いいねので続きリクエスト、ありがとうございます。張り切ってしまい、過去メモ5枚をまとめた長編となってしまいました。二つに分けようかと思いましたが、秋の週末なのでプチ読書としてどうぞ。コメント欄も、記事内容に関連のあるものならOKと致します。認証制なので、自ブログやビジネスの宣伝コメントと思しきものは、申し訳ありませんが非公開とさせて頂きます。ご了承下さい。

前回の記事(1)の結論は、ツッコミがいない天然ボケ紫耀くんは、「ビジネス」紫耀くんになってしまって面白くない。だから、相性のいいツッコミ担当がデビューユニットには必要、でした。

ですが、ジャニ所は、ドラマやダンス、歌のスキルは重視しても、ツッコミ担当やMCまとめ役担当の適性は軽視していることが多いと思う。なぜなら、デビューユニットに兄組2人+を入れてしまえば、その人たちが自然とリーダーやムードメーカーになり、MC仕切り、ツッコミ役との両輪になってチームを引っ張てくれることが経験的に多かったから。例えば、SMAPの中居くんとキムタク、嵐の櫻井くん(のちに歳下の二宮くんがツッコミに成長してサポート)と大野くんのように。

◎ 成功ユニットにはツッコミ・MC担当とムードメーカーな兄組2人が居る

私はSMAPと嵐が、長期的に人気の国民的ユニットになれた理由は、この「年長者の兄組二人が、MCリーダー/ツッコミとムードメーカーの両輪に自然となって支えてくれた」おかげで、ユニット全体が仲のよさ、チームワークのいいわちゃわちゃ感を醸し出せているから、だと思う。つまり国民的ユニットの成功法則である。そして最近のデビュー組にこれを当てはめてみると、なぜキスマイが予想以上に成功して、セクシーゾーンが迷走しているかがあぶりだされて興味深い。

キスマイの兄組は、北山、横尾、藤ヶ谷くんの三人。最年長の北山くんが自然とMC担当になっており、あとのふたりはツッコミとムードメーカーの素質がなかったか、やりたがらなかったよう。北山くんがひとりで、MCとツッコミ、多少のムードメーカー的役割(弟組の相談役)を担っている。(キスマイは7人での長い下積みでできたチームワークがムードメーカー不在を補うので、兄組1人でもまあまわるのだと思う。)だが歌番組ではMCさえいればいいが、冠バラエティ番組を長期的にやっていくには、ツッコミ担当が必要になってくる。が、北山くんはまだツッコミの経験が浅い。

そこで、ツッコミ担当が外部から一時補充されることとなった。それが、芸人の濱口さんや、BUSAIKUアナウンサー、そしてSMAPの中居くんである。中居くんはとんねるずのタカさんから、ボケをイジメる、いやイジる他虐ツッコミを学んだので、今やツッコミのプロ、ツッコミ型MCの人気司会者。後ろの四人舞祭組をツッコんでイジって、プロデュースしてくれたので、キスマイは人気上昇中。そして北山くんは中居くんの番組にバーターでだしてもらって、MCとツッコミの修業中。中居さん番組で鍛えられている舞祭組メンからも、そのうちいいツッコミが育って、嵐の二宮&櫻井くんみたいに、北山くんをサポートしてくれるはず。

さすが飯島マネージャー、ユニットにはMC担当とツッコミ担当が不可欠なことを認識し、いなければそれを外部から補って、将来のためにメンバーを修業させる。ごり押しだ格差だと好き嫌いの感情論で判断するスイーツな輩が騒いでも、アイドル育成ビジネス目的での明確な戦略やバータープランを立てて、淡々と実行する。それがキスマイが成功している大きな理由のひとつだと思う。好きなやり方かは別にして、結果は出ている。

もうひとつの成功例というか、多分成功しそうだと私が思うのが、ジャニーズウェスト。彼らはジュニア時代が長いメンバーが多く、お笑い文化の関西出身なので、ツッコミやボケ、もしくは両方ができるメンバーがたくさんいる。最年長は中間くんと、シンメの桐山くん。中間くんがツッコミMC担当、桐山くんがボケたがりだが愛あるツッコミもできるMC担当で、ふたりがユニットのムードメーカーで実質リーダーである。いまはまだドラマブレイクを狙いつつ単発バラエティにでている時期だが、そのうち冠番組をもってもメンバーだけでまわしていける体制ができている。れんしょうのいいお兄ちゃんたちで、大阪のオバちゃん化したコッテリ先輩ユニットが苦手な私も応援している、期待のデビュー組である。(異端の気が一筋あるので、ゴシップがこれ以上出ないことをを祈る)

X  ツッコミ・MC不在によるセクゾの迷走

そして残念ながら、メンバー分割で迷走しているセクシーゾーンは、実はこの成功法則が当て外れに終わり、明確なMC担当とツッコミ担当がいない、と私は思う。それが、彼らが迷走している理由のひとつではないか。セクゾの兄組は、ふまけんこと中島くんと菊池くん。二人ともスキルの高いエリートで人気No1、2ジュニアだった。ジャニ所は当然、なんでもこなす彼らがツッコミMCとムードメーカー、チームリーダーになってくれると期待したと思う。

だが彼らの冠番組を見る限り、それは成功していないと思う。一般ファン・一般人目線でみたら、可愛いけど面白くはないからだ。以前中島くんの記事で分析したように、ふたりとも自由な個人主義タイプで、きっちりとMCをできる、やりたがるタイプではなかったのだ。菊池くんがツッコミ兼ボケとして番組を面白くしようと頑張ってはいるが、彼のツッコミは他虐的なとんねるずタイプなので、一見のひとには天然ボケの弟組二人を虐めているように誤解されがち。センター3人がスタータイプで、自分下げ・謙遜が出来ないので、愛あるツッコミになれないのもつらい。

ツッコミとMCまとめ役が不在だと、ユニットの温かいわちゃわちゃオーラが醸し出されず、一般や長期的人気にはつながらないのだと思う。私はセクゾの歌と個人は5人とも好きだが、このグループの輪をずっと見ていたい、リピしたいとまでは感じない。(まいジャニは回によっては、リピしまくる) 3日で飽きる美しいルックスだけでは満足せず、本格的ボケツッコミの面白さや、ながらで見ていてもつい引き込まれる位の温かな雰囲気を求めるのが、オタさんと一般人・一般アイドルファンの違いである。

ジャニ所もセクゾのMC・ツッコミ不在に気づいたのか、セクシーゾーンチャンネル番組を継続。スタッフに頼んで、ツッコミとまとめ役を促成しようとひそかに頑張っているのだと思う。番組スタッフ・プロデューサーやテロップがツッコミになり、いいツッコミの見本を見せる。キスマイのように、冠番組で、セクゾにツッコミとMCの勉強をしてもらおうというわけだ。

だがツッコミは向き不向きがあって、他人にあまり興味がなさそうな自由なふまけんには向いていないと思う。年上だからと押し付けるのもかわいそうだ。そんな状況を見かねたのか、勝利くんがS気質なツッコミとまとめMCの頭角を現しはじめた。こちらのほうがずっと面白くて素質があると私は思う。年下やセンターはMCをやらないことが多いが、セクゾが今後3人または5人で成功するためには、いいツッコミとMCまとめ担当がメンバー内に不可欠だ。

そこでセクゾ好きな私は、彼らのためにぶっ飛んだテコ入れ再生策を思いついた。が、今日のテーマからますます脱線するので、後日別記事にする予定。ご興味ある方、セクゾ応援派は、いいねで催促してください。

というわけで、来年のデビューユニットには、適当にエリートJrな兄組2人を入れるのではなくて、ツッコミとMC担当の素質と経験を吟味して入れるべきだと思う、というのが、今日の結論。ところが、今のかいれんしょうに合う若いJrにはなかなかいい人材がいない。次回、かいれんしょうデビューユニットに合いそうな兄組メンバーを考えてみる。

追記 ここまで二日前に過去メモをまとめて下書きにし、寝かしておいたら、まいジャニで廉くん紫耀くんがMCに挑戦するんだってさ。ジャニ所さんと永富プロディーサーは私と同じアイドルビジネス育成目線だから、やはり似たような考え方してるなと苦笑。デビューしたらすぐ、歌番組や単発バラで、自分たちで仕切らにゃならないからMC力は急務。やはりデビューは近いな。

でもれんしょうはボケ体質だから、MCは慣れでこなせるだろうだが、ツッコミは向いてない。てか、もったいない。合わない役割を無理強いすると、ふまけん、セクゾのの二の舞で新ユニット分裂するよ。というわけで、
とうまくん、向井くんが、頑張ってれんしょうにボケ・ツッコみして超面白くしてあげて、自分たち兄組2人、ツッコミとサポートMCコンビとしての存在価値を、アピールできているといいな。楽しみです。