『鴨川食堂 ごほうび』(柏井 壽、小学館文庫) | 近鉄八尾駅前にある鍼灸整骨院 東洋医学の事なら、いど鍼灸整骨院。

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私のInstagramをご覧いただいている方はよくご存じでしょうが、

私は「投汁そば」をよく作ります。

 

そんな「投汁そば」を食捜しのテーマにした本が出版されました!

 

 

『鴨川食堂 ごほうび』柏井 壽、小学館文庫)

 
 
 
 
 
 

 

皆さんは「投汁そば」ってご存じでしょうか?

 

私がその蕎麦に出合ったのは今から十数年前。

ロードバイク(スポーツ用自転車)で乗鞍エコーラインやスカイラインを走りに行っていた時でした。

その帰りに立ち寄ったのが野麦峠で知られる信州・奈川。その奈川の郷土料理「投汁そば」の名店、手打ちそば『峠路(とうげみち)』(今は閉店)で食べたのが初めて。

真夏だったけど信州・奈川の風が心地よく、そんな中で食べた投汁そば。最高でした!

 

蕎麦打ちが趣味ということもあって、以来我が家では「投汁そば」が定番になりました。

奈川在来種の蕎麦粉で打った「投汁そば」絶品です!(←自分で言うか……笑)

 

さて、この本にもありますが「とうじ」の語源。なぜ「とうじ」というのかは、汁に投げ入れるという説や汁に浸けて温めるからという説があるのですが、私はその両方の意味が相まって「とうじ」と呼ばれるようになったように思います。

つまり、「投汁」と「湯治」…投げ入れられた蕎麦がつゆに浸ってなんとも気持ちよさそうなんですもの。

 

 

『鴨川食堂』というこの本は、歯科医でもある柏井壽先生の小説の連作短編シリーズで、小学館から2013年より刊行されています。本作で11作目。ショーケンこと萩原健一さん主演でテレビドラマにもなったのでご存じの方も多いのではないでしょうか。

 

京都・東本願寺近くの食堂の奥にある探偵事務所を舞台に、所長である娘・鴨川こいしと元刑事の父・流(ながれ)が、依頼人の求める「思い出の食」を捜し出し再現します。出てくる食事がまた美味しそう!

 

前作『鴨川食堂ひっこし』から東本願寺近くから再開発に伴い上賀茂神社近くに移転した「鴨川食堂」。

料理・グルメ雑誌に掲載される「思い出の食、捜します」の一行広告のみを頼りにたどり着く依頼人と、流、こいしの人情ミステリー。心もお腹も温まります。

 

どの巻からでも面白く読めます。

…が、まだ読んだことのない方は、「蕎麦鍋」の載っている最新作のこの巻から!(ちょっとネタバレしましたが……汗)

 

超おすすめです!

 

 

 

 

 

我が家の「投汁そば」

当院のInstagramには

「投汁うどん」や「投汁中華そば」も

載せていますのでぜひご覧ください!

 

 

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