食は元から明らかにすべし | 近鉄八尾駅前にある鍼灸整骨院 東洋医学の事なら、いど鍼灸整骨院。

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当院の患者さんは、私が蕎麦打ちを趣味にしている事をご存じの方も多いのですが、そんな関係で蕎麦に関する本もよく読みます。

 

 

 

冒頭の一句、「食は元(もと)から明(つまび)らかにすべし」は、現代手打ちそばの創始者、片倉康雄(友喬子)の言葉です。

 

彼は、座右の銘のごときものとして

 

「食はすべてそのもとをあきらかにし、調理をあやまたず、そこのうことなければ、味わいすぐれ、からだを養い、病をもいやし、よく人をつくる」

 

という文章を遺しています。

 

この文章は、彼が仕事を通してつかんだものや、『本草綱目』『大和本草』『本朝食鑑』『養生訓』などからつかんだものを、彼なりに煎じ詰めて表現したもので、これと同じ文章は、他にどこにもありません。

 

 

 

市井の蕎麦屋さんが、我々東洋医学関係者が読むような食養生の専門書を読まれていることにも驚きなのですが、それはともかく、言葉の表現は違っても、食の問題を突き詰めていけば、皆同じところに行き着くのではないでしょうか。

 

彼は続けてこんなふうに書いています。

 

 「他人様の命を、たとえ一時なりとも預かることの重大さを自覚するならば、元から明きらかにしなくては恐くてやっていけないはずである。ただそれらしい形をなしていればよい、というものではなくなってくる。そもそもの原材料がどういうものであるか、どこで穫れたものか、その土地の気候風土に人体に害をなすものがないかどうか──といったことまでも、突きとめざるをえなくなる。

 食味は、もちろん大事である。が、それも、単純にうまい・まずいの評価だけで済ますわけにはいかない。」(原文ママ)

 

 

 

私たちの暮らしになくてはならない、『食べ物』…

現代では、わざわざ自分で作らなくても手に入れることができます。

 

その一方で、だれが、どこで、どのようにして作っているのか、とても見えづらくなっています。

 

そもそもの素材がどういうものか、ふと振り返って想像力を働かせてみると、見えづらくなったものが見えてきます。

 

日々の暮らしを支えている農家の人たちや料理人さんの営み、世界の人々や、歴史との繋がりにも気づかされるでしょう。

 

今の暮らしや生き方を見つめ直すきっかけになるかも知れません。

 

食に関係するすべての方々に、いま一度振り返って考えていただきたい一文です。

 

 

 

もちろん、食養生を説く鍼灸師や漢方、薬膳に携わる方々にも……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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