4月から始まったNHKの朝ドラ「虎に翼」を見ています。まだ女性の人権が認められていなかった旧民法時代に、法曹を目指して前向きに頑張る女性の物語で、モデルは女性初の裁判官の方だそうです。ヒロイン伊藤沙莉さんの演技が素晴らしく、つい感情移入してしまい、最近は画面に彼女が出てくるだけで何故か涙ぐんでしまいます。歳を取ると涙もろくなると言われますが、自分でもそのことをつくづく実感します。


さて、今週から(予備試験でなく)司法試験の過去問を教材にして勉強しています。完全な答案作成はしていませんが、一応答案構成を考えて、箇条書きにポイントを書き留めてから、出題趣旨と採点実感をしっかり読む、というやり方です。まだ憲法、行政法、民法を1問ずつやってみただけですが、非常に勉強になると同時に、レベルの高い答案を書くことの難しさを痛感しています。予備試験の出題趣旨と比較して、司法試験の出題趣旨と採点実感は、かなり突っ込んだ内容にまで解説・言及があり、答案作成上のアドバイス⁇も充実しているので、いわゆる「優秀答案例」でも、実はかなり突っ込みどころがあるのだな、ということがわかります。自分の作成した答案メモなどでは、全然ダメだな…と自信をなくしてしまうところがある反面、具体的な改善ポイントがわかるので、気持ちがスッキリするのも事実です。


GWまでの短い期間は、司法試験問題を教材に勉強しようと思っています。GWに入ると東南アジア、欧州、南米、と海外出張が立て込むので、あっという間に短答試験になりそうです。