2024年5月26日

 

      

 

うちの猫の額ほどの、と云ったら、たぶん猫が「オレの額はそんなに狭くないわ!」と怒られそうな庭、と云ったら、たぶん庭が「庭とはまぁどの口が言うか!」と叱られそうな土地に、と云ったら、たぶん土地が・・・キリがないのでこれくらいにしておきますが、に植えていたバラの花が咲きました。

 

で、このバラの花を見て、おぉそういえば温室植物園に隣接する公園にバラを植えてあるコーナーがあったなぁと思い出し、植物園の展示会に行ったついでにバラを見に

行ったのです。

 

行ったら、こうなっていました。

 

      

 

おー、咲いているじゃないの。

 

そういえばガーデニングジャンルの方の投稿を拝見していると、みなさんバラの花の綺麗な写真が満載で、私が撮った近所の公園に咲いているバラなどは、種類にしても色合いにしても、とても足元、いやいや、半径5m以内にも及ばないんですが、そこは

枯れ木も山の賑わいということで、拙いながらも投稿をさせていただきます。

 

いつもの温室植物園は、ベゴニアやサボテンや多肉植物など様々な展示会が続々と

開催されているので順次投稿する予定ですが、このバラの花を放っておくワケには

いきません。

 

なお、今回のタイトルを des roses にしたワケは、最後まで読むと分かります。

と、引っ張っておいて、と。

 

こう書くと、なんでだろ?と思って最後まで読んでみようという興味が湧いたそこのアナタは、私の思う茶碗、ではなく、皿、でもなく、湯呑、も違うな、甕(かめ)は惜しい、瓶(びん)は近いな、そうそう、壺、思う壺です。このフレーズは、このところ少し使い過ぎですね。

 

      

 

      

 

見事に咲き誇っている真っ赤なバラですが、この名前の意味は分かりますか?

これはですね、 前置詞 de (ドゥ) が付いているのでフランス語なんですね。

 

この場合は定冠詞単数(女性)の la を付けて la sourire de Joconde なんですが、

joconde を敢えて Mona Lisa と表記する場合は、定冠詞が単数(男性)の le になります。

前置詞 de は、定冠詞 le が続くと de + le = du (デュ) になりますが、la が続く時は de のままなんですね。どうしてそうなるのかは、フランス語の先生にでも訊いてみて下さい。

意味は、聞いたことがあると思いますが「モナリザの微笑み」です。エッヘン!

(威張るようなことでもありませんが)

 

真っ赤続きでこういうのもありました。

 

      

 

      

 

そう云えば「モナリザ」は「レオナルド・ダ・ビンチ」が描いた絵画でしたね。

 

まだまだ赤色系はありました。ビバリーとはどういう意味だったか、ロサンゼルスの

ビバリーヒルズにある高級住宅街は知っていますが、何となく豪華なイメージがあります。

気になったので調べてみたら、 beverly はもともと古い英語で「ビーバーの巣」と

いう意味があるんだそうです。語源は高級や豪華とは関係ないんですね。

 

      

 

      

 

白色系統のバラも咲いていました。白色だけに「アイス」という名前なんでしょう。

気になったので調べてみたら iceberg とは「氷山」のことでした。氷山とは少し過大評価というか誇大表現というか、言い過ぎのような気もしますが。

 

      

 

      

 

次のは英語で my garden ですが、フランス語では mon jardin と言います。

jardin (ジャルダン) という商品名の芳香剤か消臭剤があったような気がします。

それがどうした?と言われれば返す言葉もありません。書いてみただけです。

色は少しピンクっぽいですね。

 

      

 

      

 

白色系統のバラにはこういうのもありました。

クラッシックで有名な作曲家ラヴェルの曲に因んだ名前でしょうか。boléro は確か

フランス語でしたね。これもそれがどうした?と言われれば返す言葉もありません。

 

      

 

      

 

黄色いバラもありました。これは、うちに咲いていたバラの親戚でしょうか。

こちらのほうが、うちよりは上品な気がします。なんたって「小樽のひとよ」で一世風靡した、鶴岡雅義と東京ロマンチカの「ロマンティカ」ですからねぇ。

 

      

 

      

 

バラは漢字で書くと「薔薇」ですね。見るからにトゲトゲしいこの漢字をスラスラと

書けるヒトは、それだけで尊敬してしまいます。そういうヒトは、多分「魑魅魍魎」なんていう驚強い (おどろしい) 漢字もスラスラ書ける筈です。

 

ちなみに、フランス語でバラは女性名詞なので複数のバラを指す場合、今回のタイトルのように des roses と表現しますが、一本のバラだと une rose  と不定冠詞が変化します。今回のタイトルを des roses にしたのはそーゆーことです。

 

ちなみにフランス語で「赤い」という形容詞は rouge (ルージュ) といいます。

参考までに「口紅」は rouge à lèvres です。

 

再度、それがどうした?と言われれば、改めて返す言葉もありません。

くどいようですが、ただ書いてみただけです。

 

      

 

バラについていろいろ書きましたが、今回はこれでおしまいです。

ではまた次回まで、ごきげんよう。

 

フランス語のお洒落で綺麗な発音と同じく、バラはこういう上品な言葉遣いが似合いますね。

 

しかし「綺麗な薔薇には棘がある」というように、その美しさに惹かれてうっかり花に触ろうとすると棘がグサリと刺さり痛い目に遭ったりするので、油断は禁物です。

 

そこのアナタ、ついつい手を出して痛~い目に遭った経験はありませんか?

いや、バラの花のことですよ。