京都岡崎へおばんざいを習いに行ったことは以前書きました。
以来、京野菜について勉強している中で出合った本。
『もっと知りたい京野菜』(上田耕司、淡交社)
著者の上田耕司さんは、「錦かね松」三代目店主。
1947年京都市錦生まれ。同志社高校から京都大学農学部農林経済学科へ進み、1971年に卒業されました。
「錦かね松」といえば、創業明治15年(1882年)、京都 錦市場に店を構える老舗の八百屋さんです。阪急百貨店にも入っておられるので、ご存じの方も多いかと思います。
「京野菜」といえば、「京都にはちょっと変わった野菜がある」という程度の知識しかなく、知っている野菜も賀茂茄子や金時人参、九条葱くらいしか知らなかったのですが、この本で頭の中が整理できました。
なぜ京都に変わった野菜が多く、そしておいしいのか……。
それは、794年から明治維新にいたるまで、京都に都があったことと深い関係があると、上田さんはいいます。
第一に、中国や朝鮮からの使者が、手土産として珍しい野菜をもってきました。それを大事に育ててきたのが、京の人々だったということ。
第二に、都には大勢の人が集まり生活をしていました。人が暮らせば土地が肥えます。野菜がおいしくて当然ですね。
本書では、九条葱、聖護院大根、聖護院かぶら、堀川ごぼう、金時人参、京菊菜、海老芋、賀茂茄子などの京野菜とその料理法が詳細に書かれていて、四季折々の野菜の写真がとても綺麗です。
野菜にまつわる京都の年中行事、野菜の買い方・扱い方のコツなど、豆知識も満載で、実用に役立つ一冊。
個人的には、太秦の有機農業界の第一人者、故 長澤源一さんの野菜とともに、自転車(ロードバイク)でよく走る「鷹峯」産の野菜が特に気になりました。
今度走りに入った時に気を付けてみてこようと思います。『樋口農園』も気になるし……ぼそっ
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