以前に「レジェンドが新鋭に勝つ」というのを書きました。前将棋連盟会長で54歳の佐藤康光9段が、今をときめく新鋭、21歳の伊藤匠7段に堂々たる勝利を収めた、という話です。


現在の将棋界は藤井聡太さんが全8タイトルを独占し、頭一つ抜けた存在と言えるでしょう。内容的に彼と互角の勝負ができるのはおそらく数人しかおらず、そのうちの1人が新鋭の伊藤7段であり、まさに今最も注目されている若手棋士であることは異論のないところだと思います。そして、その伊藤7段に、もはやレジェンドとも言うべき佐藤9段が快勝したのですから、私も年齢に伴う衰えを言い訳にするのは恥ずかしい、と思ったわけです。


ただ、その伊藤7段でさえ、先月ブログを書いた時点で藤井さんには11戦全敗、それほど藤井さんが抜けた存在でした。ところが、あれからひと月ほど経ちますが、伊藤7段は叡王戦というタイトル戦でついに藤井さんに初勝利を挙げると、続く対局でも藤井さんに勝って連勝、何と藤井さんをカド番に追い込んでしまったのです。

昨年から藤井さんはタイトル戦で18連勝という途轍もない記録を続けていて、タイトル戦で連敗するのも初めてなら、負け越してカド番に追い込まれるのも、もちろん初めてです。ひと月前にはこれから5〜10年くらいは藤井1強時代か、などと言われていて、藤井さんからタイトルを奪取することはまず難しいだろう、と私自身も思っていました。ところが、意外と早く実力拮抗のライバルが登場したのかも知れません。


次の藤井vs伊藤は再来週になりますが、もし伊藤7段が勝つようだと、大ニュースになるでしょうね…


さて、先週は出張から戻り、まずまずのペースで勉強できました。


5/65/12  合計18.0時間(全て倒産法)


今週も引き続き倒産法に取り組んでいます。今週いっぱいで倒産法を一段落させて、来週からは論文試験の過去問の復習をする予定です。