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東武野田線の新名称にファンが困惑
おはようございます、ビンディーの小林です。
千葉、埼玉両県を走る東武野田線が今月、その名も「アーバンパークライン」に生まれ変わった。正式な路線名は残しつつ、今後は新愛称を前面に押し出すというが、「らしくない」という声も出ている。
東武鉄道(東京都墨田区)が昨年末、野田線の新愛称を発表すると、鉄道ファンらが集うネットの掲示板は騒然となった。「野田線のイメージに合わない」「4月1日導入、エープリルフールか」――。ほとんどが否定的な意見だった。
導入から1週間。さいたま市の大宮駅では看板などの表記が新愛称に変わり、変更を祝うポスターが掲示され、「野田線」の面影がすっかり消えていたが、利用客の反応は微妙だった。
通学で利用するさいたま市の男子高校生(17)は「車内アナウンスで何度も名前が変わると言っていたけど、なぜアーバンパークラインなのか、理由がよく分からない」と首をかしげる。同市の70代の女性は新愛称を知らず「えっ、変わったの」と驚いた様子。新しい表記の看板を見て、「難しい名前ね」と話した。
戸惑いの背景には、野田線の持つイメージがある。同社は新愛称を「都市(アーバン)近郊を走り、沿線に公園(パーク)が数多くある」と説明する。確かにここ数年、沿線は宅地化が進み、大宮公園(さいたま市)や清水公園(千葉県野田市)など有名な公園も多い。
ただ埼玉・大宮と千葉・船橋を結ぶ野田線沿いには今も田畑や雑木林が目立つ。路線名になっている野田市も、しょうゆ工場から漂う香りに包まれたのどかな街だ。1911(明治44)年の開業から長く野田線で親しまれており、新名称への違和感に結びついているようだ。(朝日新聞)
以前も触れた関東の老舗民鉄、東武鉄道のネーミング騒動だね。実をいうと東武鉄道は東京スカイツリー開業時にも主力路線の東武伊勢崎線を「スカイツリーライン」と命名して好評(?)を得ている。意外と知られていないけどスカイツリーの所有者は東武鉄道なんだね。この建設自体は赤字だけどテレビの賃貸料や観光収入で収益が期待されているんだ。
ということで、東武鉄道はスカイツリーのネームバリューをここぞとばかりに路線名に使ったというわけ。しかし柳の下のどじょうをもっと探したかったのかさらに野田線にまでネーミングをしてこんな騒動になってしまった。
観光客向けに考えたと思うけど、一番利用する地元の人の意見を反映させないとね。
JRも含めて全国的に路線愛称が流行っているけど本当に愛されているかは疑問だね。
ここまでお読みいただきまして
ありがとうございました。
小林治巳