キャブセットの総括 | Are 油冷dy? 「あ~ゆ~れぃでぃ?」

Are 油冷dy? 「あ~ゆ~れぃでぃ?」

後期油冷GSX-Rに乗ってます。
1991 M なので、タイトルの「M」はここから来ております。
10年間、Yahoo blog に記事を綴ってましたが、終了につき、こちらでお世話になります。


色々、やってみた結果…


低開度から高開度までキッチリと合わせたい方は、やはりJN仕様(ジェットニードル仕様)のキャブが合ってるかなぁ?





mjn仕様のキャブはの良い所は…

霧化性能がずば抜けて良い所、これはJN仕様のTMRとかFCRに比べて飛び抜けて優位な所と、セッティングが大分ズレていても、普通に走る許容範囲、

例えば、激濃いセットでマフラーから黒鉛

吐いてるのに普通に走るし、、


キャブのボア内で流速が1番高いのはボアの中心(全開時)だと思います!



ガソリンの吸出しを、流速が高い中心から…と言うのが、mjnノズルの考え方ですね!




私の例で言うと…


純正キャブよりも、激リッチなセッティングのTMR-mjnの方が燃費が良いのです!

まぁ、これはセッティング次第って所もありますが…


セットしてるmjnノズルに開いた穴が個々のエンジンにビシッと合って居れば…それこそ最強キャブなのでは無いかな?

個体差や状態(エンジンの)や走り方によってセッティングは異なりますので、1番良いのはそのエンジンに合った特性の穴をmjnに開けて行くって事ですかね?


すなわち、ワンオフのmjnノズル!


そんなの不可能ですよね…

もの凄い高価な物になると思われます〜


2年位前かな?

ヨシムラさんが、セッティング用ノズルの

「mjn-pro」ノズルを21種類発売してくれましたが、それでも種類的には少ないかな?


構造上、

ここの開度凄く合ってるけど…

違う開度はもう少し調整したいが出来ないのが残念😢


まぁ、今回は何となくは良い方向に向かいましたが、ツーリングで1番使う開度付近の話しです。

劇的リッチ状態が解消されて、凄く良くなりましたが、

今回…苦肉の策で、

JN仕様のキャブで言うニードル領域をMJで調整してみました。

って言うか、MJで調整せざるを得ない感じでしたので、

全開領域はリーンに出るのでは無いかな?



そうなると、更に適切なmjnノズルの選定が必要ですね!


全開時のmjnの穴の位置と大きさとMJセットが基本になり、他の開度に適正なノズルが選べれば、良いのですが…



ある方から、質問を受けて〜

どうやってセッティングしているのか?

教えてぇ〜

と言われたので…

気が向いたらblog記事に書くよ!

って、言っちゃったので…


本当は、【感覚】でセットしてますよ!

って言いたい所ですが…


私のやり方を書いときます!

※ド素人が趣味の範囲内でのセッティングなので、

参考程度にしてください。

何か有っても、責任は取れません!

自己責任の範囲でお願い致します。


まずは…

空気とガソリン比率について…

理論値は空気14.7に対しガソリン1(質量)

以下、A/F(AIR/FUEL ratio) 14.7と記載


理論空燃比は完全燃焼するとされている値です。


実際は、出力空燃比を目指します。

出力空燃比とは…

ガソリンエンジンで1番力が出る空燃比です。

アイドリングや加速時にはこの「出力空燃比」を目指します♪


空冷、油冷、水冷とか吸排気の状態、エンジン特性とかにもよりますが…

おおよそ、出力A/F=12.5辺りとされてます〜!


実際、油冷君で目指しいるのは12.5〜13位でしょうか!


キャブでの調整はアクセル開度を

全閉から全開をいくつかに区切り各パート毎に調整して行きます。

強制開閉キャブの場合

アクセル開度=キャブのスライドバルブの開き具合

全閉—-1/8—1/4—1/2—3/4—全開

ってな具合かなぁ!


さて、私の場合、四輪用ですが【A/F計】と言うのをバイクに取り付けて油冷君の実空燃比を測定しております!


現状のA/F値をリアルタイムで表示してくれる優れ物ですね!

センサーはBOSCH製O2センサーなので〜計測精度は良いはず!



排気ガス中の酸素濃度を測定して、実空燃比を出している様です。

センサーの取り付ける位置とかにより、若干実際と多少のズレはあるでしょうから、参考程度に付けましたが、コレが中々の精度なのじゃ無いかな?


なんて最近思ったりもしております。


自分の感覚で出したセッティングの答え合わせにも

また、数値からセッティングして、感覚にて微調整

なんて使い方も出来ますもんね!


まぁ、mjn仕様も良い所は多々有りますが、現状、ツーリング仕様では良い感じ、何故ならばmjセットにより、リーンに振っておりますので、本来のMJ領域では

激リーンな予想なので〜

実際は3/4開度以上は封印的セットなのです〜😅


MJ領域にMJ番手を合わせると…

JNキャブで言う

JN領域では激リッチになる訳なんです〜


すなわち、MJ領域を合わせたMJで

低開度から中開度で程良い穴のmjnノズルを見つけられるか?

が答えかな?


そんなの不可能です〜😎😎😎


ストリート、ツーリングで1番よく使う領域、JN径の調整的なパートが弄れないのは、やっぱり頂けないですね!


mjn仕様に限界感じました…


コレを機に、ちょっと仕様変更を企んでおります。


①現状のTMR-mjnを中身だけJN化!


 非分解部分を外しての換装となりますので、メーカーのOHが受けられなくなるのが難点、Vシールを部品で出してくれればなぁ!この「Vシール」と言うのが曲者で、FCRで言う「リップシール」スロットルバルブの全閉時(アイドリング)混合気をスロー系から行う為、メインボアから空気を吸わない様にする為のシール。


ゴム的材質なので浮動バルブに合わせて動き、機密を保つ感じ?


ここのシールが機能して無いと、メインボアから二次エアー吸って、パイロット系からガソリンが吸出し出来なくなり、薄くなってアイドリング回転数が極端に上がってしまいます!


FCRはスライドバルブ側に付いていて、シールも部品として手に入ります(500円程度)TMRはボディ側に付いてます。

ボアの外側に溝が掘ってあって、そこに嵌め込まれています。シールリングを介して浮動バルブとの密着シールしてますが、

このシール単体では部品が出ないのです。

メーカーに送ってのOH対応となります。


因みにメーカーに送ってのOHの場合

基本料金…約2諭吉+tax

メーカー的に交換した方が良いと判断した部品が有った場合、有無を言わさず交換されてOH費用はどんどん高額になっていきます。

平均的OH費用は約5諭吉+taxから8諭吉+taxとされてます💦

構造上、このシールを取り換えるには中子部分を外しての交換になるので〜



つまり、中子のビスはトルクスでとまっていて、このビスに工具を当てた形跡が確認されると、メーカー的にOHを受け付けてくれなくなるのです!

⭕️部分がそのビス



中子を外す🟰OH対応不可

TMRの場合ボディ側にスライドバルブのベアリングが付いてますが此方も同様!


非分解部分です。

⭕️がビス部分




② TMR(JN仕様)を買い直す!

ヨシムラの車種簡易的セッティングバージョンではなく、ミクニのオーナメントの物!

コレが一番理想的かなぁ!

mjn→JN化の場合

現状のTMR-mjnは新品導入から結構使ってますので〜

スライドバルブ側の減り(低開度部分)💦が気になります!

スライドバルブを変えるのだったら、全て新品にした方が良いかも!

セッティング幅は1番狭く、少しナーバスな部分もある様ですが…

決まれば加速感も1番かと!

その他

スロットルがFCRよりも軽い、加速ポンプの調整がやり易い(タイミング、量、ジェットも選べる)

ただ、OHの件とFCRも弄ってみたいのが

悩みどころ。

  



③FCRに浮気する!

此方も魅力的!何しろセッティングパーツの入手度は断トツ!

セッティングのし易さにも定評が有りますし!

ただ、ジェット類を新たに集めなくてはなのがなぁ!




④純正キャブに戻す


油冷君の純正キャブは負圧では有りますが…口径は40mmの

ミクニ BST40SSキャブ!


此方も、捨てがたい…


ただ、32年物なので〜やれてる部分を全て新品部品にするとなると、費用的には1番かかると思うし、強制開閉の加速感も音も整備のし易さを体験してしまうと…

もう、純正負圧キャブには戻れない感も有ります。



まぁ、これから暑い時期なので〜

取り敢えず、現状を少し弄って騙し騙しで



どうするかは、決まっていますので〜

秋以降、涼しくなってからトライしたいと思います♪