2024年7月6日

 

      

 

というタイトルが付いている、ヨシタケシンスケさんの新刊絵本です。

表紙のついでに裏表紙もアップしておきましょう。

 

      

 

2024年6月8日発行の出来たてホヤホヤで、まだ湯気が出て・・・いませんでしたが、図書館での予約は一番目でした。

 

早速「届きましたよー」と連絡をもらったので、波波と、じゃなくて、波が打ち寄せる浜、浜浜と、いや違うな、浜というか、そう、磯です、いそいそと(久しぶりにボケをかましてしまいましたが) 受け取りに行ったトコロ、渡された本の判型とゆーのでしょうか、形とサイズに驚きました。

 

思わず「小っちゃ!」と呟いたほどで、まぁ、絵本なのでこういうのもありなのかもしれませんが、一辺が約15cmの正方形で、手のひらに収まるサイズなのです。

 

さっそく、えーっと、メジャースケールのハ長調はドレミファソラシドで、マイナースケールのハ短調はドレ♭ミファソ♭ラシドと、ミとラが♭します。五線譜には♭が3個ついていますが、この時のシは♮が付いて♭しないので注意して下さい。で、どれどれと (これが言いたいがために音階スケールにハナシを振りました)表紙を捲ると出て来た最初の扉絵がこれです。

 

      

 

奥付が右側に載っている最終ページは、これです。

 

      

 

これだけで、だいたい内容が想像できるというヒトがいたら、たいしたもんだと思います。

 

私もずいぶん以前からヨシタケシンスケさん絵本を愛読していて、豊富な発想と突飛な転換には毎回驚いています。しかし、今までの絵本は一応タイトルに沿って物語が展開していくのですが、今回の絵本を一読して最初に思ったのは「荒唐無稽」です。

 

そもそも、この絵本にはストーリーがありません。見開きの左右のページにひとコマずつイラストと文章があって、それが最後まで続きます。

基本的に、左のページは「〇〇すると」「〇〇は」で、右のページが「〇〇だそうです」「〇〇するそうです」という構成です。

 

最初と最後(上にアップしたページの前)のページが、この本のタイトル「ちょっぴりながもちするそうです」だと思うのですが、このページからして何がなぜちょっぴりなのか、またどうしてながもちするのか、さっぱりワケが分かりません。

 

ページを捲る毎に、前ページと全く繋がりのないシーンが延々と続いていきます。

 

しかし、何回もじーっくり、うーむと唸りながら繰り返して見ていると、あーら不思議、そうか、これはやはりヨシタケシンスケワールドなんだなと思えてくるのです。

 

小さい子どもたちの柔らか頭なら、想像と理解ができるのではないかと思います。

大人の硬い石頭で、これはなぜかと考えると分からなくなります。

このあたり説明するのが難しいですなー。

 

いつも表紙の裏側のイラストに注目しているのですが、今回はこうでした。

 

      

 

いつもと違って、ワケの分からないイラストがいっぱい描かれていましたが、これを見て面白いと感じることができる感性がなくなり、いつの間にか大人の硬い頭になってしまっている自分にふと気付き、愕然としてしまいました。

 

アナタの頭がまだ柔らかいか、この絵本を読んで確かめてみたらどうでしょうか。

もし、柔らか頭の小さいお子さんがいるなら、一緒に読んでみれば、いタコ、もといいイカと思います。

 

      「著者略歴」

      

 

      「奥付その1」

      

 

      「奥付その2」