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車のご当地ナンバーで燃えるライバル心
こんばんは、ビンディーの小林治巳です。
6月末に申請が締め切られた、自動車のご当地ナンバーは、有識者の審査を経て国土交通省が8月末までに決める。来年度中を目途に導入され、現在のナンバープレートは、1500円程度の負担で「ご当地」に変更できる。
名乗りを上げたのは、「盛岡」「平泉」「郡山」「前橋」「越谷」「川口」「杉並」「世田谷」「春日井」「飛鳥」。前回決まった19地域は「金沢」「倉敷」「会津」「那須」「川越」「伊豆」など観光地が多く、「熊谷から川越に」「石川より金沢」といったナンバー付け替えの動きがあった。
前回「ご当地」に認められたナンバーは、政令市(人口50万人
以上)では「仙台」と「堺」。中核市(人口30万人以上)では
「高崎」「川越」「柏」「金沢」「豊田」「岡崎」「倉敷」
「下関」。特例市(人口20万人以上)は「つくば」「一宮」だ。
埼玉県は今回、特例市の「川口市」と「越谷市」がそろって申請したが、すでに同じ特例市の「所沢」「熊谷」「春日部」は自動車検査登録事務所があり、もともとナンバーがあった。
両市とも「ライバルに追いつきたい」という思いがあり、越谷は「2年後に中核市になる機運を高め、知名度を高めたい」という。川口市は、旧鳩ケ谷市を「吸収」合併して大きくなったので、悲願の「市全体の一体感の醸成」につなげたいそうだ。
政令市のさいたま市エリアは、「大宮」ナンバー。浦和・大宮・与野の3市合併で誕生したさいたま市だが、合併前の県都だった浦和(人口規模で約50万人)ナンバーはない。
浦和と大宮のライバル関係は高崎vs前橋、福島vs郡山にも似ており、合併しても、それぞれJリーグのご当地球団を合併前の自治体名を変えずに持つ。浦和には「文化面や高級住宅地、サッカー都市としての浦和ブランドは大宮よりずっと上」という自負があるが、対する大宮も「J1の順位は大宮アルディージャが浦和レッズよりずっと上」「東北・長野・上越新幹線は浦和でなく大宮に止まる」と負けてはいない。
現在の埼玉運輸支局の機能は、戦後一時浦和市に置かれたが、
昭和30年代以降は交通の要衝の旧大宮市に置かれた。
さいたま市議会では過去に「浦和の車は浦和ナンバーに変え
よう」という質問も出ており、市は「区名の実現は制度的には
無理」と答弁したが、「浦和待望論」はくすぶっている。( AERA )
ご当地ナンバーはなかなかの盛り上がりを見せているようだね。人間不思議なもので自分の住む地域には知らない間にプライドを持っているのかもね?確かに前橋と高崎、福島と郡山の関係は非常に微妙だね。群馬県の交通インフラの面では完全に高崎がイニシアチブを取っているし、県内の中央に位置してテレビ局まで有する郡山は人口でも県庁所在地の福島を圧倒しているんだよね。
これからはライバル関係にある都市がどんどんご当地ナンバーの申請するかもしれないね。
ここまでお読みいただきまして
ありがとうございました
小林治巳