黒沼神社(福島市松川町金沢)
黒沼神社(くろぬまじんじゃ)。
福島市松川町金沢に鎮座。
御祭神は沼中倉太珠敷命(ヌカクラフトタマシキノミコト)、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)。
社格は旧郷社。
延喜式神名帳に名前の残る、『陸奥國 信夫郡 黒沼神社』の論社の一つ。
前回の記事の『黒沼神社(浅川)』 からは約2キロほどの場所。
車で移動すると10分もかからずに到着する程度なんだけど、おいらの使っているカーナビのゴリラ様では「金沢黒沼神社(かなざわくろぬまじんじゃ」で検索しないと到着できないのでゴリラユーザーはご注意を。
正しい地名は『金沢(かねざわ)』なんだけど…… (´・ω・`)
ちなみに境内にご由緒書きが無かったので、由来等については分からなかったため今回は省略ということで……
こちらの神社は『羽山ごもり』という神事が有名で、国指定の重要無形文化財になっている。
この神事は、縁起によると平安時代、神社近くに大きな蟹や大蛇が生息し人々に害を与えていたので、神社に籠り神のお告げを得てようやく退治することに成功したことから始まったというもの。
千数百年の間、農民が神の託宣を受ける祭事として、古来の原形に近い様式のまま伝承されているため、重要無形文化財として国から指定を受けたんだとか。
ちなみに、大きな蟹が生息していたということで蟹沢(かにさわ)と呼ばれていたのが転化して現在の地名、金沢(かねざわ)になったらしい。
神社に籠る神事ということで、神社の神明井戸で朝夕身を清めないと籠り屋や羽山に立ち入ることができないそうで、この神事の参加者も金沢に住まう男子のみなんだとか。
以前は七日間籠っていたそうだが、現在は旧暦の11月16日~18日の三日間に行っているそうだ。
現在はその神事を見学することも可能。
宮司さまの奥さまの話によると、昨年はわざわざ京都から見に来た人や大学の研究者もいたらしい。
地域に根ざした、長い歴史を持つ重要な神事ということがここからもよく分かる。
さて、そんなこんなで境内のご紹介を。
いつもは御朱印をいただいた日の画像でご紹介してますが、今回はいろんな季節の画像が混じってるのでちょっと統一感がないかもです (;´・ω・)
石造りの明神鳥居。
鳥居の柱と同じ列に参道の木々が立ち並んでいて、見た目にも美しい。
まるですべてが計算されたかのような配置。素晴らしいね。
【 参道 】
参道の両脇にずらっと並んだ木々の間から差し込む光がきれい。
秋と冬の写真で画像としては統一感は無いけれど。
石畳で整備された参道も良いけれど、こういう雰囲気の参道も大好きです。
【 手水舎 】
柄杓がずらっときれいに並んでいて素敵。
この画像の日は雪が積もっているくらい寒かったので、手水舎の水も凍っていました。
自然な風合いを生かした造りが風流で素敵。
【 狛犬 】
拝殿前の左右の狛犬。
見たところ比較的新しいもののようだけれど、台石の自然石を生かした加工が趣きがあって素敵。
それはそうと、なんで右側の狛犬を撮影した時はこんなにブレたんだ (;´・ω・)
今度行ったら狛犬だけ撮りなおしてこよう。うん。
【 拝殿 】
シンプルな意匠の拝殿。
それだけに鈴の綱の紅白の色が鮮やかに映える。
黒地に金色の文字が鮮やか。
こちらの黒沼神社も延喜式内社の論社の一つということで、『延喜式内本宮』『名神小社』などの文字が。
覆い屋に囲まれた本殿。
【 境内社 】
拝殿の左手にある境内社。
この神社、国道4号線のすぐ近くなんだけれども、木々に囲まれているせいかすごく静かな環境。
境内社の周りは特に木々が多くてよりいっそう、そういった印象を受ける。
福島氏銘木保存樹林に指定されているらしい。
ただ、スギだから花粉症の人にはつらいのかな (;´・ω・)
注連縄が巻かれていたので気になって近づいてみると……
こんなにたくましく育った木なのに。
生命力っていうのはすごいねえ。
さて、そんなわけで無事に参拝も終えて、社務所へ。
御朱印をお願いします。
こちらの神社では、参道左手の御自宅兼社務所で対応していただくようになります。
で、いただいた御朱印がこちら。
こちらは式内社ということで『山の中の総社 延喜式式内社』という文字が。
山の中の総社というのは神社の雰囲気にぴったりの言葉で素敵。
ちなみに初穂料は結構です、とのことでした。
でも、なんだか申し訳ないのでお賽銭箱に気持ちをお納めしておきました (´・ω・`)
こちらの神社、参道や拝殿の周りの雰囲気が素敵なので、その後も時々お参りに行っています。
今回の地震の後も鳥居や石灯籠には影響がなかったようで何よりでした。
■ 黒沼神社(金沢) への地図
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◆ 神社の情報
黒沼神社 (くろぬまじんじゃ)
御祭神:沼中倉太珠敷命、日本武尊
社格等:郷社、延喜式内社(論社)
鎮座地:福島県福島市松川町金沢字宮ノ前45




















