2024年5月19日

 

      

 

サクラソウの続きです。漢字で書くと「桜」の「草」です。

紫陽花や向日葵は「ふーん、そうなんだ、なるほど」と思うような漢字ですが、サクラソウは捻り(ひねり)も何もなくてそのまんまですね。

サクラソウが体操競技に出たら、テクニカルポイントの加点は見込めません。

 

先週は白色のサクラソウで終わったので、続きで「柳の雪」からにします。

 

      

 

      

 

雪が似合う樹木としては、松、竹、梅、楓、柿、などいろいろあるなかで、なぜ柳

なのかはよく分かりませんが、命名したヒトがそう付けたのでそうなんでしょう。

柳の細長い葉に、あまり雪は積もらないような気もします。

 

次のも白色ですが、観賞した時にちょうどお腹が減っていたせいか、料理を入れる

重箱を連想してしまいました。

しかしよく見ていると「重なり」という感じを、文字通り「重視」して命名したのではないかと思いましたが、松でなくて竹でも梅でもいいのではないか、という気は

します。

 

      

 

      

 

白色から少し紫色に色付きかけているというか、白色と紫色の間というか、という

ような気配を感じたのが、これです。

 

たしか東京二十三区のなかで、こんな名前の区がありましたね。何か関係があるのでしょうか?

と思って調べてみたら「江戸城」の別名が千代田城と言われていて、そこから地名になった由来があるらしいです。千代田区にたくさん咲いていたのかもしれません。

 

      

 

      

 

さて、最後はオーソドックスな色合いと形状のサクラソウでおしまいにします。

 

「綾」の「絞り」とは、これ如何に?と思って調べたら、「綾」という文字には「美しい」「上品」「奥ゆかしい」といった意味合いがあり「絞り」は絞り染めのように

「まだら模様」という意味があるということでした。ナルホド。

 

      

 

      

 

二見ヶ浦も地名だと思いますが、千代田同様にこの地方で咲いていたのでしょうか。

 

      

 

      

 

二見ヶ浦という地名が気になったので調べたら、こういう所でした。

なんか、サクラソウのイメージと違うんだけど、ま、いいか。

 

      

 

今回は文字や地名についていろいろと調べてみたら、改めて新しく知ることが多くて勉強になりました。

 

サクラソウ展もアジサイ展と同じく、既に4月で終了しています。

 

      

 

植物園の外で苗の即売をしていて、わりと手頃な価格のせいかよく売れていました。