2024年7月13日
というふうに、椎名誠さんがこの本の著者を紹介しています。
タイトルは「決定版 わしの研究」著者は「神山恭昭(こうやまやすあき)」というヒトです。
例によって裏表紙も載せておきましょう。
何だこのワケの分からない画は?と思われる方も多いとは思いますが、今しばらく
お付き合い下さい。
これが、椎名誠さんのコピーが載っている本書の帯です。
椎名さんの近著「続・失踪願望。」でも、著者と会談した一件について書いてありましたが、その縁で、今回の帯コピーと寄稿文という流れになったのだと思います。
帯には「ほそぼそ芸術家 ″神山恭昭“とは・・・? !」という著者略歴も載ってました。
実はこのヒトや著作については、以前に2回ほど投稿しています。
地元商店連合の松山百店会が発行している「松山百点」という隔月刊小冊子があるのですが、私はこれに連載されていた「わしの研究」を愛読していました。
いました、と過去形にしているのは、第334号で連載は終了してしまったからです。
松山百点は現在も引き続き刊行されていて、最新刊の盛夏号は第357号ですが、以前に投稿した第334号の表紙を再度アップしておきます。
どうですかお客さん、この表紙。なんと、なんと綺麗な、とくれば平城京、唐の都
長安を模倣して、元明天皇が藤原京から遷都したのが西暦710年です。
というようないらんことはさて置き、まぁ郷愁を感じるとゆーか、哀愁に浸るとゆーか、ノスタルジックな表紙じぁあーりませんか!
思わないヒトは、廊下に出て突き当り斜め右横にある休憩室で一服しといて下さい。
表紙とは、こうハチ、じゃなくて、トンボ、も違います、昆虫ですが、クモ、は苦手です、キリギリス、と一緒にイソップ童話に出てきた、働き者の、そう、アリです
こうアリたいと、私は軽い鮎、もとい、重い鱒、つまり早い話が、思います。
このフレーズも、魚種を鮭や鰯や鯵や鮎に替えたりして以前から使い倒していますがまた機会があれば懲りずに使いたいです。今、空耳かもしれませんが、ええかげんにせーという声が聞こえました。
ついでに、以前に紹介した連載最終回のページも再度載せておきます。ちなみに、
この最終回は今回の単行本には掲載されていませんでした。
表紙と裏表紙だけでなく、カバー折り返しの左右に載っていた画もついでに紹介しておきますが、こういうテイストの画を描かれています。
椎名誠さんの盟友「沢野ひとし」さんのイラストを彷彿とさせますね。
表紙を捲った次にある扉絵はこれです。
そして目次と椎名さんの「輝けるへりくだり」という本書への寄稿ページがあって、
再度二回目の扉絵が出て来ます。
もともと本書は、著者在住の愛媛県にある地方出版社から出ていた本で、今回小学館から決定版として再編集出版されました。
前掲した最終回を見て頂ければ、だいたい内容の雰囲気が分かると思いますが、本書の途中にあるエッセイを纏めて活字印刷した項目以外は、全編すべて画も文も手書きです。
個人的に前々から注目していたヒトなので、興奮してつい長くなってしまいましたが書店や図書館で目に触れる機会があれば手に取ってみて下さい。
私も最初は「なんじゃこりゃ」と思いながら読んだのですが、知らず知らずのうちに神山恭昭ワールドへ引き込まれてしまいました。
参考までに、他の既刊本を紹介して今回はおしまいにします。
「絵日記 丸山住宅ものがたり」
「いつもの絵日記」
「わしの研究奥付」