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愛宕花園神社(福島県いわき市)

愛宕花園神社(あたごはなぞのじんじゃ)。


ゴシュイン☆デイズ -まったり御朱印あつめの日々-


福島県いわき市平に鎮座。

御祭神は珂遇突智命(カグツチノミコト)、瓊々杵命(ニニギノミコト)、木花開邪姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)。

社格は昭和十二年、県社に列格。



社伝によると、庚平年間(1058年)ころに愛宕神社として祀られたのがはじまり。

愛宕神社は磐城地方の総鎮守として歴代城主の崇敬も強く、土地などの寄進がおこなわれた。

その後、文禄元年(1592年)に常州車城主・好間三郎兵衛隆家公が御所替になった折りに、現在の北茨城市の花園神社より御祭神を勧請。

愛宕神社に合祀して、社号を愛宕花園神社と併称するようになったという。

夏井川周辺三十三郷の総社として庶民からも広く崇敬されたそうだ。



さてさてさて、前回の立鉾鹿島神社 から車で5分くらい。

愛宕花園神社に向かいます。

駐車場らしい駐車場が無くてちょっと迷ったけども、社務所前の駐車場をお借りして参道へ。


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     【 鳥居 】

手前の赤い両部鳥居が一の鳥居。

奥に見える黒っぽい石で造られた明神鳥居が二の鳥居。

いつもなら別々に撮影するのに、何故かこの時は二の鳥居を撮り逃していたみたい (´・ω・`)

今度お参りに行ったらちゃんと撮影してこよう。

……地震の被害が出てなければ良いんだけど。


さて、参道の奥。

真正面に石段が見えるんだけど、あそこを登っていくと実は神社には辿りつけません。

正面の石段は、『花園山神照寺』というお寺のもの。

神仏習合の残り香がふんわりと漂ってますな(`・ω・´)


で、神社への参道は正面ではなく、二の鳥居をくぐってから斜め左方向にあるのです。


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     【 三の鳥居 】

で、こちらがその参道。

三の鳥居は石造りの明神鳥居で、石段の中ほどにあります。

結構急な石段で登るのが大変なんだけど、左に見える竹林がすごく風流でいい雰囲気。


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さらに石段を登っていくと、先に門のような建物が見えてきます。

おや、こいつぁ楼門かな?と思ったんだけども、実はこれ……


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そう、建物に掲げられた額の文字を見れば分かるんだけど、こちらは神楽殿。

門のようになっている右側が高くなっていて、そちらで神楽を。

左側には参拝者が座れるような造りになっています。

県内のあちこちの神社にお参りしてるけど、こういう神楽殿には今まであんまり遭遇してこなかったかも。

御朱印を頂けてないんで記事にしてないんですけど、郡山市の田村神社とか、川俣町の春日神社とか、それくらいでしかこういう神楽殿は見てない気がするねえ。


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     【 手水舎 】

神楽殿手前、参道左側にある手水舎。

ちょっと色褪せているけど、銅板葺きの屋根が素敵。

自宅の屋根を神明造りにしたいとは思わないけど、銅板葺きはちょっと憧れちゃうおいらです(´∀`)ウフフ


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神楽殿をくぐって、境内から振り返ってみる。

境内は木々が生い茂っていて、まるで鬱蒼とした森。

高く伸びた枝葉に光が遮られて、ちょっと落ち着いた雰囲気に。

そのせいか、神楽殿の入り口を通して見た外の様子が光に満ちていて眩しさすら感じる具合。

こういう空気はたまらなく好きなおいらです。

こんな境内なら、ちょっと小一時間ほどのんびり佇んでみたいねえ。


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     【 参道 】

そんなわけで、舗装された参道も光と影が造りだした模様で斑状に。

差し込む光にも濃淡があって、強く光が当たっているところとそうでないところの差を見ているだけでも飽きないね。

参道は木々に囲まれているけれど、拝殿の周りは木々が少なくなっていて一気に明るくなる。

まるで拝殿自身が輝いているように見えて、自然が生んだ素敵な演出。


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     【 参道脇の石碑 】

こちら内藤風虎の句碑。

『阿すよりや 秋の波那ぞの 祭り客』と刻まれているらしい。


内藤風虎というのは、江戸時代の当地の藩主である内藤義概公の俳号。

後で宮司さんに聞いたんだけれども、こちらの藩主は『奥の細道』で有名な俳人・松尾芭蕉の俳句友達だったらしいんですね。

参勤交代で江戸に行った際に親交を結んで、俳句の腕は相当なものだったのだとか。



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     【 拝殿前の左右の狛犬 】

なんだかストレートロングヘアーみたいな感じの髪質に、大きな目と口が一般的な狛犬とは一線を画した、変わったスタイルの狛犬。

造られた時期によるのか、作った人によるのか……ちょっといつも見てる狛犬とは違う空気を醸し出してます。

ちなみに、狛犬をストレートロングヘアーと言いましたが、おいらは黒髪ストレートが大の好みです。どうでもいいですね、はい。


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     【 拝殿 】

そんなわけで、こちらが拝殿。

実は狛犬を撮影中、宮司さんに「おや、お勉強にいらしたんですか」とお声かけいただいて、宮司さんの説明を伺いながら拝殿まわりを撮影してました。

一番下の画像は拝殿脇の扉なんだけど、桐の紋なんですよねえ。

でも、本殿には菊の紋や三つ巴の紋がついていて、どれが正式な紋なのかなあ、と。

宮司さんもそのあたりについては明確な理由は分かっていない状況なのだとか。

ご創建が1000年くらい前だから、長い歴史の中でいろいろと変遷があったんだろうねえ。


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     【 本殿 】

で、こちらが本殿。

現在の社殿は大正十五年に再建されたものとのことで、本殿の建築は『変則三間社流造り』とのこと。

三間ということで、かなり大きな本殿ですな(`・ω・´)



ちなみに、画像を撮って無かったんですけど、この本殿の脇に県社に昇格した時の記念の石碑がありまして……

宮司さんにお話しを伺ったんですけども、「なんとか県社にしよう!」と氏子さんや地元有力者のかなり熱心な働きかけがあったらしいです。


で、県社に昇格して『いわき七県社』の一つとなった……らしいんですが。

いわきの県社って、子鍬倉神社 ・愛宕花園神社・大国魂神社・温泉神社・住吉神社・飯野八幡宮と、あと1か所はどこなのかなあ。

ぱっと思いつかないです (;´・ω・)



さてさて、そんなわけでお参りを済ませて、宮司さんにお話しをうかがったり、

「明治節の日にわざわざ福島市からお参りとは、こんなありがたいことはない!記念に何か差し上げたいんで、境内に生えてる榊の苗木をお土産にお分けします」と宮司さんがおっしゃってくださって、榊を頂いたりしたわけですが。

ちゃんと御朱印もお願いしておりました。


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で、いただいた御朱印がこちら。

社号の響きにぴったりな、上品さが漂う綺麗な書体。

素晴らしいですね。


いやあ、神社の境内の木々が生みだした静かな空間も、宮司さんのお心遣いも素晴らしい神社さんでした。

いわき市だと延喜式内社七社が有名で、それ以外の神社はなかなかスポットライトが当たらないんですが、こちらの境内はホント素敵なんで、ぜひお参りに行って頂きたいですね。

というか、おいら自身もお参りに行きたいです。はい。


あ、ちなみに頂いた榊の苗木なんですが。

宮司さんは「浜風に当たらないと育たない品種だから、もしかするダメかもしれないけど…」とおっしゃってたんですけど、まだ元気に成長中です。

小さい苗だったんで今はまだ鉢植えなんですけど、頃合いを見て移植したいですねえ。





■ 愛宕花園神社への地図



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◆ 神社の情報



愛宕花園神社     あたごはなぞのじんじゃ


御祭神 : 珂遇突智命、瓊々杵命、木花開邪姫命

社格等 : 県社

鎮座地 : 福島県いわき市平下神谷字宿183