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新型車両「電車の乗り心地」
こんばんは、ビンディーの小林治巳です。
全国で唯一、電車が走っていない県はどこ――。答えが「徳島」とは知りませんでした。確かに、県内の線路には電車用の電線にあたる「架線」が見あたりません。
県内を運行しているのは、ディーゼルエンジンで車輪を回す「気動車」です。蒸気機関車の時代の名残から「汽車」とも呼ばれます。ちなみに、「電車」は、架線からパンタグラフを経由して電気を取り込み、
車輪をモーター(電動機)で回すことで進みます。
先日、JR徳島線などで試乗会が行われた新型車両は「電車のような乗り心地」を目指し、近畿車両(本社・大阪府東大阪市)が非電化路線向けに開発しました。自力で充電できるバッテリーを積んでモーターで走るため、「グワァワワワ」といったディーゼル車特有の騒音や振動がありません。
思えば、試乗会に参加するのは13年ぶり。あの時は、磁力で浮いたまま高速走行する「超電導リニアモーターカー」でした。時速450キロに達した時は目を疑いましたが、東京―名古屋間の2027年開業に向け、JR東海が開発する「夢の乗り物」は現実のものになろうとしています。
ただ、車窓からの眺めは楽しめそうにありません。全長286キロの86%は地下などのトンネルです。地下水への影響、掘削で生じる残土処理なども懸念されています。もしかすると、スピードと引き換えに失うものもあるのかもしれません。
今のところ、JR四国が、先述の新型車両を導入する予定はありません。仮に採用されても、運行時間の大幅な短縮にはつながらないそうです。いささか騒々しくはありますが、ディーゼル車の車窓からのんびり景色を眺めるのも、そんなに悪くはないことだと思いますが。
(読売新聞)
この記事を読んだ時に少し考えてしまったね。電化があまり進んでいない四国の他の県はどうかなと思ったんだけど、香川には瀬戸大橋線があり、高知と松山には市電があったんだね。
でも他にもありそう気がするけどね。鳥取と島根を横断する大いなるローカル線の山陰本線がある!ところがここにも伏兵がいたんだね。米子に抜ける伯備線は、山麓をいくローカル線だったけど、山陽新幹線開通時に陰陽連絡路線として白羽の矢が当たって、全線電化したんだね。
この影響もあり山陰線では伯耆大山駅 - 西出雲駅間の電化区間がある。
うーん沖縄県を除いてJRの幹線が無い県という他には見当たらないから、やはり徳島県だけかも・・。 これは県民の悲願になるかもね。
ここまでお読みいただきまして
ありがとうございました。
小林治巳