宇迦神社(福島県東白川郡棚倉町)
宇迦神社(うがじんじゃ)。

福島県東白川郡棚倉町に鎮座。
御祭神は倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)。
社格は県社。
第十三代・成務天皇の御代、白河の国造に塩伊野己自直(しおいのこじのあたえ)が任じられた。
『古事記』などによると成務天皇は武内宿禰を大臣とし、即位後の五年九月に諸国に対して国造を任命したとされているので、この時のことだと思われる。
で。
その際、土地を拓くために飯沼の近くに倉稲魂命をお祀りしたという。
時は流れて江戸時代。
関ヶ原の戦いで西軍についたために浪人となっていた立花宗茂が、徳川四天王の一人・本多忠勝の推挙により召し抱えられ、陸奥棚倉藩一万石を与えられる。
(ただし宗茂自身は二代目将軍・徳川秀忠の御伽衆として近侍したために、棚倉藩の行政は由布惟信が取り仕切っていたらしい)
この時、棚倉の赤舘を根城とすることとなり、現在の鎮座地の鹿子山に遷宮。
立派な社殿を建てて、篤く尊崇したという。
その後、代々の藩主は『御領内惣産土宇迦大明神』として崇敬。
藩主の最初の着任の際には先ず参詣。
篤く祈願していたのだとか。
また、藩主が国替えになる際にも灯籠などを記念として献納していたそうで、いかに宇迦神社が藩にとって重要な社であったかがうかがわれる。
歴代藩主の中でも内藤紀伊守弌信は格別に尊信が篤く、元禄十四年(1701年)に大金をかけて社殿を造営したと伝えられているとのこと。
その後、明治六年には村社に列格。
昭和十六年には県社に昇格した。
上記のほかにも、地域の言い伝えによると宇迦神さまは白蛇であるという伝承もあるそうで。
磐城郡飯野村に住んでいた信仰心の篤い農夫が西国巡礼の最中、攝津國の宿で休んでいたところ不思議な夢を見る。
白髪に長い髭をたくわえた老人が現れ、こう言ったのだ。
「わたしは宇迦明神である。東国にわたしのゆかりの地があるので、そこまで連れて行くがいい。そうすれば氏神として万民のために鎮めよう。ちなみにわたしは皮籠に収まるから着くまで皮籠は空けないように。」
農夫は信仰心が篤かったので、「これは正夢に違いないぜ!ゆかりの地まで神さまを連れて行こうじゃないか!」と決意。
それから何日もかかって飯野村の近くまで帰ってきたが、疲労困憊した農夫はもう一歩も動けなくなってしまう。
途中、一軒の家で宿泊をお願いすると快く泊めてもらうことができた。
そこで手厚いもてなしを受けた農夫は疲れも相まって深い眠りについてしまう。
するとその夜。
またあの老人が夢に現れた。
「この地こそがわたしのゆかりの地である。よくここまで送ってくれた。この地の民とお前の子孫を末永く守るとしよう。」
目覚めた農夫がそっとあの皮籠を空けてみると……なんと!
まばゆいばかりの金色に輝く、五寸ほどの白蛇が出てきたではないですか!
この話は人から人へ、あっという間に広まり、皆で社殿を建てありがたくお祀りしたのだとか。


【 鳥居 】
石造りの明神鳥居。

【 二の鳥居 】
しばらく進んだ先の二の鳥居。
こちらも石造りの明神鳥居ですね。



【 随神門 】
そして二の鳥居をくぐった先には随神門。
門には鎮座地である「鹿子山」と書かれた扁額が掲げられておりました。
随神像はシンプルな造りながら凛とした感じがして素敵ですね。


そして随神門をくぐった先。
裏側には仁王像が安置されておりました。
小ぶりな大きさですが筋肉の彫り込みを見ると迫力がすごいですね。



【 参道 】
随神門をくぐった先はしばらく登りです。
ずっと石段が続いています。
ただこの石段も自然石とかのゴツゴツした感じではなく、キッチリ切り出された石という感じで非常に歩きやすい。
ですので、登りもそこまで苦にならないかなぁ、と。


【 狛犬 】
参道を登りきったところにある狛犬。
県南地方の狛犬はこういったグワッとしてファッサァとした造形の狛犬が多くて迫力があります。
見ていて楽しいですよね。

【 手水舎 】






【 拝殿 】
参道正面の拝殿。
御神紋は三つ巴の紋。
ちょうどお正月だったので拝殿前にはお守りや破魔矢などの授与品のテントが出ていました。

【 本殿 】
一段高くなったところに鎮座する御本殿。
遠目に見ても立派なお社で、さすが県社といった風格。


【 境内社 】

棚倉藩の歴代藩主が奉納したという石灯籠。
さてさてさて。
そんなわけで、無事お参りが済みまして御朱印をお願いします。
この日は前述の通り、お正月だったので授与品のテントが出ておりまして、そちらにいらっしゃった神職の方に御朱印をお願いしました。

そして頂いた御朱印がこちら。
初穂料は300円でした。
ちなみにお参りした時がお正月だったのでテントでお願いしましたが、普段はどちらでお願いするのかは……
拝殿の隣の社務所はご自宅という感じではなかったので、どちらになるんでしょうかね……
【※追記】
と思ったら、福島県神社庁のページに宮司さんのご自宅の電話番号が掲載されてた!
こいつぁありがたいですね!
◆神社への地図
◆神社の情報
宇迦神社 うがじんじゃ
御祭神 : 倉稲魂命
社格等 : 県社
鎮座地 : 福島県東白川郡棚倉町大字棚倉字風呂ケ沢地内

福島県東白川郡棚倉町に鎮座。
御祭神は倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)。
社格は県社。
第十三代・成務天皇の御代、白河の国造に塩伊野己自直(しおいのこじのあたえ)が任じられた。
『古事記』などによると成務天皇は武内宿禰を大臣とし、即位後の五年九月に諸国に対して国造を任命したとされているので、この時のことだと思われる。
で。
その際、土地を拓くために飯沼の近くに倉稲魂命をお祀りしたという。
時は流れて江戸時代。
関ヶ原の戦いで西軍についたために浪人となっていた立花宗茂が、徳川四天王の一人・本多忠勝の推挙により召し抱えられ、陸奥棚倉藩一万石を与えられる。
(ただし宗茂自身は二代目将軍・徳川秀忠の御伽衆として近侍したために、棚倉藩の行政は由布惟信が取り仕切っていたらしい)
この時、棚倉の赤舘を根城とすることとなり、現在の鎮座地の鹿子山に遷宮。
立派な社殿を建てて、篤く尊崇したという。
その後、代々の藩主は『御領内惣産土宇迦大明神』として崇敬。
藩主の最初の着任の際には先ず参詣。
篤く祈願していたのだとか。
また、藩主が国替えになる際にも灯籠などを記念として献納していたそうで、いかに宇迦神社が藩にとって重要な社であったかがうかがわれる。
歴代藩主の中でも内藤紀伊守弌信は格別に尊信が篤く、元禄十四年(1701年)に大金をかけて社殿を造営したと伝えられているとのこと。
その後、明治六年には村社に列格。
昭和十六年には県社に昇格した。
上記のほかにも、地域の言い伝えによると宇迦神さまは白蛇であるという伝承もあるそうで。
磐城郡飯野村に住んでいた信仰心の篤い農夫が西国巡礼の最中、攝津國の宿で休んでいたところ不思議な夢を見る。
白髪に長い髭をたくわえた老人が現れ、こう言ったのだ。
「わたしは宇迦明神である。東国にわたしのゆかりの地があるので、そこまで連れて行くがいい。そうすれば氏神として万民のために鎮めよう。ちなみにわたしは皮籠に収まるから着くまで皮籠は空けないように。」
農夫は信仰心が篤かったので、「これは正夢に違いないぜ!ゆかりの地まで神さまを連れて行こうじゃないか!」と決意。
それから何日もかかって飯野村の近くまで帰ってきたが、疲労困憊した農夫はもう一歩も動けなくなってしまう。
途中、一軒の家で宿泊をお願いすると快く泊めてもらうことができた。
そこで手厚いもてなしを受けた農夫は疲れも相まって深い眠りについてしまう。
するとその夜。
またあの老人が夢に現れた。
「この地こそがわたしのゆかりの地である。よくここまで送ってくれた。この地の民とお前の子孫を末永く守るとしよう。」
目覚めた農夫がそっとあの皮籠を空けてみると……なんと!
まばゆいばかりの金色に輝く、五寸ほどの白蛇が出てきたではないですか!
この話は人から人へ、あっという間に広まり、皆で社殿を建てありがたくお祀りしたのだとか。


【 鳥居 】
石造りの明神鳥居。

【 二の鳥居 】
しばらく進んだ先の二の鳥居。
こちらも石造りの明神鳥居ですね。



【 随神門 】
そして二の鳥居をくぐった先には随神門。
門には鎮座地である「鹿子山」と書かれた扁額が掲げられておりました。
随神像はシンプルな造りながら凛とした感じがして素敵ですね。


そして随神門をくぐった先。
裏側には仁王像が安置されておりました。
小ぶりな大きさですが筋肉の彫り込みを見ると迫力がすごいですね。



【 参道 】
随神門をくぐった先はしばらく登りです。
ずっと石段が続いています。
ただこの石段も自然石とかのゴツゴツした感じではなく、キッチリ切り出された石という感じで非常に歩きやすい。
ですので、登りもそこまで苦にならないかなぁ、と。


【 狛犬 】
参道を登りきったところにある狛犬。
県南地方の狛犬はこういったグワッとしてファッサァとした造形の狛犬が多くて迫力があります。
見ていて楽しいですよね。

【 手水舎 】






【 拝殿 】
参道正面の拝殿。
御神紋は三つ巴の紋。
ちょうどお正月だったので拝殿前にはお守りや破魔矢などの授与品のテントが出ていました。

【 本殿 】
一段高くなったところに鎮座する御本殿。
遠目に見ても立派なお社で、さすが県社といった風格。


【 境内社 】

棚倉藩の歴代藩主が奉納したという石灯籠。
さてさてさて。
そんなわけで、無事お参りが済みまして御朱印をお願いします。
この日は前述の通り、お正月だったので授与品のテントが出ておりまして、そちらにいらっしゃった神職の方に御朱印をお願いしました。

そして頂いた御朱印がこちら。
初穂料は300円でした。
ちなみにお参りした時がお正月だったのでテントでお願いしましたが、普段はどちらでお願いするのかは……
拝殿の隣の社務所はご自宅という感じではなかったので、どちらになるんでしょうかね……
【※追記】
と思ったら、福島県神社庁のページに宮司さんのご自宅の電話番号が掲載されてた!
こいつぁありがたいですね!
◆神社への地図
◆神社の情報
宇迦神社 うがじんじゃ
御祭神 : 倉稲魂命
社格等 : 県社
鎮座地 : 福島県東白川郡棚倉町大字棚倉字風呂ケ沢地内