんな感じになると想定されます。
当選者 クレカ 10人 コンビニ 10人
落選者 クレカ 10人 コンビニ 10人
ところが、下のようになっていたりすると、むむむ…!?となるわけです。
当選者 クレカ 15人 コンビニ 5人
落選者 クレカ 5人 コンビニ 15人
これはぱっと見でクレカの申込みを優先して当選させていて、コンビニを落選させるように扱っていないか?と推測できるわけです。
そしてこれを数値化してする手法がカイ二乗検定というわけです。
ちなみにこのケースだとp値という最終数値が0.0044となり、偶然でこの形になることは0.4%しかなく、有意性がある(統計的に当落とクレカ・コンビニの間には関連性がある)という風に判断されます。
有意性があると言えるにはp値という数値が一般的に0.05(5%)よりも低い必要があります。
その場合には、統計的にその事象は偶然とは言えないぜ!ということになるようです。
分析結果
もう1度言いますが、こちらの分析は皆さまにご協力いただいた結果を踏まえたものなので、集めたデータの母数が少ないとか、偏りがあるとか色々あるかと思いますので、1つの意見としてお読みいただければと思います。(まだ言ってる)
当選者・落選者とそれぞれの項目で分析を行いましたが、すべての項目で有意性は認められませんでした。
カイ二乗検定を行うにあたって、データ数が不足している項目もあったりしたので、すべて確実にできたわけではありませんが、あからさまにp値が低いものはありませんでした。
ただ、その中でもp値が低い傾向のものはありましたので、そちらを紹介します。
FC会員歴
〜1年未満と1年以上で分析をしたところ以下のようになりました。
当選 落選 行計 期待当 期待落 カイ当 カイ落
~1年未満 16 5 21 12.92 8.07 0.73 1.17
1年以上 32 25 57 35.07 21.92 0.26 0.43
列合計 48 30 78
カイ二乗合計 2.60
p値 0.106
p値は0.106となり、このような結果になる可能性は10.6%のため、有意性があるとまでは言えませんが、一定の傾向はあるとは言えそうです。
オタク界隈ではたまに言われる、新規優遇的な当選が行われていた可能性を示唆するデータとなっています。
遥かなる地東京ドームを目指して日々活動を、ライブ動員を拡大しているノイミーにとっては、新規ファンの獲得は極めて重要でしょう
≠MEというグループはライブパフォーマンスに絶対の自信を持っていて、一度見てもらえれば好きになってもらえる、リピートしてもらえるようなグループなのでは?と個人的に思っています。
そんな中で何かしらで興味を持ってFCに入ってくれた方には、1度ライブを見に来てほしいという、そして固定のファンとなって欲しいという想いがあるのではないかと邪推します。
既存ファンからすると少し寂しいところもありますが、大きいステージを目指すグループを推している故のことと、割り切らなければいけないのかもしれません。
申込枚数
1枚申込と2枚以上申込の結果で分析を行いました。
こちらは上記のFC会員歴と比べると、p値が0.224(22.4%)となっているので、今回の集計ではややそういう傾向があるなーくらいのイメージです。
当選 | 落選 | 行合計 | 期待値 当選 |
期待値 落選 |
カイ二乗当選 | カイ二乗落選 | |
1枚 | 31 | 16 | 47 | 28.3 | 18.6 | 0.25 | 0.38 |
2枚以上 | 19 | 17 | 36 | 21.6 | 14.3 | 0.33 | 0.50 |
列合計 | 50 | 33 | 83 | ||||
カイ二乗合計 | 1.47 | ||||||
p値 | 0.224 |
なぜこのような結果になるのかいくつかあるような気がしますが考えられるのは、
① 機会の平等の確保
1枚で申し込んだ場合、トレードに出さない限りその本人が参戦することになりますが、2枚以上申し込んだ場合、同伴者としてだれが来るかはわかりません。もしかしたらノイミーのことを全く知らない新規顧客かもしれませんが、ゴリゴリに全国参戦している歴戦のオタクかもしれません。
どうなるかわからない客層になるような当選をさせるなら、コントロールできるエリアでコントロールを行いたい意図はわからなくはありません。
また、その上で上記のFC歴を考慮して当選させるというのは考えられそうです。
② システム上の都合
1枚ずつ座席をはめていくより、2枚で入れていくほうが制約があって難しいような気はします。ただ、ここはどんなシステムを使用しているのかわからないので、推測の域を出ません。
最後に
改めて、アンケートにご協力いただいた皆々様のご協力に感謝いたします。
今までなーんとなく感覚で思っていたことが少し数字になって、データの面白さを改めて感じています。
また、今回の広島公演をもってノイミー全国公演2024のホール公演は終了となります。
横浜アリーナは過去最大のキャパとなるため、今回同様の調査の必要性はあまりないのではないかと想定しています。
なにかご感想や、こんな調査やって欲しいなどありましたら、お気軽にコメントしていただければと思います!
お読みいただきありがとうございました!