またまた人気の(?)京都シリーズ(笑)
皆さんは京都へ行かれるとどこに泊まられるのでしょう。
当院の患者さんは遠方から来られる方も多く、宿泊先の相談を受けることも多いです。
今日は、こんな本を紹介します。
『俵屋相伝』(佐藤 年、世界文化社)
京都御三家といわれる老舗旅館があります。柊家・俵屋・炭屋です。
いずれも、海外のVIPや文人墨客、幕末の武士も泊まった数百年の歴史をもつ名旅館なのですが、当院がおすすめするのは俵屋さんです。
この本は京都人が大好きな雑誌『婦人画報』に俵屋旅館11代目当主佐藤年さんが書かれた連載を中心に纏め上げられています。沢山の写真がとても美しい一冊です。
俵屋…じつは島根が出自で、京都の現在の場所で三百年もの間、宿屋として続けられています。
副題に「受け継がれしもの」とあるように、そんな永い間、何をどう受け継がれてきたのかが当主・佐藤さんの著述で書かれています。
館内の風景や設え、料理や四季折々の様子がテーマごとの写真により、佐藤さんの言葉を借りれば「“場と物”との関係も明確に見えてきたと思う」
器好きの私には、我が家にも数点ある加藤静允先生の作品が写されているのも興味深かったし、関連するサロン『遊形サロン・ド・テ』の、我が家にもあるティーポットが、今や世界的な陶芸家になったM氏(←気になる方は来院の際に聞いてね!)の作品であるのも身近に感じて良かった。俵屋さんで使われている器の多くが、以前紹介した大阪の『工芸店 ようび』さんのものであるというのも私が身近に感じるところです。
まぁそんな素敵な写真と共に俵屋を感じられるのだけど、私が心をつかまれたのが「年の暮れ、客室係たち一人一人に主が撰んだ帯が贈られる。」写真。私にはいろんな思いが心にぐっとこみあげてくるんだなぁ……
当主・佐藤 年さん直々の本として、とても楽しめる一冊です。
また、俵屋関連の本としては他にもいろいろあるのですが、こちらの本も詳しいです。
『俵屋の不思議』(村松友視、世界文化社)
そして、俵屋の空気、気配を感じたい方にはこちら
『京都 美の気配 大川裕弘 老舗の宿「俵屋」を撮る』(大川裕弘、ピエ・ブックス)
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