天照神明宮(福島県伊達市保原町)※5/3加筆修正
平成28年5月3日 加筆修正
御祭神・ご由緒について宮司様にお話を伺ったので修正いたしました。
記事部分については前回アップ時のそのままです。
天照神明宮(てんしょうしんめいぐう)。

福島県伊達市保原町に鎮座。
御祭神は
御祭神は撞賢木厳之魂天踈向津比売命(ツキサカキイズノミタマアマサカルムカツヒメノミコト)。
誉田別尊(ホンダワケノミコト)、武甕槌命(タケミカヅチノミコト)。
社格は郷社に列格。
今を遡ること一千余年の昔、上保原村出身の「三日市次郎太夫」という神主が伊勢の神宮で修行をしたのち、郷土である上保原の地に神殿を建て、御神体をお祀りしたというのがはじまり。
ある年、大洪水が発生。
川の氾濫によって上保原の神殿が流されてしまう。
その際、御神体は現在の鎮座地である宮下の地に流れ着くものの、ここで不思議なことが起きる。
なんと!あれだけの洪水だったというのに、御神体は少しも濡れていなかったのだ!
「これはすごい御神徳だ!ぜひあやかりたい」
と思った村人たちは、当地に新しくお宮を建て、御神体をお祀りしたのだという。
(※現在の鎮座地ではないんですが、昭和61年に『8・5水害』で現在の伊達市の梁川町を中心に、保原町の一部でも洪水の被害を受けています。
洪水って昔だから起きてるわけではなく、つい最近でも発生してるので過去の歴史に学ばなきゃなぁ…と思いますね。)
その頃の神明宮は境内が百間四方(一間が1.8mなので、一辺がおよそ180m)もあり、拝殿では白繭の蚕を初めて飼ったことから『白繭神明宮』と呼ばれていたのだそう。
(※ちなみにその後もこの地域は養蚕が盛んで、製糸・織物が栄えました。
現在も伊達市はニット製品関連の製造・販売が多く営まれています。
さらに付け加えると、最初はJR東北本線は保原・梁川方面を走らせる予定だったのが、
養蚕に必要な桑畑への蒸気機関車の煤煙の影響から猛反対を受けて、
現在の路線になったらしいです。)
戦国時代に入った頃、殿様が神領地を巡見していたところ、重い病気にかかってしまう。
しかし、その後夢枕に神明様が立たれ、そのお告げによってたちまち病気が快癒したことから、社殿の建て直しを命じられた。
それにより、正徳三年(1714年)に「天の下を明るく照らしてくれる神様」として、現在の『天照神明宮』という社号に改称する。
明治以降はその尊崇の篤さから郷社に列格した。
さてさてさて。
例によって参拝したのはずいぶん前。
今年の初めころにお参りした、保原町中心部の天照神明宮をご紹介。
こちらの境内に御由緒が刻まれた石碑があったんですが、ところどころ読み取れない部分があったのでネットでちょっとこちらの神社について検索したんですね。
そしたらさすがインターネット!
何件か御由緒らしきものがヒットするじゃあないですか!
でも、そこを見てみると、御祭神が「撞賢木厳之御魂天疎向津比売命(天照大神荒魂)」と書いてありまして……
石碑に刻まれた御祭神の説明にはしっかり「御祭神は天照皇大神であります」と刻まれているのを読みとれたんですが……
もしかしたらおいらが見た石碑の他に御由緒書きがあって、そちらには記載されているのかもしれないですけど……この時は未確認だったということもあっての「だと思う」表記です。
うちのブログでは石碑準拠で天照皇大神さまということで。

【 鳥居 】
石造りの大きな神明鳥居。
冬のすっきり晴れた青空で、鳥居の色も引き立ちますね(´∀`)
ところで、なんで正面からじゃなくこんな変なアングルから撮影したのかというと。

鳥居の前がこんな感じだからだったりします。
正面からはどうやっても全体像が入りません(´・ω・`)
【 手水舎 】
鳥居をくぐってすぐ左手にある手水舎。
冬の寒さの厳しい時だったからか、水は出ておりませんでした。


【 拝殿前の左右の狛犬 】
比較的新しそうな造りの狛犬。
台座の石もかっちり、ピカピカでした。
こういった新しい狛犬が奉納されるってことは、それだけ今もなお崇敬されている神社ということですねえ(`・ω・´)




【 拝殿 】
かなり間口の広い、大きくて立派な拝殿。
とても郷社とは思えないくらいのサイズでびっくり。
注連縄もほら!見てよ!この長さ!
社号標や御神燈を見ると、御神紋は三つ巴なんでしょうかね。
現在の拝殿は昭和四十一年に建立されたものだそうで。


【 本殿 】
こちらもまた、大きくて立派な本殿。
神明宮で天照皇大神さまが祀られているためか、伊勢の内宮と同じく千木は内削ぎですね。
ちなみに現在の本殿は明治二年に建立したものなのだとか。
それ以前の拝殿は慶応の保原大火で焼失してしまったそう。


【 境内社 】
社殿の左側にずらりと並ぶ境内社。
一番左の社殿だけ周囲を柵に囲まれていて立派な造りだったんで、「おや、内宮と外宮ということ?」と思ったんですがこちらは妙見社とのこと。

鳥居の右側あたりにある、石碑の数々と大きな木。
冬の寒い日に撮影したためか、葉を落とした木の枝たちが太陽に向かって手を伸ばしているように見えますね。
……と、そんな境内の風景を撮影していたら、拝殿の中から御祈祷を終えて宮司さんが出ていらして。
「今この時こそが機!」とばかりに御朱印をお願いしました。
実はこちらの神社、4度ほどお参りしているんですが毎回宮司さんがご不在だったんです (;´・ω・)
本務社なので御自宅も境内にあるんですが、お忙しい方のようですねえ。

で、いただいた御朱印がこちら。
「おいくらお納めすれば・・・」と伺ったものの、「うちではもらってないんで」ときっぱり断られてしまいました。
ちなみに。
以前、宮司さんご不在で頂けなかった際、奥さまにちょっとお話を伺ったんですが。
どうもこちらの神明宮、結構遠くからも御朱印を頂きに来る方がいるそうで。
以前には青森から来た人も居るんだとか。
青森……
同じ東北だから近いような気もしますけど、行こうとすると何気に東京に行くより時間も距離もかかるんですよね。
ちなみに福島在住の私は青森には2回しか行ったことがありません。
一回は高校の部活で、もう一回は仕事で……
青森の神社とか行ってみたいもんです (´・ω・`)
あ、あと有名なキリストの墓にもw
■ 天照神明宮への地図
◆ 神社の情報
天照神明宮 てんしょうしんめいぐう
御祭神 : 撞賢木厳之魂天踈向津比売命・誉田別尊・武甕槌命
社格等 : 郷社
鎮座地 : 福島県伊達市保原町字宮下1