廣瀬神社(福島県大沼郡会津美里町) | ゴシュインデイズ

廣瀬神社(福島県大沼郡会津美里町)

廣瀬神社(ひろせじんじゃ)。



福島県大沼郡会津美里町に鎮座。
御祭神は宇迦廼御魂之命(ウカノミタマノミコト)、田心姫命(タゴコロヒメノミコト)、湍津姫命(タギツヒメノミコト)、市杵島姫命(イチキシマヒメノミコト)、若宇迦売命(ワカウカメノミコト)。

明治二年、会津本郷・白鳳山に祀られていた「向羽黒神社」「宗像神社」「稲荷神社」の三社を合祀し、その遥拝殿として広瀬神社と名を改め、町内の人々がいつでも参拝できるようにと現在地に建てられた。
旧会津本郷町の唯一の神社であり総鎮守として崇敬されている。

大正五年の本郷大火の際に全焼。
翌々年の大正七年に再建。
しかし昭和三十八年、豪雪により社殿が倒壊。
翌年九月に再建された。

ちなみに合祀された各神社については下記の通り。


・向羽黒神社
天平年中、行基が東山湯本に東光寺を建立し、羽黒権現を勧請。
その後、広永二十一年(1414年)、羽黒権現を岩崎山に遷し、栄禄四年(1561年)葦名盛氏が現在地に遷したのだという。

・宗像神社
由来については明確ではないものの、社伝によると筑前・宗像大宮司が南青木組花坂の里にこの神を奉祀したところ、神託によってこの岩崎山の中腹に勧請したのだという。

・稲荷神社
羽黒神社の末社であり、履歴ははっきりしないものの、出世稲荷と呼ばれ崇敬されたのだとか。


ちなみにご由緒の中に出てくる岩崎山。
戦国時代にはこの地を支配した葦名氏によってかなり大規模な山城が築かれていたそうで、平成十三年には国指定の史跡となっている。
向羽黒山城跡について詳しくはこちらから。



さてさてさて。
すっかり夏の繁忙期で更新が滞ってしまっておりました。
休日出勤連発で代休いつ取ろう…むしろ消化しきれるのか……といった感じです(´・ω・`)

そんなわけで、今回の記事は会津美里町(旧会津本郷町)の廣瀬神社です。





【 鳥居 】
石造りの明神鳥居。
社号標もそうでしたけど、「廣瀨神社」と全て旧字体で彫られているんですね。


【 手水舎 】
こちらは境内に入ってすぐ右手、鳥居をくぐる手前にある手水舎。




【 狛犬 】
鳥居をくぐった先、拝殿前にある狛犬。
眉のモコモコ感が可愛らしいですね。








【 拝殿 】
そしてこちらが拝殿。
現在の社殿は昭和三十九年に再建されたもの。
大雪で倒壊したあと、氏子らの寄進によって造られたとのこと。

画像の中で、拝殿の隣に車が停まっておりますが…
こちらは宮司さんの乗ってこられたお車です。
私がお参りに行った時にはお勤め中だったのか、拝殿の中におられました。


【 本殿 】
こちらが御本殿。
御本殿の隣あたりに社務所があるのですが、宮司さんは普段は手児神社におられるようですのでご不在の時が多いのではないかなぁ、と。

もし居られたとしても、多分御朱印は手児神社でいただく形になりそうです。
私が参拝したこの時も宮司さんはいらっしゃいましたが、印自体は手児神社のほうにあるとのことでした。


【 境内社 】
社殿の向かって右側にある境内社。


さてさてさて。
そんなわけで無事お参りも済んだわけですが、先程から記載の通り、御朱印はこちらにはありません。
宮司さんのいらっしゃる手児神社さんに伺ってお願いします。



そんなわけで頂いた御朱印がこちら。
いただく際には手児神社の御朱印と合わせてお願いいたしました。

いろいろと検索してみると、会津本郷焼の窯元さんがたからも崇敬されているようで。
神社の向かい側にある床屋さんの看板もインパクトがありますので、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。



◆神社への地図

※会津本郷郵便局の斜向かいあたりが境内。



◆神社の情報

廣瀬神社    ひろせじんじゃ

御祭神 : 宇迦廼御魂之命、田心姫命、湍津姫命、市杵島姫命、若宇迦売命
社格等 :
鎮座地 : 福島県大沼郡会津美里町本郷上甲3064-1