指の魔法⑥からは足の指の爪の生え際を使います。

今回は足の親指です。
足の場合、我々は指ではなく趾と表現し、足の親指は大趾と呼んでいます。

手と区別をつけるため、大趾から順に二趾、三趾、四趾、五趾(小趾)と表現したいと思います。

大趾の爪の生え際で二趾の反対側は脾経という経絡が通っています。背骨では胸椎の11番へ作用し、体の捻れ現象と関係しています。

体の捻れが酷くなると唇の端っこに上がり下がりの歪みが現れます。これは骨盤の傾きに関係しているため、唇の傾きを観て体の状態を知る事もできる訳です。

九州の伝説•山本宣良先生は口元の下がりを観て、男は口元の下がった方の腰が悪い。女は下がった方の婦人科(生殖器)が悪いと教えてくださいました。

この脾経の末端にあるポイントを探り、痛みがある方を軽く揉んで痛みを処理すれば唇の形が整いますが、これは脾経自体が骨盤の仙腸関節を整える作用があり、骨盤が整う事で唇のバランスが取れるという事になっています。


次に二趾側の爪の生え際は肝経という経絡のポイントです。

胸椎の9番へ作用しますが、東洋医学では目というのは肝臓のカテゴリーに入っています。

このポイントに痛みが出るのは目や肝臓の機能に矛盾があると診れる訳です。目の場合は形も整ってきます。

お酒の飲み過ぎ、甘い物の食べ過ぎの方は肋骨の右側の肝臓部を押してみると硬くなっており、この大趾のポイントにも痛みが出ています。

ご自分で大趾を調べて痛みが出ているようなら、酒や糖質を控える事をお勧めします。

白内障や緑内障などもこのポイントと関係しています。

外反母趾という歪みが出る方がたくさんいらっしゃいます。
大趾が外側の方へ向いてしまうものですが、これなどもこの脾経と肝経が絡んでいます。

脾経と肝経は大趾を両側から挟んでいて、お互いが均衡に引っ張りあっていると言えます。

大趾の内側(人体の正中線側)にある脾経の力が弱って肝経の引っ張りに負けてしまったケースと、肝経の力が強すぎて引っ張られたケースがあります。

靴の影響を受ける事が多いのですが、大趾の形が歪む事は肝臓や脾臓にも影響してしまう事を覚えておいてください。

どちらの臓器も重要な働きをしています。 ここがダメになると体は深刻なダメージを受けてしまいますので、外反母趾くらいという甘い考えは危険です。

当院では外反母趾に対してまず脾臓や肝臓の状態を調べて内臓から調整いたします。

軽度の外反母趾なら内臓調整だけで痛みが取れる場合も多くみられますが、関節の変形が進んだものは内臓調整を加えながら関節の調整を行っても長い期間を要します。

軽度のうちに内臓を含めた体の調整をお勧めいたします。

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