新宮熊野神社・その1(福島県喜多方市)
新宮熊野神社 その1 (参拝日 平成22年10月8日)
その2 紅葉の様子 (参拝日 平成19年11月18日)
その3 紅葉の様子 (参拝日 平成22年11月7日)
新宮熊野神社。
福島県喜多方市慶徳町に鎮座。
御祭神は熊野三山の家都御子神、熊野速玉大神、熊野夫須美大神。
本宮・新宮・那智の三社を祀っている。
社格は明治四年に旧郷社、昭和二年に旧県社に昇格。
社殿によると、1055年に源頼義・義家の親子が「前九年の役」で陸奥征討に赴く際、
武運長久を祈って紀州熊野から勧請創建したのが始まりとのこと。
その後、「後三年の役」の際、再び源義家によって新宮の地に遷座され、現在に至っているという。
新宮熊野神社が全盛期のころには百人以上の神職が常住するほど繁栄し、
東北の地における『熊野』の名を広く知らしめたそうだ。
瓦屋根(?)のついた鳥居。
私がまわった神社では珍しい。
鳥居も神社の種類によっていろいろ変わる、ということだけは知ってるのだけど。
どういう鳥居がどういう神社かまでは知らないんだよね。
八幡神社と稲荷神社の鳥居の種類が違うのは知ってるけど、
どっちがどうだとかまでは把握しきれてない。
理解したらいろいろ面白い発見もあるんだろうなあ。
さて、この新宮熊野神社。
鳥居をくぐって、さあ参拝……というわけにはいかない。
拝観料がとられるんです。
というのもこの神社、神仏習合の頃の名残か境内に観音堂やら文殊堂がある。
そのため、仏像や梵鐘などが納められた宝物殿が併設されているのだ。
拝観料がとられるのはそういったことも背景にあるのだろう。
鳥居から向って左の社務所へ拝観料300円を支払い、境内へ。
鳥居から拝殿までの参道は結構長い直線だ。
掃き清められていて気持ちがいい。
喜多方市も名所としてバックアップしているだけに、管理が行き届いているのだろう。
さあ、拝殿が見えてきた。
この拝殿は『長床』と呼ばれており、国の重要文化財に指定されている。
長床は……うーん。舞台のような形と言ったらいいんだろうか。
一段高くなって、等間隔に柱が立っていて、本殿の真正面にあたる場所には小さな祭壇がそなえられている。
太い柱が等間隔に並んでいる様はそれだけで美しい。
質素で古風なおもむきでありながら、荘厳で力強さがある建築だ。
ちなみに長床は当初、平安時代に建築されたが、
江戸時代に入ると大地震によって崩れてしまい、1614年に会津藩の蒲生忠郷が旧材を用いて再建した。
この長床が拝殿ということで、この場で参拝。
参拝後、長床のうしろに歩く。
階段を上がると、熊野三社の本殿が見えてきた。
階段が苔むしていて、森の精気というか息遣いを感じそうなたたずまい。
本殿前の階段から、長床を振り返った景色。
木々の緑と茅葺きの屋根のコントラストも風情がある。
こちらは長床の前の大イチョウの木。
樹齢はなんと600年とのことで、喜多方市の天然記念物の指定を受けている。
帰りに社務所に寄って、御朱印をいただく。
……が、神職の方はおらず、紙に書いたものならばあるとのこと。
そこでいただいた御朱印がこちら。
これは……文字の部分はちょっと……
明らかに印刷のようなんですが……
い、いやいや、御朱印なのだから「朱の印」の部分が大事なんだよ。きっと。たぶん。うん。
ありがたく頂戴して、車に備えておいたノリで御朱印帳に貼り付けた。
……というのが新宮熊野神社についての1回目の記事。
さて、次回 は大イチョウの葉で黄金色に染まる、秋の長床の画像をお届けします。
■新宮熊野神社(福島県喜多方市)までの地図
◆ 神社の情報
新宮熊野神社 しんぐうくまのじんじゃ
御祭神 : 家都御子神、熊野速玉大神、熊野夫須美大神
社格等 : 県社
鎮座地 : 福島県喜多方市慶徳町新宮字熊野2258









