2024年8月11日

 

      

 

「食事する」でもいいんですが、なんか和洋中華料理を食べるようなイメージなので「食餌する」の字面が食虫植物らしくていいなぁと思ってこのタイトルにしました。

 

最初はハエトリソウです。誘引物質を出してハエだけでなく蟻や蚊や蜻蛉や蛾などの虫たちが、寄って来て入る as soon as & at once このトゲトゲの葉を閉じ捕まえて食べてしまいます。

 

ほら、このとおり。こうなると、もう虫にとっては一巻の終わりです。

わちゃー、捕まってしもたがなー、助けてくれー、という悲痛な声が聞こえてきそう

ですね。

 

      

 

まさに「肉食」です。私はこれを見て「虫に生まれてこなくてつくづく良かった」と思いました。私がもし昆虫なら、どの虫よりも早く誘惑に負けて引き寄せられて、猫

まっしぐら、猪突猛進で飛び込むことでしょう。

 

本題に入る前に、いいですかー、ここだけの話ですよー、虫たちには絶対に言わないで下さいよー、じつはー、この植物は自分で光合成ができて、根から養分を吸収することも可能なので、昆虫を捕獲しなくても生きていけるのです。

 

このことをもし知った昆虫たちからは「ちょっと待てぃ、それはないやろう、甘い誘惑に魔が差して、ついつい近寄って行ったら捕まり、食べられてしまうモンの身にもなってくれぃ」という、相席食堂の千鳥のようなツッコミが絶対にあると思います。

 

さて本題です。

 

えー、再度本題に入る前に、じつはー、今回はかなり長くなりそうなので途中で読むのが飽きてきたら、そこで閉じてもらってかまいません。また暇な時に、閲覧履歴を探して続きを読んで下さい。一気に読むと疲れますよ。

 

これや、それや、あれや、どれや?など、諸般の事情によって投稿が一週間ほど開きましたが、前回の「危険な植物」の続き「食虫植物」を残しているのが気掛かりで枕を高くして安眠できず(ウソです)、早いこと書いて投稿せんといかんじゃないのーと猛省し、多忙ではあるものの暇を見つけて今書いています。

 

冒頭のハエトリソウはよーく知られていると思いますが、それに劣るとも勝らない、では劣っていますね、ここは勝るとも劣らない、と書かなくてはイケマセンくらいに有名なのがウツボカズラです。

展示場にも天井へ届くほどの大物がいっぱいありました。

 

      

 

ひとくちにウツボカズラと云っても種類はいろいろあるようですが、取敢えずここでは三種類だけ紹介しておきましょう。

 

      

 

      

 

「のぞいてね!」と表示してあったので、ツボの中を恐る恐るのぞいてみたら・・・見るんじゃなかった、と後悔しました。

 

酸いも甘いも嚙み分けて様々な経験を積んだ大人なら大丈夫でしょうが、何も知らない純真無垢で無邪気な虫好きのお子さんは、見ないほうが無難だと思います。

虫が、あぁぁ、もうこれ以上書けません。夜、夢に出てきてトイレに一人で行けなくなるかもしれません。

 

      

 

      

 

虫をおびき寄せて入り込ませるツボの形状と色が、種類によって微妙に違うようですね。

 

      

 

      

 

以上で、ウツボカズラの紹介を終わります。疲れてきたヒトは、このあたりで閉じるのが丁度いい頃合いです。読むのを再開する時の栞代わりに星印を付けておきます。

 

                ★☆★☆★

 

 ウツボカズラの次に、たくさん展示してあったのがこれです。

 

      

 

      

 

      

 

そういわれてみれば、みたことがあるような気もします。これも、いろいろ種類が

あるようです。

 

朝ぼらけというのは、調べてみたら「夜明け頃」らしいですが、何が夜明け前なんでしょうか?

色と形状からは連想できません。もしかすると、その時間帯に昆虫を捕獲するということかもしれませんね。

 

      

 

      

 

ウツボカズラと同じように、落とし込み方式で虫を捕獲するようです。

 

      

 

      

 

次のモウセンゴケも食虫植物として有名ですね。

 

      

 

      

 

モウセンゴケはよく見ると葉にイヤラシイ粘液粘着毛があって、誘引してくっ付ける方式で捕獲するようです。「葉閉じ」とか「落とし込み」とか、相撲や柔道やレスリングの技のように、食虫植物もいろいろな捕獲ワザを考えているんですねぇ。

 

      

 

      

 

おしまいはタヌキモです。タヌキモの名前から推測して、タヌキのように虫を騙して捕獲する藻ということで水棲かと思ったら、こんなのが展示してありました。

 

      

 

      

 

うーむ、どう見ても藻のようではありませんね。続いて次のも藻ではなくて草のようで水棲の雰囲気は無くて、花も咲いています。

 

      

 

      

 

と思いながら次のを見ていたら、ありました。これぞ「藻」です。こうじゃなくてはいけません。その名もタヌキモ科のタヌキモです。

 

      

 

      

 

これだと、水辺に生息するメダカやボウフラなどの生き物を絡めて、捕獲するような気がします。

 

      

 

      

 

たいへん長くなってしまいました。通常の投稿分量と比較すると二回以上になって、書く方も大変でしたが、読む方はもっと大変だったことと推察いたします。

 

最初にも書いたように途中で疲れたヒトは一旦閉じて、時間のある時にスクロールして ★☆★☆★ の所から続きを読んで頂ければ幸いです。

 

      

 

前回の続きということで取り急ぎ投稿しましたが、諸般の事情で次回の投稿が、また遅れるかもしれませんのでご了承下さい。

 

去年以上に今年の暑は夏い(笑)ようので、みなさんくれぐれもご自愛を。