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出羽國一之宮・鳥海山大物忌神社 蕨岡口之宮(山形県飽海郡遊佐町)

鳥海山大物忌神社(ちょうかいさんおおものいみじんじゃ)。


ゴシュイン☆デイズ -まったり御朱印あつめの日々-


山形県飽海郡遊佐町上蕨岡に鎮座。

御祭神は大物忌神。

社格は国幣中社。

延喜式神名帳に名神大社として名前の残る、『出羽國飽海郡 大物忌神社』の里宮のひとつ。

出羽國一の宮でもある。




鳥海山大物忌神社は、鳥海山山頂の御本社・吹浦口の宮・蕨岡口の宮の三社を総称した社号となっているので、御由緒については先日の吹浦口の宮の記事 をご覧いただければと思います。

神社にあった御由緒の看板の文面が両社とも同じ内容だったもので……

書くとなると同じ文面になっちゃうもので、すみません (;´・ω・`)


こちらの蕨岡の宮は、多くの僧坊を構えた修験道の一大拠点だったのだとか。

しかし、出羽三山といい鳥海山といい、出羽國は修験道が盛んだったんですねえ。




なお、吹浦口の宮では月山神も御祭神として祀られているが、こちらの蕨岡口の宮の御祭神は大物忌神のみとなっている。




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     【 一の鳥居 】

木製の明神鳥居。

年月が経っているためか、すごくいい風合いの色になっているんだけど、島木の部分だけ何故か他の部分と色が違うんですよねえ。

ここだけ補修したということなんでしょうか。


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     【 随神門 】

どっしりとした造りで重厚感のある随神門。

修験道は神仏混淆の信仰だったので、こちらの随神門は当時は仁王門だったりしたのかも。

明治維新後の神仏分離で、神仏混淆の仁王門は仁王像を神像に置き換えられ随神門となったそうで、こちらもそうだったのかもしれません。


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     【 手水舎 】

随神門をくぐって左手にある手水舎。

こちらも随神門と同じく、赤みがかった屋根が素敵。

水を送る管は竹筒で出来ていて、とても風流な雰囲気。


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     【 参道 】

地面のあちこちが苔むしていて、幽玄とした雰囲気の参道。

山間の神社はこういった部分が素晴らしい。


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     【 神楽殿 】

参道右手にある神楽殿。

随神門や鳥居がシンプルな色合いだったのに対して、こちらの神楽殿は鮮やかな朱塗り。

周囲の苔や木々の緑色に映えて存在感がありますな。


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さて、参道を進んでいくと、途中で直角に折れ曲がります。


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     【 二の鳥居 】

参道を左に曲がったところにある二の鳥居。

こちらも、木造の明神鳥居。

吹浦口の宮もそうだったんですけど、こちらもすべての鳥居が木造の鳥居なんですねえ。

普段見る鳥居は石造りのものが多いせいか、木造の鳥居の質感がすごく新鮮で素敵に感じられます。


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     【 拝殿前の左右の狛犬 】

やや赤みがかった石で造られた狛犬。

きっちりと両足をそろえていて、なんだか畏まった印象にうつります。

体の大きさに対して頭の割合が大きいので、なんだかちょっと幼い狛犬のようなイメージ。

あくまでもイメージ。


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     【 拝殿 】

これはもう実際に見て頂かないと伝わらないと思うんだけど、ほんっっっっっっっっっっっとうに大きな拝殿。

高さが半端ないし、建物から伝わってくる重厚感も比類無いくらいすごい。

もう、なんだか伝える言葉のチョイスが貧困で悔しいんだけど、すごい存在感の拝殿でした。

ここはもう、お参りに行ける方はぜひお参りに行って、実際に感じて頂きたいです。はい。


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で。

拝殿の下にお賽銭箱があったんだけど、上にもお賽銭箱があるようだったので靴を脱いで昇殿してみることに。

拝殿の扉はあいているので中を見ることはできるんですが、電気がついていないんで、ほぼ真っ暗 (;´・ω・`)

中に入るのはちょいと怖かったので、入り口から覗いておりました。


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     【 拝殿内部に掲げられた額 】

そんなわけで、拝殿入り口から撮影。

上の画像が拝殿中央に掲げられた『鳥海山大物忌神社』の額。

下の画像は拝殿向かって右側に掲げられた『鳥海山大権現』という文字が刻まれた額。

こちらには金色の龍が巻きついているようで、迫力のある造形。


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     【 拝殿外部の様子 】

さて、こちらは拝殿の外部を撮影したもの。

拝殿右側は山手になっていて、竹林が広がっている。

春のあたたかな雨に濡れて青々と光っておりました。


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     【 拝殿横から見た様子 】

拝殿の横からの様子。

横から見てもやっぱりビッグ。すばらしい。

ところで、通常の神社ですと拝殿のうしろに御本殿があるわけなんですが。

こちらの神社にはそれがないんですよね。

それは何故かというと、鳥海山の頂上に鎮座する御本社が本殿であると考えられているため。

鳥海山という大きな山自体を御神域と考えるならば、この拝殿の大きさも納得ですね。





さて、そんなわけで無事に参拝を済ませ、社務所へと向かいます。


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     【 社務所 】

こちらが社務所の建物。

随神門をくぐって右手にあります。

蕨岡口の宮では宮司さんは常駐しておらず、居る時間帯が決まっているそうなんですが、おいらがうかがった時はちょうどいらっしゃいました。

なんでも、5月3日が例大祭なんだそうで、その準備をされていたんだとか。


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(通常の御朱印帳)

そんなわけで、頂いた御朱印がこちら。

初穂料は300円。

神社というと四角い御神爾が多いんですが、こちらは丸い印。

出羽三山は三社とも丸い印ですし、山形県は丸い印が他県に比べて多い印象ですね。


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(全国一の宮御朱印帳)

さて、こちらの蕨岡口の宮も出羽國一の宮だということで、『全国一の宮御朱印帳』にも御朱印をいただきます。

ただ、この御朱印帳の大物忌神社については1ページしか無いので、後ろにある予備のページに頂きました。

こちらも初穂料は300円。






で、御朱印をいただいたあと、ちょっと宮司さんと会話していたら、他の神社でもよくある話題に。






『今日はどちらからいらっしゃったんですか?』


「えっと……今、悪い意味で話題の福島県から来ました (;´・ω・`)」


『え!それは……大変なとこから……』


「ええ、大変は大変なんですけど、せっかくの連休ですし、一の宮のお参りは続けたかったんで……」


『……あ!お兄ちゃん、ちょっと待っててね』


「 ? 」


『えっとね、これ。

 金守りっていう小さなお守りで、免許証入れとかに一緒に入れるのが多いんだけど、これが……

 一つ、二つ……全部で七体あるから。

 これ、あなたの周りの福島で頑張ってる人に差し上げてください。』


「え!?いや、そんな……いただいちゃっては申し訳ないんで、お納めしま」


『いえ、お参りに来てもらったんで、いいですから。

 福島!頑張ってね!』


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こちらがその頂いた金守り。

福島県というだけでいろいろと冷たい仕打ちを受けるというニュースがある中で、いつ自分の身にも降りかかるか……と不安になっていたんですが。

逆に、まさかこんな親切にしてもらえるなんて。


やっぱり東北の人たちは温かい。

予想外の優しさにちょっと泣きそうになってしまいました。




お守りは拝受して1年で神社にお納めするもの。

1年経ったら、絶対にまたお参りに行ってお納めしよう。

そう思いました。

この神社はずっと忘れられない神社になりそうです。


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■ 鳥海山大物忌神社(蕨岡口の宮)への地図



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◆ 神社の情報



鳥海山大物忌神社(蕨岡口の宮)    ちょうかいさんおおものいみじんじゃ(わらびおかくちのみや)



御祭神 : 大物忌神

社格等 : 国幣中社、延喜式内名神大社、出羽國一の宮

鎮座地 : 山形県飽海郡遊佐町大字上蕨岡字松ヶ岡51