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岩根沢三山神社(山形県西村山郡西川町)

岩根沢三山神社(いわねさわさんざんじんじゃ)。


ゴシュイン☆デイズ -まったり御朱印あつめの日々-


山形県西村山郡西川町岩根沢に鎮座。

御祭神は月読命(ツクヨミノミコト)、稲倉魂命(ウカノミタマノミコト)、大山祇命(オオヤマツミノミコト)、大国主命(オオクニヌシノミコト)、少彦名命(スクナヒコナノミコト)。


なお、岩根沢三山神社は通称であり、正式な社号は『 月山神社出羽神社湯殿山神社摂社 月山出羽湯殿山三神社 』。

もともとは天台宗の寺院・日月寺で、現在は出羽三山の摂社となっている。




御由緒によると、嘉禄二年(1226年)、大和國から行脚してきた僧が当地に宿泊。

発心して一宇を建立し、月山への道を開いた。

その後、参詣者が増加し、嘉慶元年(1387年)には大寺を建立。月山への登拝口として修験道の拠点となり、月山神社の別当寺院として尊崇を集めた。


さらに時代が流れて江戸時代には、上野東叡山輪王寺の直轄末寺として寺号を長耀山日月寺と称し、天台宗に属す。

直轄末寺であったため、住職は代々東叡山から任じられたそうだ。

日月寺は当初、真言宗の寺院であったが、羽黒山寂光寺が江戸幕府・徳川家に保護されていた天台宗に改宗したのにあわせて、天台宗へと改宗したらしい。


修験道の拠点、月山神社の別当寺として尊崇を集めた日月寺だったが、経済的には決して豊かではなかったそうだ。

というのも、度重なる火災により改修・再建を行う必要があったため。

記録に残っているだけでも、寛文七年(1667年)・延享元年(1744年)・天保七年(1836年)と、三度もの火災で焼失している。

そのため、現在の建物は天保十二年(1841年)に再建されたものなのだそうだ。



その後、明治二年に神仏分離令が発布されると、明治三年にはいち早く廃寺し、日月寺の寺号を返上。

神社として社務所がおかれるとともに、羽黒山・湯殿山の御祭神も合わせて主祭神とした。

こちらの神社は比較的早いうちに神社への転換を決定したためか、廃仏毀釈の影響が少なく、日月寺の本堂がそのまま拝殿として使われるなど、伽藍など寺院の構造が良好な状態で残る結果となったそうだ。


往時の修験道をしのぶ史跡として評価されたのか、平成十二年には拝殿(旧本堂)が国指定の重要文化財になっている。




さてさてさて。

湯殿山神社をお参りした後は、時間的なこともあって車を福島方面へ。

ただ、まっすぐ帰るにはもったいない。そこで、


「湯殿山にお参りしたんだし、せっかくの機会だから摂社にもお参りしておこう!」


ということで、西川町の岩根沢地区に向かいました。

月山インターから西川インターまで1区間だけ高速に乗って、そこからは一般道へ。

西川インターからは車で10分くらいだったかなあ。


この日は平日に休暇を取ってお参りだったんですが、湯殿山神社はそれなりに参拝者が居たのに対して、こちらの参拝者は自分らだけでした(´・ω・`)


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     【 参道入り口の門 】

非常に立派な屋根を持った、入口の門。

こちらはもともとお寺だったためか、鳥居じゃなくて門なんですねえ。

出羽三山の摂社ということで、月山の『卯歳御縁年』ののぼりが立っておりました。


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こちらは門に掲げられた額。『 湯殿山 』と刻まれています。

月山の登拝口だったから、月山の扁額なのかと思ったら湯殿山……

位置的に湯殿山の方が近いからですかねえ。


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門の中に掲げられた、天狗の面。

左側はカラステングですか。

修験道の山伏は修行をして験力を身につける……そうなので、それが天狗と結びついたのかもしれませんね。


さあ、門をくぐって見えてくるのは国指定重要文化財の拝で……ん……?


んんんんーーーー?



……ちょ、ちょっと!

真っ白!真っ白じゃないですか!拝殿がまっしろですよ!?

これは一体!?


と思って、門のあたりを見てみると……


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こんな看板が(´・ω・`)


なんてこったい……

上野国一の宮・貫前神社にお参りした時も、上総国一の宮・玉前神社にお参りした時も改修工事してたっけ(´・ω:.;.:.....

ツイてないというか、タイミングが悪いのかなあ。


そんなわけで、今回のお参りでは社殿の画像はほとんどありません(´・ω・`)


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参道の石段をのぼって、上から門を見下ろした様子。

おお、なんとも特徴的な屋根。


『コー……ホー……』とか言いそうなフォースの暗黒面に落ちた暗黒卿のマスクみたいな形。


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参道左手の木々。

地面には苔がびっしり。

こういう一面緑色なところって、ついつい撮っちゃうんですよねえ。


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     【 拝殿 】

工事中なので、外観は撮影できませんが一応拝殿前までは行くことが出来ます。

やっぱり、もともとお寺の本堂だったところを必要最小限の改築だけで神社にした経緯があるので、建築もどことなくお寺らしい風貌がしますね。


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拝殿に掲げられていた額。

こちらも『湯殿山』と金色の文字で書かれておりました。

金色の龍が囲んでいたり、中央に御神紋の三つ巴とは違う紋があったり。

やっぱりちょっとお寺らしい様子ですよね。


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で、拝殿の工事の様子はこんなあんばい。

うーむ、唐破風とか撮りたかったんだけど、残念。


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さて、拝殿前から出て、建物の右側の方へ。

こちらはお寺の建物をそのまま神社にしたので、拝殿が独立していなくてですね。

社務所(庫裏)と一続きの建物になっているんです。

大きくて立派な、傾斜の急な屋根。

いかにも雪国の建物といったよそおいですな(`・ω・´)


しかし、右側の方を見ると二階部分もあるみたいで……

こういう建築の神社なんてなかなか無いので興味がありますねえ。


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社務所の前から拝殿方面を見た様子。

案の定、サイドもきっちり布で覆われててまったく見えませんでした(´・ω・`)


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     【 社務所 】

で、こちらが社務所の入口。

この岩根沢三山神社では、参拝料300円を支払うことで拝殿内部での参拝が出来るんです。

珍しい建築だけに、これはぜひ内部でお参りした方がいいかと。


そんなわけで、参拝料が必要なところなので、拝殿内部の画像は撮ってません。

お寺の御堂と神社の融合というか、なんとなく不思議なところでした。



さて、無事に参拝も済んだので、社務所で御朱印を……

……と思ったんですが、この日は宮司さんがおでかけしてて不在(´・ω・`)

授与所のおばちゃんが「書き置きのでよかったら…」と言ってくださったので、書き置きのものを頂きました。



(↓こちらはクリックで大きく表示されます)
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で、頂いた御朱印がこちら。

初穂料は300円。

月山の開山が卯歳ということもあって、『奉拝』という文字の代わりに『卯歳御縁年』という文字が。

こう書かれているのはきっと卯歳だけでしょうから、ちょっと嬉しくなっちゃいますね(´∀`)

ちなみに、頂いた際に日付を記入して頂けなかったので、日付の記入は無しです。

自分で書いても良いんでしょうけど、なんだか自分の字を書き入れるのがもったいなくて(;´・ω・`)



仙台・福島方面から羽黒山や湯殿山をお参りすると、帰りがけに位置する神社。

しかも出羽三山の摂社ということなので、ぜひお参りしてみてはいかがでしょうか。







■ 岩根沢三山神社への地図



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◆ 神社の情報



岩根沢三山神社     いわねさわさんざんじんじゃ


御祭神 : 月読命、稲倉魂命、大山祇命、大国主命、少彦名命

社格等 : (出羽三山神社 摂社)

鎮座地 : 山形県西村山郡西川町岩根沢94