山津見神社(福島県相馬郡飯舘村)
山津見神社。
福島県相馬郡飯舘村、虎捕山に鎮座。
御祭神は大山津見神(おおやまつみのかみ)。
ちなみに、大鏑矢神社と同じく、この時もまだ御朱印のまとめブログをやるなんて思ってなかっ以下略
社号標とか鳥居とか撮り逃してしまいました。
鳥居は石造の明神鳥居だった気がします。
後冷泉帝の御代、永承六年(1051年)の創建。
奥州に下向した 『 源頼義(みなもとのよりよし)公 』 が、当地に一大勢力を構えていた 『 橘墨虎(たちばなのすみとら) 』 という賊を討伐する際に、夢の中で山の神のお告げを聞いたのをきっかけに打ち果たしたことから山頂に山の神の祠を建てたのがはじまり。
橘墨虎を捕まえたことから、この山は虎捕山と呼ばれるようになったという。
で、この橘墨虎という男。
かなり強い。
人並み外れて大きな体躯に、物見台を設けて周囲を警戒する知能犯。
しかもそれだけじゃない。神通にたけており、常に数多くの部下を引き連れている。
一度は頼義公の軍に破られ現在の宮城県亘理まで単身敗走するも、再び戻ってきて反撃をする執念深さまである。
墨虎はこの辺りの土地には詳しく、神出鬼没でさすがの頼義公にも捕えることができない。
そんな悩める頼義公に助けを出したのが山の神様。
「墨虎を討ちたいならば、白狼の足跡を追っていってみなさい」というお告げをくださった。
頼義公はさっそく部下の藤原景道に追跡を命令。
山中の険しい道に狼の足跡を発見し、それを追っていくと岩穴に潜んだ墨虎を発見し、無事に討ち果たすことができたという。
この話を聞いて、頼義公よりも橘墨虎に惹かれてしまう私。
いやだって、大活躍しすぎでしょ。悪者って話だけども。
悪役が魅力的だと物語に華があると思いませんか。
思えば子供の頃はウルトラマンや仮面ライダーでも怪獣や怪人を応援してた気がします。
そういえば、仮面ライダーの主題歌って、
「せまるー ショッカー 地獄のぐーんだーん♪」
って、主役のライダーより敵の紹介から始まるんですよね。
これって一体どうなのよと思うんですが。どれだけ迫ってるんだ、ショッカー。
そんなどうでもいいことはさておき、境内の紹介へ。
この神社は駐車場がかなり広い。
第1、2、3くらいまである感じ。びっちり止めたら200台、いやそれ以上?300台は停められるかも。
それだけ多くの人が集まるということなんだろう。
もっとも、付近に公共交通機関が無いというのも大きいんだろうけど……
で、広い駐車場の割と拝殿方面に近いところに車を停めてしまったので、参道途中から。
参道の両脇に立ち並ぶ杉の木が美しい。
こうした道を通ると、それだけで気持ちがきれいになる感じがする。
……花粉症の人はそうでもないのかもしれないけど。
太い木材が使われている手水舎。
もっと細い柱のところも多いんだけど、ここの手水舎はがっちりしてる。
山の神らしい威厳がある。
境内は地面に細かい石が敷かれていて、これがちょっと深め。
歩いていると足をとられる感じなくらい。
こちらが拝殿。
パソコンで見てくださってる方は是非クリックして大きめの画像を見ていただきたいのだけど、
拝殿前にいるのは狛犬じゃないんだよね。
最初は見た目から「キツネ?でも宇迦之御魂じゃないし、なんでそんな…」と思ったのです。
でもこれ、よく見てみたらオオカミ。
そう。墨虎を捕まえる時に山の神様の御使いとして足跡を残したという狼が御眷属となっているらしい。
拝殿内部にも天井には様々な姿の白狼の絵が描かれているんだけど、拝殿内だから撮っていいものかどうかと撮影せず。
白狼も御眷属として信仰の対象になっているらしく、山津見神社のお守りなどにも描かれているそうだ。
そこまで現地では確認しなかったのだけども。
ちなみに拝殿のすぐ裏に本殿があるのではなく、拝殿横から25分ほど登っていった先の虎捕山山頂に本殿がある。
虎捕山はけっこう険しい岩山らしいので、そんな登れるような装備じゃなかった私は断念。
西会津の大山祇神社 も里宮から奥宮まで徒歩1時間くらいの登山だし、大山津見神を祀る神社はそういうところが多いのかなあ。
さすが山の神様。
かなり立派な社務所。
それもそのはず、福島県内だけじゃなく山形や宮城、新潟など近隣の県からわざわざお参りに来る崇敬者も多いらしい。
宮城県の神社をお参りした時に宮司さんとお話すると、私がお話しした範囲ではやたら山津見神社の名前が挙がるんだけど、そういった部分もあるのかもしれない。
で、いただいた御朱印がこちら。
シュッとした感じで、なんだかとても上品な感じ。
今度お参りする時はちゃんと鳥居や拝殿前の白狼を撮影して、本殿のところまで登ってみたい。
■山津見神社への地図
大きな地図で見る







