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鷲宮神社(埼玉県久喜市)

鷲宮神社(わしのみやじんじゃ)。


ゴシュイン☆デイズ -まったり御朱印あつめの日々-


埼玉県久喜市に鎮座。

御祭神は天穂日命(アメノホヒノミコト)、武夷鳥命(タケヒナトリノミコト)、大己貴命(オオナムヂノミコト)。

社格は県社。また、明治元年には政府により『東京十二社』の一つとして准勅祭社に定められた。現在は神社本庁包括の別表神社となっている。



『古事記』や『日本書紀』の中の一節で、スサノオが高天原に向かった際のこと。

姉のアマテラスは、彼が高天原の国を奪うために攻めて来たのだと誤解してしまう。

その誤解を解くためにスサノオは互いの持ち物を交換し、それぞれ神生みを行うことを提案。

誓約(ウケイ)という、古代の占いを行った。

その結果、アマテラスはスサノオの持っていた剣をかみ砕いて三柱の女神(宗像三女神)を生みだす。

これを見たスサノオは、「女神が生まれたのは自分の心が清らかだったからだ!」と勝利宣言。

疑いを晴らすことに成功したのだった。


……で、一方のアマテラスの持ち物からスサノオは五柱の男神を生む。

その中の一柱が、この鷲宮神社の御祭神である天穂日命だ。



天穂日命はその後、葦原中国を支配下に置くことを目論むアマテラスによって、出雲の大国主命のもとに説得に派遣される。

ところが、天穂日命は逆に大国主命の度量に惚れこんでしまい、配下となってしまう。


その後、タケミカヅチらの活躍によって大国主命が国譲りを決断し、出雲大社が造られるとその祭祀を担うようになったという。

ちなみに、出雲大社の祭祀をつかさどる人は、一般的な呼称の『宮司』とは呼ばずに『出雲国造』と呼ばれているそうだ。

で、その出雲国造の初代が天穂日命で、二代目がその子である武夷鳥命だという。



もう一柱の御祭神である大己貴命は大国主命の別名とされているし、非常に出雲とつながりの深い神社だとうことが見て取れる。




社伝によると、神社の創始は神代の昔。

天穂日と武夷鳥が当地に大己貴命を祀り、その後さらに別宮を建てて天穂日命を奉祀したのが始まり。

景行天皇の御世には、日本武尊がこの神社の御神威を崇敬し、社殿を造営し相殿に武夷鳥命を併せ祀った。


このようなこともあって、一説には「関東最古の大社」とも呼ばれている。


中世以降は関東鎮護の神として、武運長久を願う多くの武将の崇敬を受け、寄進や社殿の造営が行われたという。

その後、明治の世に入り、准勅祭社に定められた。

今は『東京十社』として都心に鎮座する准勅祭社十社が知られているけれども、鷲宮神社と府中市の大国魂神社も准勅祭社になっていた。





というわけで、岩槻久伊豆神社 を後にしてひたすら北上。

何かと話題の鷲宮神社へ。

最寄駅と町の名前は「わしみや」なんだけど、社号は「わしのみや」なのでご注意を。

そういや、東京の谷保天満宮(やぼてんまんぐう)も、最寄駅が「谷保(やほ)」で読みが違う神社なんだっけ。


それはさておき、鷲宮神社。

ここは「らき☆すた」というアニメ作品の舞台になった場所だそうで、その作品のファンが全国から集まっているらしく、地域にもすごい経済効果があったらしい。

参拝した時も作品のファンですごい賑わい。




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     【 にぎわう駐車場 】

……ちょっとした異世界感。

「本当にこの駐車場でいいの?いいんだよね?」と何回も周りを見回しながら駐車しましたよ、ええ。

この中に停めると、おいらのミニクーパーでもいたって普通の車に見えるから不思議 (´・ω・`)


まあでも、どんなきっかけであれ神社に人が集まるのは良いことだよね。

お参りしているうちにどんどん興味が沸いてくるかもだし。

入り口はどうだっていいのさ。まずはどんな形であれ来てもらうのが大事。

作品の舞台になった場所を見るうちに、日本神話の舞台になった場所を見たい!なんて思って、天岩戸とかに行っちゃうかもだし!

准勅祭社であるここをお参りしたのをきっかけに、他の准勅祭社十一社もお参りしちゃうかもしれないし!


夢は広がるよね(´∀`)ウフフ



さて、そんなわけで車を降りて参道へ。


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     【 鳥居 】

木造の明神鳥居。

……いや、屋根があるから違う形の鳥居なのかも。

すみません、神明鳥居と明神鳥居というざっくりした大分類しか知らないおいらです (´・ω・`)


大きくて立派な鳥居なんだけど、朱塗りがほとんど剥げてしまっているのがなんだか残念。

参拝客が増えて改修されると良いですねえ。



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     【 参道 】

参道には石畳が敷かれていて、立派な造り。

結構長い参道だから整備も大変だろうなあ。



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     【 参道途中の左右の狛犬 】

すごく躍動感のある狛犬。

今回の旅行で見た狛犬はおとなしめ(?)のが多かったので、ちょっと新鮮。

今にでも飛びかかってきそうなくらい動きのある造形だよね。



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     【 絵馬掛け所 】

いろいろなイラストの描かれた絵馬であふれる絵馬掛け所。

この絵馬の数を見ただけでも、たくさんの人がお参りに来ているのが分かる。



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     【 手水舎 】

苔むした屋根が落ち着いた雰囲気の手水舎。

参拝者の数や社格から考えると、ちょっと小さい気もするけど趣があって良いよね。

ちなみに手水舎の左手にあるところでは御神水がいただけるんだとか。

お参りに行った時はリサーチ不足でチェックできませんでした(´・ω・`)



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参道を挟んで手水舎の反対側には、御神輿が納められている建物が。

御神輿は蔵に納めてお祭りの時期以外見れないところも多いけれど、こちらではガラス張りになっていて御神輿を見ることができます。




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     【 神楽殿 】

さて、さらに参道を進んで、こちらは拝殿の正面にある神楽殿。

この神楽殿で奉納される『土師一流催馬神楽』は国指定重要無形民俗文化財になっている。

始められた年代は定かではないものの、「東鑑(あずまかがみ)」に紹介されているということから、かなりの歴史を持つものだと思われる。

神楽殿の建物自体も金色の装飾が風格を感じさせる素晴らしい建物だ。




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     【 拝殿 】

かなりの間口を持つ大きな拝殿。

お参りをした時は拝殿の中で御祈祷中だった様子。

拝殿の左側には御祈祷を受ける人たちの待合場所のテントが用意されていて、多くの人たちが順番を待っていた。

歴史の深い神社ということで、御祈祷を受ける人も多いんだろう。


それにしても、歴史は深いのに鷲宮神社は延喜式内社になってないんだよね。

なぜなのかはちょっと疑問だけど。



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     【 本殿 】

こちらの本殿。

拝殿が一つなのに、二つの建物に分かれている。

御朱印をいただく際に神職の方にお聞きしたら、拝殿正面から向かって右側には天穂日命・武夷鳥命の親子の御祭神が。

向かって左側には大己貴命が祀られているとのこと。

ちょっと珍しい形式だなーと思って何枚も画像を撮っちゃったよ(´∀`)


……そのお陰でデジカメの電池がガクっと減って、境内社のほとんどを撮らずに来ちゃったんだけど (´・ω・`)

そんなわけで、今回は境内社の掲載は無しということで(´・ω:;.:...

すみません。




さて、そんなこんなで参拝を済ませ、社務所へ。

御朱印をいただきます。



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で、いただいた御朱印がこちら。

初穂料は……たしか、「お気持ちで」だった気が。

東京十社のように、元准勅祭神社とかの文字は入ってないのね。

ちなみに関東用の御朱印帳の残りも少なくなったので御朱印帳も購入。

裏面を使わない主義なので、すぐに御朱印帳がいっぱいになっちゃうのです (´・ω・`)




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で、こちらがその御朱印帳。

金色で鷲宮神社という文字、あとは三つ巴の紋が描かれている。

縦は長いんだけど、横の幅は狭いという縦長な感じのちょっと変わったサイズ。

こちらの初穂料は1,000円。



さて、当初の予定になかった神社をお参りしたこともあって、時間帯もそろそろな頃合い。

車に乗ったおいらはさらに北上、東北自動車道の加須インターから今回の旅行の最後の神社がある宇都宮を目指すのでした。






■ 鷲宮神社への地図



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◆ 神社の情報



鷲宮神社     わしのみやじんじゃ


御祭神:天穂日命、武夷鳥命、大己貴命

社格等:県社、准勅祭社、別表神社

鎮座地:埼玉県久喜市鷲宮1-6-1