安積国造神社(福島県郡山市)
安積国造神社(あさかくにつこじんじゃ)。
福島県郡山市に鎮座。
御祭神は和久産巣日神(ワクムスビノカミ)、天湯津彦命(アメノユツヒコノミコト)、比止禰命(ヒトネノミコト)、誉田別命(ホンダワケノミコト)、倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)。
社格は旧県社。
和久産巣日神は神生みにおいて、カグツチを生んで大やけどを負ったイザナミノミコトの尿より生まれた神。
五穀豊穣の御利益が大きいらしく、伊勢神宮外宮の御祭神・豊受大神の父神。
天湯津彦命はニニギノミコトが天降られた際に随行した神で、比止禰命の先祖である神。
社伝によると、第十三代・成務天皇の五年に勅命により当地の国造(くにつこ)に任ぜられ、安芸の国から赴いた比止禰命が安積国の神として和久産巣日神と、自身の御祖神である天湯津彦命を、赤木山にお祀りしたのがはじまり。
その後、第二十代・安康天皇の二年に比止禰命が合祀され、国造神社と呼ばれるようになった。
明治五年(1872年)には赤木山から現在の鎮座地に奉遷され、県社に列格している。
うーむ。
神社を建てた人までが祀られているというのは、私が行った神社では初めてですな。
どこからどこまでが神話の出来事なのか分からないですけど、とにかく古い歴史を持つ神社ということは間違いないということで。
でも、古い歴史があるのに、延喜式内社になってないんですよね。ここ。
そのあたりがちょっと不思議だったり。
一の鳥居があるのは、拝殿からけっこう離れたところ。
駅前の商店街の中にある感じ。
うすい百貨店から駅寄りに2、3本目の路地。
鳥居の幅ぎりぎりに商業ビルがある風景がちょっと新鮮。
そういえばこちらは注連縄がないのね。もうその役割を果たしていないということかな?
社号標の県社の文字の上からは左三つ巴の社紋がかぶせられている。
社格を消している神社が多いけど、こちらではこうして上から被せたんだろうか。
こちらの鳥居は先ほどの一の鳥居から直進、国道4号線を渡ったところにある。
石造りの神明鳥居。
石が黒く汚れているのは、国道沿いで排気ガスの影響によるものなのかなあ。
下半分が黒かった。
例えるなら……そう、みのもんたの顔くらい黒い。
ああ、顔だけじゃなく腹も以下略
なんだかこの狛犬、毛がクルクル巻きまくりですな。
全身ドリル的な感じ。
でも触ったらちょっと柔らかそう、と錯覚してしまうような造形。
水をためている自然の岩の形がなんだか素敵。
まるで杯のようだね。
こちらの鳥居は手水舎のとなり、石段の中ほどに位置している。
時期が時期なせいか、後ろの紅葉した木々と注連縄が同系色で溶け込んでいる感じ。
車が境内に停まっているのが見えるけど、こちらは北側の車両参道から入れば境内に駐車することも可能。
周囲は有料駐車場ばかりなので、車で参拝の予定の方はチェックしてみてください。
三の鳥居をくぐって左手にある神楽殿。
ちょっと。飾ってあるオカメの面が怖いよ。
というか、デジカメの人物の顔認証モードでオカメの面がキッチリ認証されるんですが。
そう思うとスマイルしているように見えてくる不思議。人の心ってちょっとした事で錯覚しちゃうもんだよね。
全体的に黒く重厚感のある色彩の拝殿。
ところどころの金の装飾がかえってその重厚さを引き立てている感じがする。
屋根の社紋には例の×印(直違)があるということは、ここも二本松藩の保護を受けていたということですな。
郡山の総鎮守ということで、参拝客の姿もちらほら。
かなり大きな規模の本殿。
周囲には末社があるので、そちらのお社のあるところまで行かないと見れません。
ちなみに末社にもお参りしたんですが、画像は撮り忘れた模様。ううむ。
こちらの鳥居の末社は向かって左手なので安積天満宮かと。
御祭神は菅原道真公の他に、この神社の宮司家に生まれ江戸幕府の昌平坂学問所教授を務めた、安積艮斎が祀られている。
で、その安積艮斎先生の像。
こちらの神社には艮斎先生記念館があり、多数の資料が納められているとのこと。
さて、境内を一通りお参りして社務所へ。
御朱印を頂きます。
で、いただいた御朱印がこちら。
ビシッとしていて威厳のある文字。素晴らしい。
御朱印を頂いて、境内を出ようとしたら神職の方が落ち葉の掃き掃除をしておられた。
そうだよね。紅葉は見ていて綺麗だけど、これが大変ですよね。境内も広いし。
いつも清浄な空間に保たれているその努力に感服です。
■安積国造神社への地図
※北側、さくら通り沿いの車両入口から入ると、
境内に何台か駐車するスペースが。
JR郡山駅からも徒歩数分の距離。
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